能郷白山(1617M) 平成26年9月28日(日) 晴のち曇
今日は山仲間が能郷白山へ行くと聞き、私も便乗させてもらう事にした。能郷白山は2004年の6月に登って以来、約10年ぶりである。その時は小雨やガスなどの酷い天気で、独り黙々とただ登ったというだけ。なので大げさに言えば、その時のリベンジという意味もあった。それにR157は土砂崩れなどで通行止が多く、行ける時に行かないとなかなか次の機会は巡って来ない気がした。

敦賀から温見峠までは、大野から行っても根尾から行っても距離はほととんど同じ。なので岐阜側の酷道とも言われる道を通ってみたいので、根尾の樽見駅で皆さんと待ち合わせる。天気も良さそうだ。

ドルフィーさんの車に乗せてもらい、黒津付近が通行止の関係で迂回路の猫峠経由で向う。途中の小白木山の登山口や、前から気になっている屏風山への林道を教えてもらいながら、車中はいろいろな話題で賑やか。無口で気が弱い私は、皆さんに付いていくのが精一杯だった。。
(^^ゞ

道は福井県側の冠山林道に比べればマシだが、時間が掛かる。樽見駅から温見峠まで1時間少々も掛かった。日曜という事もあってか、すでに峠付近には多くの車が停まっていた。



峠では強い風が吹いていて気持ちが良かったのだが、登山道に入ると不思議とピタリと止まる。細いながらもいい雰囲気のブナ林だ。木漏れ日が美しく、すでに輝きを失いつつある人達を照らす。みたいな!(^^ゞ



急登が始まる。前回来た時は雨に濡れ滑り易く難儀した記憶があるが、今回はわりと楽な感じがする。先頭を歩くドルフィーさんは調子が悪いようで、時々休みながらゆっくりと登って行く。

揖斐川町からの団体さんと、抜きつ抜かれつを繰り返す。話好きな人が多い賑やかな団体さんだ。



標高が上るにつれ、色付き始めた木が目立ってくる。赤い実を付けたナナカマドも多い。



やがて道が緩やかになり、展望が開けてくる。すぐ後方に大きく見えるのは姥ヶ岳だが、この「姥」という言葉を言う時にはどうしても気を使ってしまう(笑)

昨日噴火があった御嶽山を見ようと目を凝らすが、残念ながらどうしても見えない。合掌!



途中からリンドウがポツポツと咲いていたが、この辺りは特に多い。アキノキリンソウも同じように咲いている。

この斜面だけが特に色付いている気がする。ナナカマドの葉は、すでに茶になってしまったものも多い。



涼しい風が吹く天空道だが、意外に山頂までダラダラと長い。



三角点のある山頂に到着。ここは展望がないので、集合写真だけ撮って先の祠へと向う。

能郷谷からの登山道は綺麗に草刈りがしてあり、単独の女性が登って来る。道は問題ないが、熊が怖かったと言う。いつか歩いてみたい道だ。



祠周辺には多くの人が休んでいる。ガスが少しずつ湧いてきて、展望はだんだん悪くなっていくようだ。

片隅を借りて宴会?の始まり。出るわ出るわの数々の食材に、周囲にいた人達もビックリしている。御馳走様でした。太って帰るのは間違いなし!
(苦笑) 結局食べ終わる頃には誰もいなくなり、私達が最後になってしまった。(^^ゞ



帰り際に、地元のドルフィーさんに山座同定をしてもらう。伊吹山、南方面はわりとよく見えるが、残念ながら白山など福井県側はほとんど見えなかった。



急坂を慎重に下りて行く。やっぱり滑り易い。(^^ゞ



少しバラバラになりながらも下山終了。私達だけの車が残っている。また樽見駅まで戻るが、やっぱり長かった(笑)

越美県境の山でなかなか行き辛い能郷白山だが、皆さんのおかげで10年前のリベンジを果たす事ができた。


山行時間 9時00分~14時50分 MAP GPS軌跡  ドルフィーさん 福ちゃん のこさん あさひさん





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