杣 山(492.1M) 4月10日(日) 晴のち曇  つかさん おーちゃん りんちゃん
HOME
今日は、つかさん企画の「杣山&村国山:春うらら漫遊ツアー」 つかさんにとっては庭のような山を案内するという企画で、おーちゃんは両方とも初めてらしい。最初、夕方から仕事だったので参加するつもりはなかったのだが、杣山だけなら昼頃に帰れるし、花(華?)が見頃!と言うつかさんの言葉に興味を持ち参加する事にした。おーちゃんとりんちゃんに囲まれて、鼻の下を伸ばしているだろうつかさんのジャマをするのは大変心苦しかったのだが。。(笑) 杣山は去年の秋にも訪れているが、この時期は初めてだ。天気も前日まで心配していたがどうやら良さそうだ。華?パワーかな?

昔、この山には杣山城という山城があった。この事と登山コースについてはこちらを参照してほしい。8時30分に第2登山口駐車場に待ち合わせだったが少し早く着いた。駐車場脇の屋敷跡を覗くとヤマエンゴサクやミヤマカタバミが咲き乱れている。寝転がって写真を撮っていると、クラクションが鳴っておーちゃんりんちゃんを乗せたつかさんの車が到着。おーちゃんが降りてくるなり・・「シカが寝とるかと思ったぁー!」といきなり寝不足の私にカウンターパンチ!これでしっかり目が覚めました(笑) めげずに準備をしていると、おーちゃんが「登山靴を忘れたぁー!」と悲鳴をあげ、みんなの足元を獲物を狙うような眼つきで見る。いくらバカ足でも私とつかさんの靴は合うはずがない。「私、これを履くわ!」とりんちゃんの登山靴を指差す。りんちゃん・・「はぁぁぁー???」間入れず「あんた、そのスニーカーでいいやん!」「・・・」りんちゃんもあっけにとられてまんまと横取りされてしまった。「持つのはいい山友だね!」・・・呆れて言葉が出ない私達だった。。おーちゃんは待ち合わせ時間も間違えたようで、今日は少しおかしいらしい。・・そろそろ五月病の時期かな?(笑)
足は違うが紛れもなく両方とも・・りんちゃんの靴(笑)
コースは「姫穴コース」から上って「犬戻し駒返しコース」から下りる事にする。このコースが変化があって一番面白いと思う。春の陽射しの中、屋敷跡に咲く花を見ながらゆっくり歩く。文殊堂への分技で早速ショウジョウバカマが出迎えてくれた。期待大である。おーちゃんの足取りは軽く、りんちゃんは・・重そうだ(笑)
木の階段を上って沢沿いの道をしばらく歩くと休憩所がある。数本あるツバキの花も見頃だ。道沿いにはいたる所にショウジョウバカマが咲いている。濃い色やら薄い色などがあって飽きさせない。みんなも写真を撮るのに忙しい。おーちゃんとりんちゃんは?・・花を見ながら山菜を探していたはず。。(笑)
階段混じりの急坂を登っていくと、目の前に巨大な岩壁が近付いてくる。距離は短いがここからがこのコースの核心部。壁下に刻まれた道を登っていく。危険な箇所には鎖が付けられている。とにかくここの岩壁のショウジョウバカマの群落が凄かった。水の滴る岩壁一面に咲き乱れている。何かと一緒で「水も滴るいい・・」ってとこか?(笑)
城があった頃、姫が身を隠したと言われる「姫穴」 岩に3人ぐらい入れる穴がぽっかり開いている。「姫なら入ってみたら?」と言ったが・・どちらも入らなかった。。急坂を一登りすると、飲水に使われたという「殿池」 だけど?・・とても飲めそうな水ではない。りんちゃんからイチゴをいただく。
稜線に近付くにつれて、ダンコウバイ(アブラチャン?)の黄色い花や白いタムシバの花が目立つ。少しだが山桜やカエデの花もキレイだ。どの花も見頃のようだ。
殿池から僅かで稜線に出る。右に少し行って西御殿跡。ここでおーちゃん達がシュンランを見つける。戻って山頂(本丸跡)へ向う。木々の芽吹きが美しい。途中の袿掛岩(うちぎかけいわ)に上って展望を楽しむ。ここは杣山城が落城する時に、姫や侍女達が飛び降りた場所と言われていて北側が絶壁になっている(あまり大した事はないが) ここからは西側のホノケ山や北側の日野山、南側の今庄の山々を見る事ができる。この山が庭のつかさんにガイドをしていただく。
堀切り跡を過ぎると、すぐに広々とした山頂に到着。三角点や方位盤、いくつもの石でできた案内版がある。山頂にこれほどの物が必要かどうか疑問である。風が少し強い。団体さんが登って来られたので、記念写真を撮ってもらって下の広場に移動して食事にする。つかさんからメザシ?をいただき、おーちゃんから焼き鳥や花見という事で花見団子をいただく。どれも美味しいものばかりだ。私は?・・相変わらずの期限切れ間近のヘシコである(笑) ほんとにそろそろ何か考えないといけないかな?(^^ゞ 
楽しかった宴を終え、「犬戻し駒返しコース」から下山する。短いながらも迫力あるヤセ尾根を下る。東側の展望がいい。目の前に切り立った岩壁が見える。
少し下った所で、このコースの楽しみであるイワウチワ(トクカワソウ?)がお目見えする。道脇にも多いが、斜面を覗いてみると・・ビックリするぐらいの群落である。上の岩肌にもビッシリだ。ピンクの濃いキレイな花があったので、岩によじ登って写真を撮る。「気をつけてや!」という声を期待したが・・何もない。(^^ゞ おまけに「ストック持っていくから!」と・・さっさと行ってしまった。何て薄情な○○だ!(笑) しかし、これだけのイワウチワが見れたら大満足である。後は杣山荘までひたすら階段を下りるだけである。この道脇にもショウジョウバカマが咲いていた。
杣山荘の裏から遊歩道を歩いて駐車場に戻る。この道脇にも多くの花が咲いている。こんなとこにエンレイソウやキクザクイチゲなどがあってまたビックリする。女性陣が密かに狙っていた山菜は、残念ながら最後まで見つける事ができなかったようである(笑)

駐車場でみなさんとお別れして、オジャマムシは帰路についた。。
今回の企画は大成功!つかさんには素晴らしい春の杣山を案内していただき大満足であった。杣山があんなに花が多いとはビックリだった。花を見ながらまったりした山歩きもいいものである。みなさんには感謝したい。makotoさんが後から残念がっていた事を付け加えておきます(笑)
ヤマエンゴサク
ミヤマカタバミ
タチツボスミレ
キクザキイチゲ
エンレイソウ
ネコノメソウ
<休憩を含む行程時間>
第2登山口駐車場(8時35分) → 休憩所(8時50分) → 姫穴(9時10分) → 殿池(9時30分)
→ 袿掛岩(9時50分) → 山頂(10時〜11時10分) → 杣山荘裏(12時) → 駐車場(12時25分)

<所在地>
福井県南条郡南越前町  
MAP
日野山方面