西方ヶ岳(764.1M)〜蝶螺ヶ岳(685.5M) 8月21日(土) 曇時々晴 単独
今回はなかなか行く山が決まらず悩んでいましたが、敦賀3山の1つの西方ヶ岳に今年はまだ登っていなかったのに気付き、どうせなら蝶螺ヶ岳まで縦走する事に決めました。ちなみに蝶螺(さざえ)という字は変換では出てきませぬ(笑) 単独で縦走するには帰りはどうするのか?・・ダメ元で相方に頼んでみましたが、やっぱり・・言うだけ無駄でした。。(^_^;) 仕方が無いので日に3本(朝・昼・夕)しか走っていないバスを利用するしかありません。西方ヶ岳の登山口の常宮に車を止めて、蝶螺ヶ岳の登山口の浦底から1時47分のバスで戻る事にしました。これが一番無難なはずでしたが・・f(^ー^;  
今日は雲が多めながらもそこそこの天気。ちょっと遅れて常宮に着いたのは8時過ぎでした。西方ヶ岳だけの時は登山口のすぐ近くの路上に駐車するのですが、バスで戻るとまたそこまで取りに行かなければならず・・結局同じ事になるので、バス停の近くの常宮神社の駐車場に車を止めました。普通はこれが当り前なんですが。。(^^ゞ 神社の境内にはサルスベリの花がキレイに咲いています。一応参拝して集落の中の路地を登山口に向けてゆっくり歩きます。5分程度で着き8時35分出発です。涼しい風が吹き一時の暑さはもうありません。・・書き忘れるとこでしたが、常宮神社は安産の神様です(爆) 
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うんざりするような階段が終わると、しばらくは平坦な道になります。この山は赤土なので、濡れているとスベリやすい。やがて奇岩などが見え始め、時々岩混じりの道になっていきます。これは蝶螺ヶ岳も同じで、私は変化があってこういう道はわりと好きです。
銀命水で小休憩。岩の奥にちょろちょろと水が流れています。汗は相変わらず多量に流れてくれますが、木陰にいると気持ちがいい。すっかり秋の気配です。静かな山!今日は土曜日ですが、どうやらまた1人旅のようです。(^^ゞ 急坂を少し上がると、日本の山の7不思議の1つと言われているオーム岩。これについては、去年の山行に詳しく書いてありますのでそれを参考にしてください。右の写真はオーム岩の一番上の部分で、この上から敦賀市街がよく見えます。
急暖を繰り返しながら・・ブナ林の快適な道を過ぎて急登が終わると、西方ヶ岳の山頂に10時45分に到着。いつもと同じペースと感じていましたが、10分程多く時間がかかったようです。なんでかな??? 山頂から右横の道に少し入ると、岩があってその上からの展望はバツグンです。今日の白山方面は、残念ながら雲がかかってよく見えませんでした。
敦賀市街方面
敦賀湾・白山方面
野坂山方面
蝶螺ヶ岳方面
避難小屋の裏から少し下って蝶螺ヶ岳への稜線を歩きます。多少のアップダウンはありますが、快適な道です。この稜線に入っていきなり花が多く咲いているのでビックリ! ツルリンドウ、ミヤマママコナ、キンミズヒキ・・ 僅かですがナツエビネ、オクモミジハグマ、シュロソウを見る事ができラッキーでした。これは日頃の行いのせいでしょうか?(^^ゞ 思わぬ山からの褒美に写真を撮るのに時間がかかってしまいました。これも後に響くんですですよねぇ。(^^ゞ
ついでに稜線の途中から左に入ってカモシカ台と尼池を見に行きました。この岩の上にカモシカが立っていたのでこの名が付いたそうで、ここからは若狭湾がよく見えます。尼池は、この池で尼さんが髪を洗った事から名が付いたとか? 私はなぜこんなにのんびりしているのか?(笑) 何気なしに時計を見たら?・・12時15分!!! まだここから蝶螺ヶ岳の山頂まで行って下りなければなりません。もう大慌て!!!(^_^;)
景色のいい蝶螺ヶ岳の山頂や一枚岩も素通り! 昼食も食べずに急いで下山です。一枚岩の上で2人の男性が休憩していましたが、これには気が付いた(笑) 途中で水島がキレイに撮れる所で1枚!・・撮ってる場合じゃないって!f(^ー^;  蝶螺ヶ岳の方が岩が多く急坂で少し道が悪い。なかなかスピードが上がりません。慌てるもんで分技で戸惑う。。(汗)
ようやく浦底の県道に出たのがバスの時刻の3分前!どうにかセーフ!? バス停まで県道を300M程戻ります。ここまで来たらバスを止める事ができるので、後ろを注意しながら歩きます。バス停には1分程過ぎてしまいました。ちょっと遅れているのかな?なんて思いながら・・5分・・10分・・と待つ。しかしよく考えてみると、終点の立石から折り返してきて2つ目ぐらいのバス停なので、こんなに遅れるのはおかしいのです。工事をしている所もないはずだし。。とりあえずお腹が空いてきたので、バス停に座り込んでおにぎりを食べました(笑) 20分が過ぎたとこで、もう行ってしまった事を確信してしまいました・・あんまりやわぁ〜(T-T) 大変気が引けますが、こうなったら相方に迎えに来てもらう方法しかありません。私の家から30分ぐらいかかります。「なんでそんなとこまで行かなあかんのな!」「時刻表より早く行ってしまったバスが悪いの。。(--;)」 

時間にはゆとりを持って行動しなければ!と・・痛感した日でありました。。(^_^;  
ツルリンドウ
ミヤマママコナ
ナツエビネ
オクモミジハグマ
シュロソウ
<休憩を含む行程時間>
西方ヶ岳登山口(8時35分) → 銀命水(9時30分) → オーム岩(10時5分) → 西方ヶ岳山頂(10時45分)
→ カモシカ台(11時55分) → 尼池(12時10分) → 蝶螺ヶ岳山頂(12時30分) → 蝶螺ヶ岳登山口(1時35分)

<所在地>
福井県敦賀市