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釈迦岳(1060.3M) 4月20日(金) 晴  チーさん
大津ワンゲル道〜釈迦岳〜カラ岳〜北比良峠〜シャクナゲ尾根〜金糞峠〜正面谷(青ガレ)
チーさんとの久しぶりの定期山行である。今回は珍しくバイカオウレンが見たいとの注文が入る。「ババァオウレン?」\(`o'")  なら、比良の釈迦岳か?または老○ホーム?(^_^;)  なんて適当な事を言って釈迦岳に決まった(笑)
ヒラヒラ舞うから相性が良いのか??比良の予定を立てると不思議と晴れる。一昨年から5連チャンで天気に恵まれた。7時30分、初々しい女学生に混じって・・やっぱやめとこ。比良駅からキレイに山々が一望できる。「右の釈迦岳のあの尾根を上って・・左の窪んだとこが北比良峠で・・左の堂満岳の右に金糞峠で・・あら?」 チーさんは、人の話もろくに聞かずに勝手に畑に入ってムラサキゴケを写している。(^_^;) 一度でいいから、この人から一日カメラを取り上げてみたいものである(苦笑)
比良の東側は駅からアクセスがすこぶる良く、車で10分もかからずにイン谷口に着いてしまう。チーさんとの定期山行で、比良を選ぶ大きな理由の一つである。駐車場には車が一台しか停まっていない。出合小屋から100M程リフト方面へ向うと、右手の木に見落としそうなワンゲル道の標識がかかっている。暫く鬱蒼とした荒れた道が続く。チーさんと御親戚のエグレ道だ。\(`o'")  シハイスミレがポツポツと咲いている。
エグレ道から尾根道へと替わって、僅かにミツバツツジ、タムシバなどが咲いている。左手、木々の間から堂満岳が見え隠れする。尾根道は、岩や木の根剥き出しで険しかったり・・穏やかだったり。。咲き始めの今期お初のイワカガミを見つける。
歩きながらの脇見はあまり許されない道である。振り返ると、琵琶湖や対岸の奥島山などが見えてくる。
雄松道との分枝に着く。写真を撮る度に休んでいるようなもんだけど、腰を下ろして小休憩。期限切れのドーナッツなどを処分していただく。(^^ゞ 所々シャクナゲがあるのだが・・花芽がほとんどない。
チーさんみたいな(痩せた)尾根が続く。涼しい風がとても心地良い。今度はイワウチワの登場である。可愛らしい・・薄いピンクが斜面を彩っている。まだ少し早いイワカガミとの共演を楽しみながら登っていく。
イチョウガレと呼ばれる箇所に着く。目の前には大岩が立ちはだかっている。面白そうなので、チーさんに先に行ってもらう。左側からトラロープや木の根を掴みながら攀じ登る。途中で呼び止め・・足上げポーズ!「コワ〜イ!」(それでもするくせに!笑) 大岩の上からも急登が続き、一気に高度を上げていく。下りには使いたくない道だ。
右手前方にヤケオ山が見える。琵琶湖をバックにスリリングな道が続く。ここには載せてないが、何度も足上げをやっていただいた(笑) 岩はたくさんあるが、イワナシが咲いている。(^^ゞ
山頂近くになると道は緩やかになり、雰囲気ががら〜と変わってブナなどがお目見えしてくる。やっぱりこういう道が落ち着いていて良い。
立木に囲まれた釈迦岳山頂に着く。多くの写真を撮りながらチンタラ登っているので、3時間以上はかかると思っていたが予想より早く着いた。チーさんから年寄り好みの差し入れをいただき、少しのんびりとする。涼しくてちょうど良い。単独の女性が通り過ぎていく。
縦走路をカラ岳に少し向うと、蛇谷ヶ峰がよく見える箇所がある。そこで立ち止まり、ふと何気なしに下を見ると・・最大のお目当てのババァ、いや、バイカオウレンの群落があった。飛び上がって喜ぶチーさん。そんな大げさに喜ぶ事もないと思うが、尼の心情には理解できない点がかなり多くあるのもまた事実である。「最初からここに多くあるの知っとたんか!」「当り前やん、知らんかったら釈迦岳に来んって!」「ウッソやろー!」「あ、それも当り前!f(^-^; 」 いきさつはどうであれ、ちょうど見頃のバイカオウレンが見れたので良かった。長い撮影タイムに入る。思い残す事がないほど撮り、さらに少し進むとまたイワウチワの群落である。これも見事だ。カラ岳の山頂には電波塔がある。
カラ岳から北比良峠へと向う。正面には堂満岳、奥には蓬莱山が見える。下る途中、左に上る分枝がある。これもチーさんが絶対喜ぶと思い、寄ってみる事にする。石仏が並ぶ・・比良明神だ。あまりの感激に、お言葉がなかなか出ない御様子(笑)
元スキー場の一部があった北比良峠。ここからの眺めが今日のルートで一番いい所か。。時おり涼しく強い風が吹く。手頃な時間なので、風が気になるがここで昼食にする。そろそろ鍋の季節も終りである。期限切れの味噌なんかも片付けてもらわないといけないし。。(^^ゞ チーさんに言わせれば、消費期限が過ぎてからが本来の味を出すという。(^_^;)(そういや、時々胃腸の調子が悪いと言ってるなぁ。笑)
西 奥に武奈ヶ岳
東に琵琶湖 対岸には奥島山
北 奥が釈迦岳
南 荒々しい北壁を見える堂満岳
北比良峠からイン谷口へ下りて行くのが普通だと思うが、シャクナゲの様子が見たいので予定通りもう一つ南の金糞峠まで足を延ばす。この間はシャクナゲ尾根とも呼ばれ、見事な群落を見せてくれるが・・???やはりここも同じで・・花芽がほとんどないのだ。残念ながら今年は裏年なのだろう。金糞峠、ここもバイカオウレンとイワウチワが多く咲いている。チーさんは、少し堂満岳の方にフデリンドウを探しに行くと言う。先程擦れ違ったカメラマンに、咲いていたという情報を得て落ち着かない様子(笑) 私も大橋の方を少し探索。結果を先に言えば、極めて無意味な行動だったという事になる(苦笑)
諦めて、金糞峠から正面谷をゆっくり下りる。ガレ場の特に下りは注意が必要な箇所だ。青ガレでお得意のポーズをしていただく(笑) しかし、ここは落石の多い危険な箇所である。先がまだ長く将来のある人は、すみやかに通過するのが望ましいと思う(爆) 過去には取り付きで転んで擦り剥いた人もいたようで・・懐かしい。f(^-^; \(`o'")
青ガレを過ぎれば緩やかな道になる。ミヤマカタバミやスミレ類を見ながら沢沿いを下っていく。公園?には何本ものタムシバ(コブシ?)が植えられていて華やかである。最近はタムSIVAだとか・・もう好き放題に言われている。今日も見る度に何回強調された事か。。(^_^;) 15時55分にイン谷口に戻る。今日は天気と目当ての花に恵まれて大変良かった思う。変化に富んだコースもなかなか面白かった。どうもありがとう。
ショウジョウバカマ
イワカガミ
イワナシ
ミヤマカタバミ
シハイスミレ
<休憩を含む行程時間>
大津ワンゲル道登山口(8時04分) → イチョウガレ(10時07分) → 釈迦岳山頂(10時38分)
→ カラ岳(11時33分) → 北比良峠(12時15分〜13時40分) → 金糞峠(14時07分) → イン谷口(15時55分)

<所在地>
滋賀県大津市北比良  MAP