頭巾山(871M) 4月30日(土) 曇のち晴 単独
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この時期にどうしても1度は見たい・・シャクナゲ♪ 去年は不作の年で不完全燃焼で終わったので、今年はどうしても見なければ気が済まない。何処の山へ行こうかと悩み、比良の堂満岳にしようと思っていたところ前日の夜になって「今年の堂満岳はもう少し遅いんじゃないか?」という情報が入る。これであっさりと堂満岳を諦め、確実に見られる頭巾山へ変更する。この山なら、前日に行かれたひろろとろろさんからしっかりと情報が入っていたので心配は無用だ。ついつい「石橋を叩いて渡る」ような性格が出てしまった。・・・誰も言ってくれないので自分で言わせてもらうけど。。(^^ゞ

朝起きてみると・・曇空!だんだんと天気が回復してくるのと、標高差が少ない山なのでゆっくり7時に家を出る。去年はついでにもう1座登ったが、今日はそんな欲を出す気分ではなかった。年を取るにつれて控え目になってきたようである。小浜市から名田庄へ入るが、ここから登山口までが案外遠い。ようやく見えてきた道の駅に立ち寄り、体調を整えてから(^^ゞ県道771に入る。小さな橋の手前で「野鹿(のか)の滝」の道標通り左の野鹿谷線へ入る。滝の所までは舗装がしてあるが、それから上は地道になる。今回はその地道がかなり荒れていた。車の腹を擦らないように慎重に進む。一瞬道を間違えたか?と思ったぐらいだ。登山口の道標の少し手前の広くなった場所に車を停める。連休中なのに誰も来ていないようだ。
涸れた沢を渡って反対の斜面に取り付き、杉混じりの雑木林の中をジグザグに登っていく。花を探しながら歩くが、スミレが少し咲いている程度。先日の舟伏に比べるとかなり淋しい。ようやくイカリソウを見つけるが、すでに盛期は過ぎてるようだ。
支尾根の端に登り着き、少し行くと右の斜面に赤くシャクナゲが咲いているのが見えてくる。咲いているのは最初から分かっているが、実際にそれを目の前にすると嬉しいものである。わざとややこしく言うと、子供が親から貰う誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントと同じ心境!?(笑) もう少し上から降りてみる事にする。しかし、一番手前の木までは降りれるが、それから20Mぐらい下の一番キレイな木までがどうしても降りられない。雑木がジャマして写真もうまく採れそうにない。美しい花には近付けないのである。・・これもまた世間と同じ!?(笑) 仕方がないので撮れる範囲で写真を撮りまくる。それにしても虫が多い。この急激な暑さで一気に孵化したのだろうか?小さな虫がカメラを構える手や腕に・・断りもなしに止まりやがる。・・反撃ができないのをいい事に。。 
シャクナゲが咲く岩混じりの尾根道を登っていく。でも、やはり先程の斜面に咲いている花が最高だった。道脇の花は小振りで色が少し薄い。風がないので暑く汗が吹き出る。まだ雲が多くて遠望はきかない。
大岩に近付くにつれてイワウチワがお目見えする。これもまた少し盛期を過ぎている感がある。そして突如として現れる大岩!「おぉぉー!いわや!」・・・書いていて恥ずかしいのは自分が一番よく分かっている。。(^_^;) 大岩から上は、イワウチワの群落が素晴らしい。ショウジョウバカマも一株見つけ、帰りに写真を撮ろうと思っていたが・・場所が分からなくなってしまった。ま、ショウショウハカマわないけど。。(まだ書くんかいな?(^^ゞ) 
主尾根、綾部からの道と合流して少し行くと山頂!イワカガミも少し咲き始めている。山頂への道は綾部(京都)からと美山町(滋賀)からの道もあるが、シャクナゲが見れるのはこの名田庄村納田終(のたおい)のコースだけである。
誰もいない静かな山頂。「頭巾山大権現」と書かれた祠が新しくなっていた。ニスが塗り立てのようで臭く・・山頂にはニスマッチだ。いや、ミスマッチだ。(^^ゞ 小屋は相変わらず壊れかけのままで、汚くてとても入る気になれない。だんだんと青空が広がってきてはいるが展望はイマイチである。八ヶ峰方面は見えるが青葉山方面がよく見えない。
写真だけ撮って下山する。途中で舞鶴から来られた2人の男性がシャクナゲに喜んでいる。三田から来たという男性のアマチュアカメラマンが写真を撮っていたので、花をバックに1枚撮ってもらう。・・・写真を台無しにしたのは腕が悪いのではない。。(半泣)
今日は、久しぶりにシャクナゲを堪能して大満足だった。帰りに尼来谷に入って尼来峠への登山口を確認。道の駅でソフトクリームと黒豆パンを購入(笑) 小浜へ帰る途中、前方にあまりにも遅く走っている2台の車があったので、1台を追い越した瞬間に200Mぐらい前方に2人の警官とネズミ捕りの機械を発見!慌てて急ブレーキ!前の車のすぐ後に着けたらどうやら測定ができなかったようだ。捕まっていれば30Kオーバーぐらいになっていたはずだ。・・・本当に良かった。。f(^-^;  2人の警官は・・笑っていた。。
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時) → 山頂(10時30分) → 登山口(11時40分)
<所在地>
福井県遠敷郡名田庄村 
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