清滝山(439M) 1月8日(木) 晴  チーさん
今日も仕事明け。今年はなるべく無理をしないようにと思っていたが、早々から思っただけになってしまった。(^^ゞ 天気も?どうも一日ズレている。そんなわけで、急遽チーさんとの1月の定期をする事にした。これが前夜に決められるのだから、とても北陸と関西の人間との話とは自分でも思えない(笑) ま、チーさんもちょうどウロウロ?出掛けるつもりでいたらしく、青春キップもしっかり確保してあった。

行き先は、米原市にある清滝山。ここは古い山渓の分県登山ガイドに紹介されていて、展望がかなり良いとの事で以前から気になっていた。駅からのアクセスも良い。しかし、新しい分県ガイドでは何故か外されてしまっている
(苦笑) ここだけでは疲れ気味の私でも物足りないので、すぐ近くの野瀬山もついでに登る事にした。この山の山頂には、浅井氏が美濃を警戒するために長比(たけくらべ)城があった。チーさんにはルートやらを調べてもらい、全部準備してもらった。私は言うだけだったのでありがたい。(^^ゞ

米原駅で30分程待たせてしまったらしいが、たまにはそれものんびりできて良いだろう。\(`o'")  清滝へはR21を関ヶ原に向けて走ればすぐである。案内板の通り車を走らせ、清滝寺徳源院の駐車場に停める。駐車場からはアンテナ群が建つ山頂がよく見える。おぉ〜青空が眩しいぜ!(笑) 

東から上る周回コースにしたいのだが、道標が全然ないのでよく分からない。滋賀県指定自然記念物の柏槇(ビャクシン)の木などを見ながら東へ適当に歩いて行く。畑仕事をしていたお婆ちゃんがいたので尋ねてみたが、どうも聞く相手を間違えたようだ
(苦笑) 洗車をしてた男性に聞いて今度はバッチリ!民家の間から入って行く。

植林地を抜けるとすぐ山道になる。道はしっかりしているが、急坂のうえに溜まった落ち葉で滑り易い。10cmは沈む、ふかふかの落ち葉だ。寒いのか?暑いのか?今日はどういった服装できたらいいのか分からなかった。雪があるのかないのかも分からないし、一応1月なので冬の格好で来たのが間違いだった。暑くて仕方がない。・・身が無い人はいいが。。\(`o'")

尾根に上がると道は緩やかになる。「山の神」と書かれた場所は少し開けていて、清滝の集落などが見下ろせる。しかし、何が山の神なのかがさっぱり分からない。
(^^ゞ

木々の間から伊吹山を見ながら広く快適な道を歩く。暖かい陽射しを受け、気分は極楽。先日降った雪が僅かに残っている。

笹が現れ小さなピークを2つぐらい越すと、目の前に山頂にあるアンテナ群が見えてくる。

登山口から40分程で山頂に着く。標高差が270Mぐらいしかないから、そんなもんだろう。いろいろな放送局の中継所になっているようだ。

三角点のある山頂は広く、100人ぐらは楽に弁当を広げられるだろう。学校の遠足なんかにももってこいだ。また、草木がほとんどない北側と南側の展望が素晴らしい。南は霊仙など鈴鹿北部の山々、養老山地、遠く岐阜や名古屋の街なども少し見え、その奥に白いアルプスらしきものまでが見える。眼下には清滝や柏原などの街並が広がり、次に登る野瀬山もよく見える。たった400Mちょっとしかない低山とは思えない展望だ。

北側の展望は、目の前に大きな伊吹山が圧倒的な迫力で迫ってくる。伊吹山全体を近くから見るには、もしかするとここが一番なのかもしれない。それから左へ金糞岳、己高山、横山岳など湖北の山々、さらに左に白く雪の被った赤坂山近辺が見える。はっきり分からないが、野坂岳も少し見えるような気がする。こちらも凄い展望で、あっちを見たり、こっちを見たりと・・忙しい(笑)

山頂には「火点場」と書かれた場所があり、ここは清滝の大松明で使われるようだ。天気も良く風もないので、眼下の街並を見ながらまったりと食事をした。

西側から下る。広い道沿いには電柱が等間隔で立っており、電線になったような気分で下って行く(笑) 途中に「調子口」と呼ばれる開けた場所があり、ここからは山頂や琵琶湖、比良の山並が薄っすらと見える。

稜線から外れて急斜面をジクザグに下って行く。ここは日陰になるのか・・雪がかなりまだ残っている。道はドロドロで、滑って転んだりしたら後の責任は持てない(笑)

途中に「西国三十三箇所第一番 青岸渡寺聖観世音石仏」と書かれた分岐があり、100Mぐらい登った先の大岩の下に石仏が祀られていた。
・・何方かは石仏愛好者だから当然行くわな\(`o'")

下りるのも当然早い。清滝神社の横に下り、気持ちの問題だと無賽銭で参拝する。・・これじゃ願いが叶うわけがない。f(^-^;

すぐ横には徳源院(清滝寺)があり、京極氏の菩提寺、桜や紅葉でも有名らしい。「道誉桜」と呼ばれる大木も見事だ。

先程の残りの石仏群があるらしく、行きたくはあまりなかったが仕方なく付き合った。
(^^ゞ 発掘調査らしき場所を通ってまた山に少し入って行くと、残りの三十二の石仏が並んでいた。しかし、これらがある意味が調べても分からない。別の道で、周回するような感じで車に戻る。

登山としては物足りないが、予想以上の展望の良い山で大満足だった。まだ周囲にはいろいろと史跡あり、時間を掛けてゆっくり見て周るとまた面白いだろう。
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 <休憩を含む行程時間>
 駐車場(10時15分) → 登山口(10時26分) → 山の神(10時44分) → 山頂(11時02分〜12時50分)
 → 調子口(12時58分) → 清滝神社(13時23分) → 石仏群(13時38分) → 駐車場(13時47分)
 
 <所在地>
 滋賀県米原市清滝
  MAP  GPS軌跡






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