西方ヶ岳(764M) 12月30日(火) 曇 単独
今年最後の締め括りの山行という事で、大掃除で忙しい家族からの罵声を全身に浴びながら西方ヶ岳に登ってきました。(^^ゞ
今日は天気は回復して晴の予報なんですが・・高曇です。

西方ヶ岳は今年は2回目で9月以来です。それから看板などが細かく設置されたようで分かりやすくなっていました。この山は標高は大した事がないんですが、海抜0M近くから登るのでけっこう登りがいがあって・・野坂山よりもキツイです。そして、冬は海風の影響をまともに受けるので寒いんです。それで、アンダー服はもじもじくんスタイル(娘がそう呼ぶ)でガンバであります。・・・もちろん天然プレスサーモはクリスマスケーキを蓄えてより協力に!(^_^;

常宮神社の駐車場に車を停め、3軒ほど右側の民家の路地を入った突き当たりが登山口。ちなみに常宮神社は安産の神様として崇められています。・・・あんまり関係ないですねぇ(笑)

登山口から少し行くと急な階段が始まります。昔はここは階段が無く、何本かのロープを使っての滑りやすい赤土の登山道でした。ここから300Mぐらい続くこの急坂が、この山で一番辛いと私は思うですが。。登りきると、あとは尾根伝いに眼下に時々敦賀湾などを垣間見る事ができます。

敦賀半島は中世代の花崗岩帯で形成されていまして、山や登山道のいたる所に巨岩や奇岩がごろごろしています。約半分ほど登った所にあるのが「銀命水」。最後の水場なんですが水量はいつも少なく、チョロチョロといった感じです。

「銀命水」から少し登ると、やがて左側に巨岩が見えてきます。これが日本の山の七不思議の一つと言われる(誰が言ったか知らないけど・・ちと大げさだと慎ましく思う)「オーム岩」です。つまりオーム返し。幅約30M、高さ約20Mの大岩で、25Mぐらい下にある呼岩からオーム岩に向かって美声(奇声?)を発すると、それがキレイに跳ね返ってくるそうです。・・・一人でやっても虚しいので、私はやった事がないんですが。。(^_^;

オーム岩を過ぎると、やがて登山道に雪が現れてきました。登るにつれてだんだん深くなりますが(約20cm)ほどほどに硬く歩きやすかったです。獣らしき跡が多いのが気にはなりましたが。。ま、向こうもそう思ってるかもしれませんしね。(^^ゞ いつも思うですが?・・体重が軽いのと重いのとではどっちが滑りやすいんでしょうかね?・・・いつもこういうくだらん事を考えております。

山頂間近になるにしたがって風が強くなってきます。地響きを立てるような凄さで、まるでB29爆撃機が飛来してきたような轟音です。・・・よく分かりませんが、気持ち悪い音と思っていただければよろしいかと。。(笑)

最後の急坂を登って山頂へ!・・・広い山頂はもちろん貸し切り状態でありんす。さすがの天然プレスサーモでも寒いので、すぐに非難小屋に直行です。寒くてもかく汗を拭き、寒くても乾く喉をただの水で潤します(笑)非難小屋の左から延びるサザエ岳への縦走路を見てみたんですが足跡はなく、最近は誰も歩いてないようでした。

山頂の標識から右に少し行くと見晴し岩?があります。ここからの展望は天気が良ければ素晴らしいです。眼下に敦賀湾や街、右方面には野坂山や岩篭山や遠くに伊吹山が見え、正面から左には奥越方面の山々に遠くは白山まで見る事ができます。・・・今日は全然見えませんでしたが。。(^^ゞ
寒いので、写真を撮ってすぐに下山しました。


月末に狙っていた今年最後の山行も無事に終わり、良かったです。来年も無事に山行ができるよう、常宮神社に手を合わせて帰路につきました。。

    ・・・安産の神様には無理な願いだったでしょうか?(笑)




<行程時間(往復7km)>
登山口 →(50分)銀命水 →(65分)頂上 →(75分)登山口
(休憩は含まない)

<登山口>
福井県敦賀市常宮(じょうぐう)
登山口
岩の多い登山道
銀命水
オーム岩
雪の登山道
敦賀市街方面の展望
山頂
サザエ岳方面
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