権現山(996M) 平成25年1月30日(水) 雪  みれさん
先日の愛宕山の帰りに比良の付近を走っていた時、みれ殿が「権現山って、まだ登ってないのよねぇ〜」とふと呟く。そんな呟きを聞いてしまった以上、私は性格的に無視する事ができない。過去を振り返ってみても、みれ殿とはまだ一度も比良の山を登った事がない。鈴鹿より遥かに近いのになぜか? うーん、いくら考えても・・分からん。そんなわけで、いろいろ天気に悩まされ迷ったりもしたが、結局最初の予定通り比良の権現山に行く事にした。

朝6時にまた小雨の降る敦賀を出発。ところが朽木に入っても、いっこうに完全に止む気配がない。花折峠に近付くにつれ、それがだんだんと細かな雪になってくる。今日は回復するはずだからいずれ止むだろうと、自分達の都合のいいようにばかり考え、国道沿いの冬季だけ使える待避場に車を停めた。

準備をして国道を少し戻り、右手の旧道へと入って行く。



積雪は、この時期にしたらやはり少ない。新しい踏み跡があるので、どうやら先行者が一人いるようだ。犬もいるのか?(笑)

10分程歩いて道標から谷筋に入る。



堰堤などがある谷沿いの道は、程良く締まったトレースの上に数センチの積雪で歩き易い。

上部は植林の中の斜面を、ジグザグに登って行く。



アラキ峠に到着。周囲は真っ白で雪が止む気配はない。細かい雪なので気にならないが、みれ殿は珍しくカッパを忘れた事に気付く。この時も天気は何れ回復すると信じていた。(^^ゞ

左折して尾根筋の急登が始まる。ガリガリに凍っている箇所もあるが、アイゼンまでは必要ない。この先も植林が続く。



特に急な斜面はジグザクに登って行くが、この付近は吹き溜まりになっていて膝ぐらいまでごぼる。木の根も出ていて厄介だ。先行者はスノーシューに替えたようだが、私達は面倒臭いのでそのまま進む。一応私はフル装備をしているが、みれ殿の時は先行してくれているのでまず使う事がない。みれ殿が後にいると、何となく不気味で落ち着かないのだ。これは皆に言われるらしい(笑)



斜面が緩やかになって植林を抜けると、山頂まであと僅か。しかし天気は相変わらずだ。(^ ^;



山頂に到着するが、見事に真っ白け!(^ ^; 薄っすら見えるとか、ちょっとぐらいお情けがあってもいいと思うのだが、素晴らしく?360度全く何も見えない。ゴメン、私のせいかも?f(^_^;  視界は50メートル程で、琵琶湖などの展望がいいのに残念だ。相変わらず気にならない程度の雪が降り続いている。風があまりないのでそんなに寒いと思わないが、珍しくみれ殿の頬が少し赤く寒いと言う。○のせいで弱くなったのだろか?(^^ゞ\(`o'")  状態が良ければこの先のホッケ山や蓬莱山ぐらいまで足を延ばすつもりでいたが、いくらカッパを忘れなかったとしても行く気にはなれない。まだ9時20分だが、すっぱり諦めて下山する。



急な分、下りは速い速い。途中で登って来る単独者に会うが、きっぱりと期待を持たせないようにする。山での優しさは禁物なのだ(笑)



1時間程で車に戻ったが、余分な荷物だった食材を消化するにはまだ早い。



時間潰しにドライブがてら途中から和邇に抜け、安曇川付近から湖岸道路を走る。車から度々比良の山を眺めてみても、やはり厚いガスに覆われていて安心する(笑)

今津の入口付近で寒くなさそうな人気のない東屋を見つけ、ここで昼食を取る事にした。ワンパターンの鍋だが、節分が近いのを考慮したのか、みれ殿の手作りのお寿司が輝る。このせいで例え待ち合わせの時間に5分ぐらい遅れても、誰も咎める事はできないだろう
(笑) 美味しいので私がほとんど食べてしまった。(^^ゞ 今日も山での消費エネルギーを完全にオーバー!これでは痩せられるわけがない。(^ ^; 御馳走様。


こんなわけで今日は残念だったけど、一応一つの山頂は踏んでいるし、たまにはこういう事もあるだろう。私のせいかもしれないが、また頑張りますので許してね!
(苦笑) 

 
休憩を含む行程時間
 駐車場(7時50分) → 旧道入口(7時53分) → 谷分岐(8時00分) → アラキ峠(8時30分)
 → 山頂(9時20分) → アラキ峠(9時55分) → 駐車場(10時35分)

 所在地
 滋賀県大津市葛川坂下
   MAP  GPS軌跡





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