千石山(682.4M) 平成25年5月17日(金) 曇のち晴  みれさん
若狭駒ヶ岳から北に延びる長い稜線上に、千石山という山があるのを知ったのはかなり前の事である。少ないが登った人のレポもあり、小浜山の会のHPでも紹介されている。何れ行かなければならないと思っていたが、先週の日曜日にこの山で小浜の市民登山が行われた。市民登山が行われるほど立派な道があると思っていなかったので、これには正直驚いた。そしてその時に参加した人の感想に「いい山だった」というのがあり、これは早速行かなければ!という気になったのである。できれば若狭駒ヶ岳まで縦走したいが、今回は仕事明けなので無理せずに偵察がてらに千石山までとした。「ならちゃっちゃと登って、Saba Cafeで飯にしようぜ!」「Saba Cafe?」あまり理解できないみれ殿の話だが、まあ後は任せる事にしよう。

旧上中町に行き井ノ口林道というのを探すが、熊野神社の横手から入るのを簡単に見つける。仕事明けで眠いが、まだ勘は大丈夫のようである。「たまたまやろが!」とみれ殿は言うが、言い返すまでの元気はない。

車で「よもん平」と書かれた標識から林道に入り、獣避けのゲートを開けてさらに進んで行く。ダートで狭い道をゆっくり上って行くと、終点の手前にその名のトイレや水道が完備された広い場所がある。ここに車を停める。



林道終点には「滝登り口」と書かれた標識があり、そのまま植林地の中へと入って行く。しっかりした緩やかな道が続き、黄色いテープが繁栄に付けられて迷う事はない。途中で滝への分岐があるが、名も付いてないような滝なので見る価値はないだろう。なんて私は勝手に思う。



道は少し急になり尾根に上る。最近みれ殿は体重が4K増えたので辛い言う。どのぐらいの長さの人生かは伏せておくが、今までで一番重い状態らしい。確かに少し逞しくなった気はするが、20歳の頃からウンK近く増えた私にすれば、まだまだ甘い。フン!っていう話である。あーあ、あの頃の体が懐かしい。。



植林地を抜けると待っていたかのように空は雲が切れ、陽射しを降り注いでくれて新緑が輝き出す。ブナは少ないが、若狭の山らしい雰囲気が漂う。モミジ類が多いので、紅葉は美しいだろう。



みれ殿は変木、珍木などには必ず興味を示す。

若狭の山では全然珍しくないが、ここにも古道らしき道が残っている。



所々で展望が少し開け、三十三間山や三重ヶ嶽がよく見える。ここから見る轆轤山も、やはり禿がよく目立つ。

少し左に目をやると、一番奥に野坂岳も見えた。



やがてピークらしさを感じさせない千石山山頂に着く。展望はないが雰囲気は良く、広々としていて大人数でも寛ぐ事ができそうだ。

鯖も待ってる事なので、今日はここまで。若狭駒ヶ岳方面には明瞭な道が続いていた。ちなみに後日、
北比良の里通信のakemiさんが駒ヶ岳まで縦走しているので参考にされたし。



ゆっくりと戻るが、そういえば花は残念ながら全くと言っていいほどなかった。「花は私だけで十分さ!」 そんな答えが返ってくる気配がしたので、わざわざ口に出すのは止めておいた。


道中では瓜割の滝への分岐や、神谷への分岐も確認。今度来る時は、縦走や周回などをやってみたい。目立たない山ではあるが、なかなか好印象だった。


        
上り 70分  下り 45分     MAP    GPS軌跡
  Saba Cafe

みれ殿から聞いて初めて知ったSaba Cafeは、R303沿いの若狭熊川宿の道の駅のちょうど反対側にある。ただ店の看板が小さく、店自体も少し奥に入り込んでいるので目立たない。できたばかりではないようだが、よくこの道を通っている私でさえ気が付かなかった。

店内はシックな造りでピアノなども置いてあり、この雰囲気で鯖調理が出てくるとは少し驚き。鯖もかなり格が上ったものだ。着いた時はすでに1時を回っていたので、他のお客さんとは入れ違いで私達のみ。



メニューはそんなに多くはないが、ほとんどが鯖を使った品で値段もリーズナブル。ヘシコもあって感激する。みれ殿は無難に日替わり定食(サバフィレ 南蛮タルタルソース添え・750円) 私はストレートに炙り鯖寿司(950円) ボリュームもあって美味しかった。急に鯖が食べたくなったらここだな。そんな時があるのかどうかは疑問だけど。。





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