三重嶽〜大御影山 平成24年11月25日(日) 晴  みれさん
大御影山の反射板の裏から河内谷林道の本谷橋へ下りるルートが、以前から少し気になっていた。そのついでに素晴らしいブナ回廊の紅葉を楽しみたいと思っていたのだが、タイミングが合わず少し遅れてしまった。ま、あれもこれもと欲深い事を言ってても仕方がない。しかしこのルートを使うとなると、やっぱり三重嶽から周回するのが自然だろう。この時期のこの界隈の話となると、すぐ反応するのがみれ殿。頭の中がすでにナメコでいっぱいなのは、考えなくてもよく分かる(笑)


ビラデスト今津から落合へ向い、河内谷林道を北上する。ちなみに箱館山からの林道も開通したようだ。7時過ぎにゲート前に到着し、道脇に車を停め外に出ると・・かなり寒い。付近の下が白いのは霜だろう。後からの話では、今期一番の冷え込みだったらしい。

準備をして出発。15分ぐらいの林道歩きになるが、草も木々も凍っているように感じ、温もりがどこからも感じられない。ただ、好天が期待できそうなのが嬉しい。
(^^ゞ 能登又谷の登山口から入る。



登山口から真っ直ぐ入り、行く手が遮られる付近で右の斜面に取り付く。植林の中の急登だが、道と呼べるものではない。

尾根に上がって一息入れると、今度はユズリハの群生地の中の急登が始まる。寒い体を温めてくれてありがたい。「もう汗かいたん?」
(^^ゞ



やがて道は緩やかになり、ブナが現れてくる。すでに葉はすっかり落としているが、独特の良い雰囲気を醸し出している。

歩きながら、ついミズナラの枯木に目がいくが、ナメコの気配は感じられない。ちまたの噂では、やはり今年は遅いのか?裏年か? みれ殿の機嫌の事もあるので、少しぐらいはあってほしいものだ。ま、先はまだ長いから。。



本谷からの道が合流し、やがて落合からの道が合流すると、すぐに三重嶽の山頂(974.1M)に着く。ここは高島トレイルの最高峰でもあり、野坂山地の最高峰でもある。

山頂からは少し木がジャマになるが、比良や鈴鹿、琵琶湖が望める。でも、やっぱり・・イヴちゃんかな?
(笑)



落合から二人組の登山者が登って来たが、私達は先が長いのですぐ出発。近江坂まで3.9K、大御影山まで6.1Kか!まあ、嬉しい数字じゃない事は確か。。(^ ^;

すぐ先の展望地へ向うが、途中から小浜湾や青葉山もすっきり見える。



展望地からは、期待以上の素晴らしい景色が待っていてくれた。真っ白な白山もくっきり。手前は今から向う大御影山。私がこんな展望を楽しんでバチが当たらないかと思う。(^^ゞ 例えナメコがなくても、これだけでもう十分。・・ダメ?f(^_^;



小さなアップダウンを繰り返しながら、ブナの綺麗な尾根を進んで行く。

みれ殿が待ち望んで待ち望んでいたものが、数は少ないがやっとあった。袋はもちろん、カッターナイフなど全て準備は万端。指先が全部破れて穴が開いている手袋まである。あっ、これは関係ないかも?
(^^ゞ\(`o'")

この先もけっこうありそうな木があるのだが、すでに採られてしまったものがほとんど。



近江坂の分岐に着く。少し休憩し、大御影山へと足を進める。冬支度を始めたブナの木々に、陽が降り注ぐ明るい林床。他の季節とはまた違った景色を見せてくれる。

ブナを眺めながらナメコも探さなければならないので、けっこう忙しい。ナメコかどうか分からなくて、何度斜面の上り下りをした事か!できれば名札ぐらい付けておいてほしいものである。



大御影山への上りになると道は深く掘れ、古道らしい雰囲気になってくる。落ち葉の絨毯を踏みしめる心地良い感触がたまらない。

さすがに近江坂となると、人と擦れ違うようになる。トレランの練習か何か分からないが、次々と人が走って来る。



1時少し前に大御影山の山頂に着く。ナメコを探し採りながらなので、かなり時間がかかっている。

山頂からは北の展望が良い。三重嶽からは直線で僅かな距離なのに、白山がより近くに見える感じがする。すでに誰もいない静かな山頂で昼食。



反射板に戻り、裏から未踏のルートへと入って行く。でも以前に、少し先の大岩までは行った事がある。



入った少し先に、この大岩がある。こちら側からだと険しく見えるが、裏側からだと簡単に上れてしまう。一応、鳥のポーズらしいが。。(^ ^;

大岩の上からは正面に三重嶽がよく見え、歩いて来た稜線を見渡す事ができる。「押すなよ!」



テープを拾いながら進むが、緩やかで気持ちの良い道が続く。



ナメコは少しずつ採ってきたので、それなりの量は確保できている。「あまり多いと掃除するの大変だから、もういいわ!」なんて言いながら・・見つけたナメコは全部採っている。(^ ^;

    
あのさ、言ってる事とやってる事が全く違うやん!
    
だって!ナメコが採ってくれと言ってるから!
    
・・・

これから女性の言う事は、あまり信用しない事にしよう。
f(^_^;



やがて植林の中に入ると道は急になり、数少ないテープを拾いながら河内谷林道に出た。



最初のゲートまで、約50分の林道歩き。しかしナメコになった目はなかなか戻らず、あっちこっちをキョロキョロ。対岸の木にあるのが見えるのだが、行けないのが悔しい!なんて、しつこいったらありゃしない。f(^_^;


この界隈の山は本当に楽しい。今回はさすがに妖精になったとは言わなかったが、丸一日ブナ林の中にどっぷりとつかった。ナメコもあり、奇跡的?な快晴にも恵まれ、大満足で何も言う事なしでございました。

 休憩を含む行程時間(ナメコ採りが多く参考にはならない)
 
河内谷林道ゲート(7時25分) → 能登又谷登山口(7時40分) → 三重嶽(9時20分) → 近江坂(11時10分)
 → 大御影山(12時50分〜14時) → 大岩(14時10分) → 河内谷林道(15時15分) → ゲート(16時10分)

 
所在地
 
滋賀県高島市今津町   MAP   GPS軌跡





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