綿向山〜イハイガ岳〜竜王山 2月8日(日) 曇のち晴  単独
私の好きな山の一つの綿向山の霧氷を見るのが、毎年恒例になりつつある。しかし、好きなものからは相手にされないのが生まれながらの悲しき定めでもある。(^_^;) 「快晴の青空の下で、美しい霧氷が見たい!」 たったそれだけの願いなのだが、私にとっては果てしなく高きハードル。これほど難しいものはない!(苦笑)

ま、どうでもいいのだが、暖冬の今期、ラストチャンスと思って出掛けた。県境の温度計は4度を示している。これでは期待薄と、最初からすでに諦め気分だ。
(^_^;)

できるだけ温度が上らないうちにと、6時半に御幸橋駐車場に着く。今日は日曜だが、さすがにまだ誰も来ていない。目の前をシカの群れが走って行く。私一人なので、遠慮せずにシカたのないヤツら!と、叫んでやった。(^^ゞ

目の前の綿向山を見ると、やはり上部はすっかりガスに覆われている。気落ちしながら6時45分に歩き出す。信じられないぐらい雪は全くない。凍結箇所もなく、マイペースで登って行く。今日はお姉様方のお○を撮る必要がないので
(笑)立ち止まる事もなく、エサも一人分なのでザックも軽い。

五合目の小屋の手前に来て、ようやく多くの登山者によって踏みに踏まれた雪が現れてくる。上の方から風が唸るゾッとするような音が聞こえてくる。

7時50分、青いシートが張られた小屋に着く。入り口のドアを修理中らしい。薄っすらと下界が見えるので、登り始めの時より少し良くなったようだ。休憩ついでに簡易アイゼンを付けておく。

七合目の行者堂から冬道に入る。雪は締まって歩きやすいが、木の根元が出そうなぐらい少ない。黒々とした枝先は、霧氷のかけらも付いていない。登るに従って風が強くなってくる。帽子の顎紐をかけて飛ばされないように注意するが、「霧氷ナシ!展望ナシ!強風!」 すっかりお友達のいつものこのパターンを思うと、気分はだんだん落ち込んでくる。(^_^;)

うな垂れながら登っていると、枝先が何だか白っぽいのに気が付く。よく見ると、小さな小さな霧氷が付いている。登るに従って、その姿がはっきりと見えてくる。ガラス細工のような繊細な霧氷!
・・私にピッタリ!(^^ゞ 霧氷はこのぐらいデリケートな方がいい!と思うと、気分はかなり明るくなる。

繊細な霧氷のトンネルを抜け、8時45分に山頂に着く。風は少し弱まった感じで、雨乞岳や鎌ヶ岳も見える。景色を眺めていると、急に青空が広がったりなどして変化が激しい(左上の写真にマウスを!)

やがて男性が上って来て、写真だけ撮って消えて行く。私も記念写真を撮るつもりで三脚をセットしようとしたら?・・台座の下の部分からハンドルがもげてしまった!
・・とうとう三脚にまで馬鹿にされたか。。(_ _;)

イハイガ岳の分岐に向うと、さらに綺麗な霧氷が待っていた。青空が広がりそうになるのだが、寸前でまた雲に隠れてしまう。(^_^;)

イハイガ岳へはあくまでも状態を見てからという事だった。雪は少なく、また締まっていて全然問題ない。イハイガ岳へ向って気持ちのいい草原をどんどん下って行く。前日のトレースが薄っすら残っている。天気はだんだん回復し、雨乞岳、イブネ、タイジョウ、カクレグラなどがすっきり見える。しかし、このイハイ(位牌)ガ岳という名は少し可哀相な気がする。トンガリ山などどうだろうか?・・そのまんまだけど。。(^^ゞ

シャクナゲの木が群生する小ピークを二つ程越えるが、枝が邪魔で歩き難い。雪もあったりなかったりと、変化に富んでいる。

最後の鞍部から山頂へは直登はできそうもないので、左側から回り込むように急斜面を攀じ登った。雪の間から、イワウチワの葉が多数出ていた。

9時42分、イハイガ岳山頂に着く。山頂は狭く、5〜6人ぐらいが立って精一杯か。。南方面、綿向山がよく見える。またあれだけ登り返さないといけないかと思うと、イマイチ気分は盛り上がらない。少し休憩をして引き返す。

分単位に天気が目まぐるしく変る。雪原は美しいが、時折吹く突風に雪が舞う。寒〜い!

分岐に戻るが、見た目ほど登りは大した事はなかった。竜王山へと足を進める。

激下り、上り返し・・ 下りには雪はあるが、上りは雪がないという何とも困った道である。上りは南向きになるからだろう。アイゼンはそのままだ。。
(^^ゞ

竜王山までは、アップダウンのある案外長い道程である。ようやく開けた鉄塔に着く。目の前にはどっしりとした綿向山や、赤い屋根の小屋が見える。天気もだいぶ回復してきたようだ。それにしても、今日は日曜なのに誰とも会わない。

12時に竜王山の山頂に着く。遅過ぎる素晴らしい青空が広がっている。広々とした山頂を貸切って、おにぎりとカップ麺の昼食を食べるが、静かで陽射しが暖かく、ゆっくり昼寝でもしたい気分になってくる。(^^ゞ

下山はプラ階段を少し下りると、千畳敷と呼ばれる少し広い場所に出る。周囲は落葉が積り・・癒しの空間が広がっている。

気持ちのいいジグザグの道を下って行くと、まだ20分も経っていないうちにあっけなく林道に出る。

青空が広がった綿向山を眺めながら駐車場に戻ると、奥で帰る準備をしているお二人にすぐ気が付いた。忘年登山でも御一緒した、滋賀のmakotoさんとsumireさんである。カメラを向けながら声を掛けさせていただくと、近くまで私だと分からなかった様子!
(カメラで顔を隠すようにしてたので) ビックリする再会である。来た時に福井ナンバーの私の車を見て、遠くからご苦労さんだと思っていたらしい(苦笑) こちらに来る事が最初から分かっていれば、御一緒できたのに残念である。sumireさんからプリンをいただき、暫く話をしてお別れした。

諦めていた霧氷が少し見れ、イハイガ岳まで足が延ばせ、最後に山友さんにもお会いでき、とてもいい山行になった。
展望などの写真はこちら
 <休憩を含む行程時間>
 御幸橋駐車場(6時45分) → 五合目避難小屋(7時50分) → 綿向山(8時45分) → イハイガ岳(9時42分)
 → P962(10時55分) → 竜王山(12時00分〜12時36分) → 林道登山口(12時55分) → 駐車場(13時20分)

 <所在地>
 滋賀県蒲生郡日野町  MAP  GPS軌跡






HOME