養老山笙ヶ岳(〜908M) 3月10日(火) 晴のち曇一時雨  みれさん
今日は岐阜方面だけが晴の予報だったので、かなり前から一度は行かねば!と思っていた養老山に、だいぶ肩の具合が良くなってきてうずうずしているみれさんと出掛けた。この山域の道は、遊歩道のように整備されているので安心のような気がした。適当に山を選んでいるように思えるかもしれないが、これでも私なりにいろいろ気を使っているのである。(^^ゞ ここは何れkayoさんに案内をしてもらう予定だったため、kayoさんにもその辺は了解をしていただく。本当は一緒に来てもらえると大変ありがたいのだが、残念ながら所用で無理との事だった。

コースは一応、三方山〜小倉山〜養老山。少し戻って、笹原峠〜モミジ峠〜笙ヶ岳とする。時間あれば、養老の滝も見学したい。みれさんは以前、婦人会か何かで養老公園へは来た事があるらしい。ま、何れにせよ遠い遠い遥か昔の事である。
\(`o'")  7時半、頭ナビで細い道を上り、うまく滝上の駐車場に着く事ができた。この駐車場は平日は無料だが、休日は千円も取られる。情報で分ってはいたが、管理人がいない様子を知るまでは気が気でなかった。(^^ゞ 空は予報通り、眩しい青空が広がっている。例えこの先何かあっても、もうこれだけで十分である。(^^ゞ

駐車場から今来た道を少し戻り、左手の鎖が張ってある林道へ入る。しっかりした道標がある。少し先の二股を左に下り、沢を渡って登山道になる。整備された階段混じりの九十九折の道を上って行くが、なかなかの急坂である。まだ朝早い時間なのに気温はすでに高く、20分も歩かないうちに汗が流れてくる。この頃日によって気温がかなり違うために、服はどうしようかと迷う事が多い。みれさんは寒いと思い、冬ズボンを穿いてきたらしい。おまけにその下にタイツまで穿いているので、「こりゃあかんわ!」と、裾を捲り上げる。

暑いが東向きで明るく、木漏れ日を浴びながらながら歩くのは気持ちがいい。やがて尾根上に乗ると道は緩やかになり、遊歩道のように広くなる。ふと獣の気配を感じ、左の雑木林の中を見ると、二頭の鹿がこちらを見ている。こちらが少し近付いても、一向に逃げない。みれさんを同類と思ったのかは聞いてみなければ分らなかったのだが、私達と暫く見つめ合ったままである。しかし、いつまでも鹿と見つめ合っていても・・刺激がなく面白くはない(笑)

8時50分、分岐から左へ少し上ったとこが三方山山頂で、180度開けた展望は素晴らしい。霞んでいるので遠望はダメだが、眼下には広々とした濃尾平野が広がっており、その中を木曽三川が緩やかな弧を描いている。風もなく暖かい。みれさんも上機嫌である。(右上の写真にマウスを!)

分岐に戻り、気持ちの良いリョウブ林の中を歩いて行く。ちょっとした坂は全て階段になっているが、不思議と不快感は感じない。

ミヤコザサが広がる笹原峠。少し進めば目の前には小倉山が丘のように見え、勿体ないぐらいの広々とした道が続いている。アセビの木が多く、花芽がかなり膨らんでいる。
(右上の写真にマウスを!)

9時22分、広々とした小倉山山頂に着く。立派なテーブルや案内板が立っている。この付近は公園になっているようで、少し西に行ったとこには東屋もある。展望も良く休憩をするにはもってこいの場所だが、先に目の前の養老山を往復する事にした。不思議な事に、この養老山地を境にして東側が晴れているのだが、西側の隣の鈴鹿はすっぽりガスがかかっている。

少し下って上り返すと、上石津からの林道と出合う。登山道は、かすめるように左側に付いている。

少し下ると分岐があり、山頂は右へ入って少し上ったとこだった(9時40分) 一等三角点があるが、残念ながら展望は悪い。みれさんは、見るものがないのを気遣ってか?・・滅多に見れないダンスを披露。
(右上の写真にマウスを!)  動画でお見せできないのが非常に残念である。ま、アフリカ民族の伝統的な踊りを想像してもらうといいかと思う。\(`o'")

休憩をしようと小倉山に戻るが、天気が急に悪くなってくる。風が強くなり、西側のガスが勢い良く流れ込んでくる。私を睨む・・みれさん!
(^^ゞ 東屋に向ってみるが、風が強くて寒く・・とてもいられない。信じられない事に、雨がポツポツと降ってきた。ケガのために重荷を避けたみれさんは、雨具を持ってきていない。笙ヶ岳の姿がよく見えるが、まだかなり距離がありそうだ。

風があまり当らない笹原峠まで戻り、様子を見ながら小休憩とした。みれさんは最近時間を持て余しているらしく
(自業自得・笑)和菓子も作っているらしい。美味しいイチゴ大福!小腹も空いていたので、立て続けに三つも食べてしまった。f(^-^; (右上の写真にマウスを!)

もし雨が強まれば笹原峠から引き返そうと思ったのだが、幸いな事に雨が止んでくれた。空も少し明るくなってきたので、予定通り笙ヶ岳へ向う。もしまた悪くなれば、牧場跡(アセビ平)からも下りられる。広い道のアップダウン、この道も階段が多い。所々にベンチが設置されている。

急な階段を下って11時05分、牧場跡に着く。ススキが生えて少し広くなっているが、牧場があったとはとても思えない。ここからすぐ林道にも出られる。道標に従ってモミジ峠へ向う。どうやら、もう雨は降りそうもない。
「kayoさん、助けてー!」と、みれさんが叫んだのが良かったのか!?(笑) 元々・・私のせい!?(^_^;)

さらに少し下ると、上石津からの大洞谷道との分岐にもなっているモミジ峠。笙ヶ岳へは、この谷を少し上石津側へ下ったとこに分岐がある。ちょろちょろと静かに緩やかに流れる水、木々の雰囲気ががらりと変わり、下草のない落ち葉で埋れた斜面にどこか癒しを感じてしまう。道は広く緩やかで、ベンチなども設置してある。

分岐から右に笙ヶ岳へと入るが、まだあと40分と書かれた道標に、みれさんは少々機嫌が悪くなる
(笑) すぐに渡渉してからは、道は今までと変わって細く山道らしくなる。前山をトラバースするように付けられた斜面の道は、所々崩れていてロープなどもある。

養老山地の中、ブナは笙ヶ岳付近にしかないらしい。マンサクやシキミなどの花が咲いている。
(上の写真にマウスを!)

長く感じるトラバースが終ると、最後は稜線まで枯れた沢沿いを上る。見た目はさほど急には感じないが、歩いてみるとなかなかの急坂である。私は意思が弱いのでの事は全然知らないが、あまり見かけない変った色の小石が多い。

稜線から左に少し行くと、養老山地の最高峰の笙ヶ岳山頂!(12時) 東側が少し開け、表山や裏山(多分)が見える。里山らしくちょうど正午のサイレンが聞こえ、それを聞いた途端にお腹が空いてきた。
(^^ゞ みれさんも、「腹減ったぁー!何か食わせー!」と、さも言いたそうな・・ ケガで重荷は担げないが、口は相変わらず一緒?(苦笑) 誰も来そうもない静かな山頂で、まったりと食事をした。

昼食中にも天気が目まぐるしく変り、霰らしきものが落ちてくる事も!
(^_^;) そうかと思えば、急に青空が広がったり!?・・全く掴みようのない天気である。

13時17分に下山。枯れた沢沿いを下り、斜面のトラバースに少し入ったとこで、前方遠くに見覚えのある服が目に入った。何と!・・kayoさんである。「何で分るんや!」と、みれさんは言うが、女性にすぐ反応するのは男の持って生まれた習性でもあるから仕方がない。
f(^-^;  kayoさんは、用事を済ませてからわざわざ来てくれたである。それも時間など全然分らないし、ましてこんなとこまで。。まさか来てくれるとは思っていなかったので、驚きと感激で言葉が一瞬出なかった。これは内緒だが、登山靴を忘れてまた家まで取りに帰ったらしい(内緒になってないけど(^^ゞ) 言葉では上手く言い表せないが、私の観念を超えてしまう人に間違いない。それに駐車場で千円の文字を見て思わず路上駐車をしようかと思ったとか!?それが無理なら午後からなので半額にしてくれ!と、交渉しようと思ったとか!?・・奥がとても深い!(笑) みれさんとは久しぶりの御対面で、かなり話が弾んでいた。

話をしながら一緒に戻る。幸運な事に、イチゴ大福がちょうど一つ残っていた
(笑) (上の写真にマウスを!)

モミジ峠から近道で林道に下りる。舗装がしていないのはありがたいが、九十九折の道は駐車場まで長かった。。
14時55分に駐車場に戻る。

まだ時間があるので、駐車場から階段を下りて有名な養老の滝を見に行く。垂直に落ちる滝は、水量も多く見応えがあった。

平日なのに、意外にも若いカップルの人達が多い。夕方近いのに次々と訪れる。kayoさんの話では大きな声では言えないが、ここはカップルで来ると○れる!とかいう噂があるらしい。という事は、○れたいならお勧め!?
(苦笑) 「あのなぁ、あんたは何時も何で普通の解釈ができんの?」 ・・お二人からまた冷ややかな視線を浴びてしまう。f(^-^;
駐車場に戻り、kayoさんとお別れする。天気はともかくとして(苦笑)やっと養老を歩く事ができて満足。お二人さんにはいろいろと御世話になった。感謝♪
展望などの写真はこちら!
 <休憩を含む行程時間>
 滝上駐車場(7時45分) → 三方山(8時50分) → 小倉山(9時22分) → 養老山(9時39分) → 笹原峠(10時15分)
 → 牧場跡(11時05分) → モミジ峠(11時10分) → 笙ヶ岳(12時00分〜13時17分) → モミジ峠(14時05分)
 → 林道出合14時13分) → 滝上駐車場(14時55分)
 
 <所在地>
 岐阜県養老郡養老町  MAP  GPS軌跡






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