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多田ヶ岳(712M) 10月27日(木) 曇時々晴  単独
昨夜は深夜の3時頃まで仕事だったので、近場の小浜市にある多田ヶ岳へ行く事にする。小浜市街からよく見える山である。実は数年前に同僚と来た事があるが、山頂で雨に降られて散々だった思い出がある。それから少し気になっていたが・・かなり遅いリベンジとなった。(^^ゞ
コースは前回と同じ野代コース。妙楽寺の横を通って林道を道標通りに車を進める。登山口近くになって道は荒れてきたが、どうにか登山口近くまで入る事ができた。登山者らしき車はなかった。見上げると青空が広がっている。細い石の橋を渡って登山道へと入って行く。
しばらくはうっそうと草木が生い茂る小さな沢沿いの道を登って行く。道も少し不明瞭なとこもあってお世辞にも・・(笑) 紅葉にはまだまだ早く、青々としている葉に陽が当ってキレイだ。一旦沢を離れるように右の斜面に付けられた急坂を登る。小石の多い滑りやすい道で、新しく付け替えられたロープが所々に張ってある。登山口の標高は約100M、標高差は600M程しかないが、このような道や飽きる程の平行道のあるユニークな?山である。
植林された杉林の中のジグザグに付けられた急坂の道を登って行く。打ち落とされた小枝が短い足に絡まって楽しませてくれる。(--;) 道も少々分かり辛い箇所もあり、道標や赤布に注意しながら歩く。 
穏やかな雑木林の道、急坂の杉林の道と・・2回程繰り返して尾根に出る。ここからは道も格段と良くなり気持ちがいい。ここも鹿が多いのか・・真新しい多くの足跡が残っている。
道は尾根上を外れて左斜面に付けられた平行道(ほぼ)となる。木立越しに本峰が見えてくるが、尾根は大きく湾曲し入り組んでいるのでかなり距離がある。同行者がいたなら世間話に花が咲きそうな道だが、生憎今日は独りなので鼻歌混じりにテクテク歩くしかない(笑)
やっという感じで本峰の下辺りにある多田コースとの分枝に着く。あとは山頂までジグザグに付けられた少し急な道を登るだけである。ここでザックを下ろして小休憩をする。耳を澄ますと、サイレンや何かアナウンスなどの下界の雑音が聞こえてくる。さすがに町に近い里山という感じだ。
ジグザグの坂を15分程頑張って誰もいない山頂へ!北側の岩に上って展望を楽しむが、何時の間にか雲が多くなっていて遠望が効かない。眼下に広がる小浜市の街並。正面には久須夜ヶ岳。振り返ると、間近に百里ヶ岳や八ヶ峰などの山々などが見える。岩横から少し下って石仏を見に行く。ここは修行に使われたのだろう。苔生した石と、読み取れない文字が長い年月を物語っているようだった。山頂に戻って軽い食事をして下山した。

花らしい花が全くと言っていいほど咲いていなかった。どうでもいい事だが、今日は初めてタバコを忘れての登山となった。山頂での一服に、この世で一番の幸せを感じる私には少々辛い山行となったのであった。。(笑)
小浜市街や久須夜ヶ岳
百里ヶ岳や八ヶ峰の山並
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時05分) → 多田コースとの分枝(10時40分) → 山頂〜石仏(11時05分〜12時05分)
→ 登山口(13時05分)

<所在地>
福井県小浜市  
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