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綿向山(1110M) 1月19日(木) 曇時々雪  チーさん
今年初めてのチーさんとの定期山行だが、直前まで2転3転する天気予報に大変困った。天気が良ければ綿向山が第1候補で、悪ければまた湖南近辺の低山ハイクにしようと思っていた。敦賀を出る時はまだ降っていなかったが、待ち合せの近江八幡に入ると空は暗く雪が降っている。「こりゃあかんで!」と近くの低山をガイドで確認する。(^_^;) やがてチーさんが来てお伺いをたてると、「どうせ雪なら綿向に行きまひょ!」と・・ちょっと意外なお言葉にビックリする。私が綿向に行きたいのを知っていたので気を使ってくれたのだろう・・と、私は勝手に解釈をしている(笑) 大通りしか知らない他所者の辛さ!朝のラッシュで混み合う道をチンタラと登山口へ向う。(^^ゞ 
日野町に入ると雪は止み、空も明るくなってきたような気がする。9時前に御幸駐車場に着くが、駐車場には1台しか車が停まっていない。やがてその車の持ち主さんが戻って来られ、滝の所まで行って写真を撮ってきたそうだ。地元の方のようで、今日は天気が悪そうなので登らないで帰ると言う。まあ、平日はこんなもんだろう。。(^_^;) ワカンを持ってフル装備で出発するが、思っていたより雪が少なそうな感じである。チーさんも一昨年にここへ来ているらしいが、こんな天然記念物の岩群があったっけ!?という感じである。(^_^;)
ヒミズ小屋から鉄橋を渡って登山道へ入る。杉林の中の緩やかなジグザグの道を登って行く。積雪は薄っすらとある程度だがかなり冷え込んでいる。この寒さはこの冬初めて感じる寒さだ。若狭はここより雪は多いがこれ程冷え込まない。凍っている箇所を避けて歩いていたが、積雪が少し増えてきた2合目と3合目の間でアイゼンを装着する。
冬ソナのチェ・ジウのつもり(怒)
フィギュアの練習(哀)
あざみ小屋のオッサン(ピッタリ)
3合目のあざみ小屋に到着する。新たに少し積った雪がサラサラのパウダースノー! サービス精神旺盛のチーさんが、定番になりつつあるポーズを披露してくれる。

                                   ・・・・別にいらんけど。。(^_^;)
5合目の小屋が近付くにつれて天気が悪くなってくる。雪が降ってきて突風が吹き・・寒い!小屋の中の温度計はー4度を表示している。小屋の中で少し様子をみてみるが・・変らない。ここでチーさんが止めようと言ったら止めるつもりだったが行く気満々のようだ。防寒服を着込んで出発する。すぐに美しい霧氷が現れる。去年よりイマイチのような気もするが、今年初めて見る霧氷にちと感激する。(^^ゞ チーさんが「こっちの方がええで!いや、あっちや!」とか凍りそうな口を必死に動かしている(笑)
写真を撮りながら緩やかな道を行くと・・すぐ行者コバに到着。静かに・・吸い寄せられるように祠に向うチー殿!さすが神仏フェチ!(笑) 杉林から広葉樹林へと変って益々霧氷がキレイだ。ここから尾根の冬道へと入って行く。この道はチーさんは初めてらしい。私をあんまり信用してないようだ。「信じる者は救われる」って言いますやんねぇ。(^_^;)
急坂を登り始めると、すぐに容赦なく強風と雪が襲ってきた。「ギャァー!飛ばされるぅー!寒いぃー!顔が霜焼けになるぅー!恨むぞぉー!クソSIVA!」(^_^;) ちょっと可哀相な気もしたが・・乗り掛かったフネである。いや・・オネだった。カネだったらいいけど。。コネも大事だ。ないのは○ネ!?もうシネってか!?あーあ、訳が分からなくなってくる。(^^ゞ トレースも消えかかったガチガチの雪。赤テープを頼りにひたすら登る。キレイなはずの谷の霧氷も、ガスに包まれ・・無表情!(^^ゞ 
凍えそうな氷の世界の山頂に到着。霧氷はそこそこだが展望は全くナシ!「私は以前にこれ以上はないという美しい霧氷と展望を見てるから別にええねん!」 ああムカつく〜(--;) 記念写真を撮ろうとしたら・・また吹雪!またやり直し。。もういい加減にしてほしい。人間はどうでもいいけどカメラが心配である(笑)
諦めていた展望だったが神は見捨てなかった。ガスがすぅ〜と上がって鎌ヶ岳の姿が! 「おおぉー!スッゲェやん!雨乞も見えてきたぞー!」 思わぬ展開に興奮気味。大した事はないのだが、先程の天候からは想像できなかったから余計である。シャッターを押す指に力が入ってくる(それまで凍っていた) 御池の方も見えてきた。やっぱり綿向にして良かった。。(笑)
鎌ヶ岳
霧氷越しに御池など
見事な霧氷
そろそろ食えない冷凍食品?になりつつあるとチーさんが言うので(笑)下山に取り掛かる。下りはあっけない。尻セードをしてみたかったが・・後の結末が分かってるから勇気がない。(^^ゞ 一気に5合目の小屋まで下って昼食とした。小屋では1組の御夫婦の方が、カップルでカップ麺を食べていた(チーさんのパクリ(^^ゞ) アイゼンを装着して今から山頂へ登るらしい。「吹雪ですよ。寒いし展望はダメだし・・」 やる気がなくなるような事ばかり言ってしまったが、それでもその御夫婦は出発した(スイマセン) 試食のつもりで持ってきたカニラーメン!肝心のモヤシ担当のモヤシがモヤシを忘れてしまった(笑) そのわりには焼豚の切り方が悪いと文句を言う。どうやら身体が解凍されたようで良かったけど。。(笑)
身体も温まり、後は緩やかな道を下って行くだけである。だんだんと下るに従って青空が広がってくる。さっきのあれは一体何だったのか?ちょっと悔しい。。(^_^;)

また今回もちと失敗だったか。。でも、これでまた行く理由ができるからいいのかもしれない(強がり(^_^;)) 
<休憩を含む行程時間>
御幸駐車場(9時05分) → 3合目あざみ小舎(10時15分) → 5合目小屋(10時40分)
→ 山頂(11時45分〜12時10分) → 5合目小屋(12時40分〜13時30分) → 御幸駐車場(14時50分)

<所在地>
滋賀県蒲生郡日野町  
MAP
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