西方ヶ岳(764.1M) 6月18日(水) 曇  単独
明日の天気が悪そうなので、朝仕事から帰ってから敦賀三山の一つの西方ヶ岳へササユリを見に向う。先週もし天気が悪かったら、夜叉ヶ池を止めてこちらにしようと思っていた。ここのササユリは花も大きく、この近辺の山では数も多い方だと思う。ちょうど一週間前ぐらいに見頃と聞いていたので、これが最後のチャンスと思い、眠たい目を擦りながら向ったのである。
曇ってはいるが、山頂付近はガスがかかっていないようだ。9時前に常宮神社に着き、準備をしてすぐ出発する。まずは神社で参拝。ここには豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に持ち帰ったといわれる国宝の朝鮮鐘がある。「安産」の神様で名は知られているが、「安山」と思えば大いに関係がある。ま、こんな事ばかり言っていてはバチが当っても当然だろう。(^_^;) すぐ近くの常宮小学校の児童が写生をしていて、「こんにちは!」と大きな声で、こんなお兄さん?にも挨拶をしてくれ嬉しいものだ。紫陽花が綺麗に咲いている集落を抜け、鬱蒼とした登山道へと入る。青々としたシダの中、やっぱり今回も急な階段が続いている(当り前だが) どうもこの階段が苦手である。上を見ると、果てしなく天まで続いているような気がして。。独り文句を口にしても仕方がないので、ゼェーゼェー言いながら足を動かす。曇ってはいるものの気温は高く、すぐに汗が噴き出してくる。寝不足もあって、だんだん頭がボォ〜っとしてくる(ま、これは何時もだが(^^ゞ)
奥の院を過ぎてやっと緩やかになる。まだ200Mしか標高が上っていないのに、すでに体力の半分を消耗した感じだ。この付近はネジキが多いが、花はすでに終りかけである。枝越しに敦賀湾が見え、海を渡ってくる風が心地良い。花崗岩の岩が現れ、この山らしい雰囲気になってくる。道端にササユリの残骸が一輪!(^_^;)まだこれからだから、落胆するには早いと気を取り直す。
登って行くうちに・・ありました!右左とようやく真ともなササユリがお目見え♪何とも言えず・・美しい。最近、こういう人も少なくなったものである。(^^ゞ\(`o'")  約1時間かかってちょうど半分の銀命水に着く。汗を拭きながらちょっと休憩。
ササユリを見ながら登っていると、不思議とだんだん元気が出てきた。オウム岩付近のササユリが特に大きい。・・が、残り僅かな時間だろう。オウム岩に立って景色を見てみるが、カメラを向けられず・・すぐ下りる(苦笑)
ブナ林までササユリ街道が続く。私が見ただけでも・・40本ぐらいはあっただろうか。。十分に堪能させてもらいました。ツルアリドオシの小さい白い花も、道脇に遠慮気味に多く咲いている。
山頂下のブナ林に入ると、適度な風もあって癒され足取りも軽くなる。ミヤマヨメナがひっそりと咲いている。
山頂に着くと、6名の団体さんが賑やかに宴会中だった。駐車場には私の車だけだったので、てっきり私独りだけかと思っていたので少し驚く。以前はそんな事はなかったのだが、最近なぜか見ず知らずの登山者と話をするのが面倒に思うようになってしまった。また思春期なのだろうか。。(^^ゞ すぐ岩場に向う。霞んでいて遠望は全然ダメであるが、霞んだ敦賀湾もそれはそれで趣がある(苦笑) 少し強い風が、火照った体を一気に冷ましてくれる。
団体さんが下りて行ったようなので、山頂に戻って簡単な食事をする。今日は風があるせいか・・虫がいなくて快適。小屋の中を覗いて見ると、以前は汚いと思ったが綺麗になっていた。下り出して10分もしないうちに団体さんに追い付く。(^_^;) 赤土で滑りやすい急坂、年輩の女性の方がかなり慎重に足を運んでいた。

今日は狙い通りのササユリが見れて満足だった。
ネジキ ミヤマヨメナ ツルアリドオシ
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(8時57分) → 銀命水(9時46分) → 山頂(10時56分〜11時53分) → 登山口(13時03分)

 <所在地>
 福井県敦賀市常宮  MAP  GPS軌跡






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