夜叉ヶ池  平成26年6月24日(火)   ドルフィー あさひ yako
毎年ニッコウキスゲが咲く頃、夜叉姫に呼ばれるように訪れる夜叉ヶ池。今年は例年より少し早いという情報で、今日行く事にしていたのだ。夜叉姫には申し訳ないのだが、夜叉ヶ池ぐらいで人を誘うのは気の毒に思い、最初は独りで行くつもりだったのだが、あさひさんがいろいろ気を回してくれたようで、あれよあれよいう間に4人で行く事になった。大変嬉しい誤算である。あさひさんは岐阜側から登った事がなく、またyakoちゃんは家で閉籠り生活をしていたようなのでちょうど良いと思うのだが、ドルフィーさんは先々週にも来ているようだった。よっぽどヒマなのか・・ いやいや、きっと花が好きなんだろう。と思うようにする(笑)

私の家から岐阜側の登山口は、今庄より片道30K遠いだけである。あさひさんと木之本で待ち合わせて向う。こちらの林道は長いのだが、紅葉がとても綺麗だった記憶がある。林道脇には所々にササユリが咲き、歩かなくても見れるのが素晴らしい(笑)

今日は平日なので、駐車場も数台停まっているだけで静か。やがてドルフィー車が到着。ドルフィーさんと会うのは、今年初めて。体も口も、変わらずお元気そうで何よりです
(笑) 皆さんのおかげで、空は青空が広がりテンションも高い。



登山口から沢へ少し下って木の橋を二度渡る。こちらは今庄側と違って南向きなので明るい。

ヤマボウシの花が所々に咲いているが、ここでまたあさひさんに異変が起きる。ここにも毛虫がいっぱいいるのだ!
(笑) 後から聞いた情報によると、この毛虫はマイマイガ(毒蛾)の幼虫らしく、今年は大量発生しているらしい。今年はいろんなものが当り年!?(笑)



この時期、ササユリって羨ましいぐらいの人気者。見つけると皆さんが喜びますね。しかし先にも書いたけど、ここは林道沿いの方が多いです(笑)



沢沿いの斜面に付けられた道は、多少のアップダウンはあるものの広く緩やかで、話をしながら歩くにはちょうど良い。

ブナは少ないが、前方に見え続ける夜叉壁の景観もいい。今庄側の道とは全く違うが、それぞれ良さがある。



幽玄の滝に着くが、この上部の岩肌にもササユリが咲いている。

夜叉壁がだんだん目の前に迫ってくる。よく見ると、斜面に黄色いニッコウキスゲが咲いているのが分かる。それにしても、この素晴らしい青空!!!何とも言えませんねぇ~。これだけでも十分です!
(^^ゞ



夜叉壁の横下に昇竜の滝が見えてくる。

皆さんの目は、夜叉壁付近に咲くニッコウキスゲに釘付けです。



仕上げのスパイスのようなもので、県境稜線まで最後は岩場を登る。



稜線が近付いてくると、いよいよ目の前にニッコウキスゲの花が現れる。草原に咲くのもいいが、こうした岩場に咲くのもなかなか乙だ。




稜線はいろんな花が競演。イブキトラノオ、アザミなど。ただギボウシはこれからのようだ。ニッコウキスゲは二番花から三番花という感じでけっこう咲いているが、数自体は大当たり年を知っている者からすれば大した事はない。しかし、やっぱりこの青空が最高♪(しつこいですけど。。f(^-^;)



稜線で花を見ながら小休憩。これから夜叉壁ノ頭まで行き、折り返して夜叉ヶ丸へ行く事にする。三周ヶ岳への藪漕ぎは、肌が弱いので今日は遠慮したい。(^^ゞ また次回に行こう。



夜叉壁ノ頭から前方下に見える岩まで強引に誘う。嫌がっていたが、少しぐらい刺激があってもいい(笑)

誘いにyakoちゃんは無視するが、まだ若い子がいるから仕方がないよね。



気分は爽快だと思うんだけど??? 顔が引き攣っているような気も???(笑)



もう一段下の岩の上に何やらピンクの小さい花が咲いていたので、私が偵察に行くとシモツケソウだった(右上の写真にマウス) さすがに少しチビりそうに!?f(^-^;



稜線に戻り、ドルフィーさんがもう少し先にアカモノが咲いていたと言うので向かうが???でも10日前に満開だったなら、いくら何でももう無理でしょう!(苦笑)



鞍部に戻ってまた撮影タイム!(笑



斜面に咲くニッコウキスゲを見ながら夜叉ヶ丸に向う。



何度も立ち止まり、振り返って見る池と展望。やっぱりこの景色が最高だね!



夜叉ヶ丸に到着。能郷白山、蕎麦粒山など見えて展望はいいのだが、風がなくて暑い!昼食は池に戻ってする事にした。



池に着くと、不思議と風があって心地よい。池の淵にはサワフタギの花が咲き、モリアオガエルの卵がたくさんぶら下っている。



登山者は多くなく、池を眺めながらの昼食は快適。いろんな話題に花が咲いた。しかし、しかし、しかし・・・

何でこんなポーズをさせられるのでしょうか?
(汗) このポーズは奈良の山限定じゃなかった!? 先祖に申し訳なくて。。(^_^;



たっぷりと遊んだので下山する。緩やかな道だが、気温が上ったせいかだんだん暑くなる。時折り吹く風は涼しいのだが、すぐに止んでしまう。水場までが長く感じられた。



駐車場に戻ると、アスファルトの上にまで多数の毛虫が!!!じっと立っていると、這い上がってくる元気なヤツもいる。当然、誰かの叫び声が!?(笑)

今日は天気と花に恵まれ、本当に楽しく満足な夜叉ヶ池となった。皆さんには感謝♪



山行時間(8時20分~14時45分)  GPS軌跡





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