御嶽山(継子岳〜四ノ池周回) 平成21年7月20日 晴  ごっちゃん まっちゃん 田奈さん
以前から、コマクサが咲く頃の御嶽山に登ってみたかった。今年は梅雨明けが遅くて、せっかく連休も天気が悪そうだ。しかし最終日の20日だけ、どうやらチャンスがありそうな気配。滅多にない遠征なので、天気だけは恵まれないと悲しい。前日に確認すると、やはり大丈夫のようで決める。ふと、前から時々拝見していた岐阜のごっちゃんのHPを見ると、同じように行かれるとの事。もしかしてまっちゃんも行かれるのでは?と確認すると、なら一緒にいきましょう!と、とんとん拍子に話が決まった。ラッキーである。

コースは濁河温泉から。。前夜8時頃に敦賀を出て、東海環状自動車道の富伽関ICから下呂に抜けてR41を北上する。どっちから行っても、ほとんど距離は同じである。こういう迷いは余分で困る。小坂まで来ると残り30数キロなのだが、ここからが非常に時間がかかる。道は狭く、おまけにぐねぐねの山道だ。真っ暗闇の中を走っていると、さっきここを通ったのでは?というような錯覚を起す。御嶽山の呪いか?なんて下らない事を考えているうちに、ようやく12時半に濁河温泉に着いた。距離は約270Kしかないのだが、4時間半もかかってしまった。温泉の一番奥まで車を進めると、登山口前の市営駐車場はほぼ満車状態。車は傾くが、どうにか停める事ができた。独り寝は淋しいが、疲れもあってすぐに爆睡する。

ここの標高は約1800Mもあり、さすがに朝方は冷え込む。エンジンをかけて暖房を入れ、うつらうつらしていると、早立ちの登山者が次々と前を通って行く。登山口周辺を散策して簡単な朝食を済ませると、6時15分ぐらいに一台の軽トラが入って来た。一目見て、ごっちゃんだというのが分る。軽トラは「ケイコ」という車名の外車らしいし、当り前だがお顔はHPで拝見するのと一緒である。やがて、まっちゃん達が到着する。同乗している田奈さんともお初である。できるだけ品良く挨拶を交わし、まっちゃんには「相変らずお美しいお姿!」と、社交辞令みたいな言葉をかけ準備をして出発する。しかし、この岐阜のお笑い芸人の大御所二人に、どこまでこの若輩者の私が付いていけるか?・・心中は不安がいっぱいであった。
(^_^;)

空気はかなり冷たい。トイレ、登山届けボックスの前を通って嶽橋を渡る。渡り切った所に鳥居があり、御嶽神社里宮がある。鳥居を潜ると、左側に七福神の像が建っている。ごっちゃんとまっちゃんは、その七体の像の頭を順番に撫でていく。いきなり理解ができない行動に、私はただただ見つめるだけである。やはり先行きが心配だ
(苦笑) ところが、後から他の方のレポを拝見すると、「おさすり七福神」というらしい。私のバカさ加減と、岐阜の方の素直さに気が付いたのであった。(^_^;)

歩き出してすぐに仙人滝への遊歩道があるが、登山道から見えるので今回はパス。滑り易い木道を歩いていると、ごっちゃんが岩の穴を覗き込んで何やらやっている。家宝でも隠してあるのかと思ったら、何とヒカリゴケがあると言う。私も覗き込むと、コケが緑色の蛍光色のように光っている。光っているゴケ(後家)さんはよく見かけるが、これは初めてだ。代わる代わる写真を撮るが、露出が難しい。田奈さんは慣れないおニューのカメラらしく、苦労されているようだった。。
(右上の写真にマウス!)

仙人橋で草木谷を渡る。登山道は整備されているが、ありがたき?木道や階段の連続である。濡れていると、かなり滑り易いだろう。ごっちゃんは病み上がりで膝が痛いらしいが、まるでウソのように軽快に登って行かれる。私の後におられる田奈さんは、気さくに無口な私に話かけてくれる。「ジョーズ岩」と呼ばれている奇岩があり、所々木々の間からは右上に摩利支天山が見える。青空が気分をハイにさせてくれるね。
(右上の写真にマウス!)

道脇にはゴゼンタチバナや、モミジカラマツ、バイカオウレン、マイヅルソウ、カニコウモリなどの花が咲いている。湯の花峠でちと休憩。ここは別に峠になっているわけはなく、谷から湯の臭いがするからこの名が付いたそうな?

ふと別の事で立ち止まった所で、ごっちゃんがイチヨウランを見つける。この先でオオヒョウタンボクも見つけてくれるのだが、それも偶然に立ち止まった所ばかり。。何かそういう才能がお有りなのかもしれない。

「蛙岩」で、思わず「まっちゃん!」と叫んでしまった。ちゃんと口や目が書いてあって丁寧である(笑)

避難小屋に着くが、ちょっとこれを使うには勇気が要りそうだ。この道は虫が多いと聞いていたが、少し纏わり付いてくるのは私だけ!やっぱり虫も、一番若いエキスの方がいいのだろう!
・・なんて言ったら虫、いや、無視された。(^^ゞ

程よい風があって涼しい。汗は掻くが、流れ落ちるまではいかない。八合目の「お助け水」に着くが、今は水は出ていない。休憩をして出発したすぐに、同じ休憩をしていた他の登山者の方から、「このポーチ!忘れ物じゃないですか?」という叫び声が聞こえてくる。「違いますよ!」と、自信たっぷりに言い切る私達。遠目にちょっと見てみると、「私のやぁー!」と、まっちゃん! えっ?今自信たっぷりに言い切ったばかりなのに。。田奈さんが取りに行ってくれたが、私は他人のふりをしたい心境だった。。
(苦笑)

だんだん低木になってくる。展望台?からは、正面に白山がよく見える。雲が程よく棚引き、うっとりするような展望だ。
(右上の写真にマウス!)

いよいよ森林限界を超え、ハイマツ帯へと入って行く。ちょうど継子岳の下の斜面をトラバースしていくような感じである。摩利支天山が大きく見える。道脇にはオンタデが咲いている。(右上の写真にマウス!)

小岩、大岩がごろごろしていて歩き辛い。足が長くないと余計である。
(^_^;) 何故か白山の前の五葉坂を思い出してしまった。左斜面のコマクサの群生地にはロープが張ってあるが、ごっちゃんの話では今年は花数が少ないようである。遠目にピンクの花はしっかり確認はできたが。。

五の池小屋に着く。だいたい標準タイム通りだ。休憩をしながら小屋の中に入ってみる。綺麗な小屋だが、すでに10年は経っているらしい。ごっちゃんは小屋の人とも馴染みのようで、気さくに話をしている。まっちゃんは、すぐに宿泊料金の事を聞いていた。この辺がさすがしっかり者の主婦である。
と・・一応書いておこう。

小屋の前には、ハクサンイチゲが咲く五ノ池と摩利支天山。裏に上がると、奥に最高峰の剣ヶ峰が少し見える。

東隣に水量が豊富な三ノ池。その北横には花畑の四ノ池。その上のピークが継子岳2峰。

ここからの展望は良く、アルプスなどが一望である。ラッキーな事に南アルプスの峰の間に、山頂だけガスがかかった富士山が見えた。
いつまで見ていても、飽きない素晴らしい景色だった。

小屋の裏にある飛騨頂上。記念写真を撮るが、見ての通り一番控え目なポーズが私である。
(^^ゞ

実は、これからのコースはまだ決めていなかった。厚かましいと思ったが私は無口な口を開いて、継子岳から四ノ池周回をお願いした。約2時間らしく、時間的にちょうど良いので決まる。
左上の写真は田奈さんが中途半端になってしまったが、後に座っている小屋の女性があまりにも美形だったので強引にでも載せておきたかった。(^^ゞ

小屋の横から緩やかなピークを描く継子岳へ向う。展望の良い稜線歩きで、気分はルンルンである。

道脇には花畑が広がっている。終りかけのキバナシャクナゲ、チングルマ、コイワカガミ、イワツメグサなどもあるが、とにかくアオノツガザクラとミネズオウの群落が凄い。びっしりである。皆さん、品の良さを忘れての撮影に忙しい。

山頂の手前には、何故か薄い板のような岩が無数に立っている。たぶん火山礫関係だろうが、まだ面倒臭くて調べるに至っていない。ただ以前の誰かさんのレポで、「久しぶりに元気なものを見た!」と言った女性の言葉が今も頭に残っている
(笑)

山頂付近の斜面には数はあまり多くはないが、ちょうど見頃のコマクサが咲いていた。私としては、これだけ見れれば十分だ。
(左上の写真にマウス!)

継子岳の山頂からも360度の素晴らしい展望。写真は別のページにするが、ごっちゃんが山座同定をしてくれるので大変ありがたい。景色を見ながらまったりと昼食を取る。まっちゃんからフルーツを戴く。
このような山では荷物を軽くするため、ヘシコも何も持って来ていなくて申し訳ない。f(^-^;

これから先へ進むのだと一瞬思ったが、大御所さん達はそんなに甘くはなかった。大イベントの始まりである
(汗) もう一度嫁に行く事はないと思われるので載せたが、左上の写真のポーズなんかは女性にはかなりの勇気がいる。やはり凡人にはない天性のお笑いの血が流れているのだろう。拝みたい心境だった。。(笑)

右上の写真だが、まさか私みたいな素人が出演させられるとは思わなかった。ポーズがぎこちないし、顔が引き攣っているのが分るだろうか?できれば封印しておきたい写真だが、とても忘れられそうにない良い思い出にはなった。ただ、山頂にいたもう一人の若い男性が、笑いを必死に堪えている姿が今も目に焼き付いて離れない。。
(苦笑)

今日は風花さんも田の原から登られているらしい。しかし、念波のポーズまではなかったので安心した
(笑)

継子岳2峰まで、所々コマクサが咲く緩やかな道を進む。ここからは上の池など見えないが、御嶽山の山頂付近の全容がほぼ分る。

継子岳2峰のピーク付近は大岩がごろごろしている。裏を回り込むようにして四ノ池へ下る。マーキングはしてあるが、所々分り辛い。

四ノ池に下りると小川が流れ、ハクサンイチゲが一面に咲いている見事な花畑だ。ミヤマキンバイなどもあるが、ハクサンイチゲが圧倒的に多い。散策していたごっちゃんが、数は少ないがあのクロユリを見つける。ごっちゃんもここでは初めて見たらしい。私もまさかここで見れるとは思っていなかった。
(右上の写真にマウス!)

三ノ池の淵までの急坂は、疲れてきた足には堪える。私より元気に思えた田奈さんも・・?。左上の写真の右のピークが継子岳2峰。真ん中奥のピークが継子岳山頂。

淵にようやく上がると、すぐ目の前には三ノ池。右が摩利支天山で、前方のピークはアルヤマ天だ。ここでごっちゃん達は知人に会い、話題に花を咲かせていた。

五の池小屋の裏に上がって最後の展望を楽しむ。午後からはやはりガスが湧いてくるが、それもなかなかいい感じだ。

印象に残ったものの一つは、岐阜の方達は携帯メールに忙しい点である。立ち止まる度に皆が携帯を触っていた。きっと見放されている私とは大違いなのだろう。。
(^_^;)

ゆっくりと下山。心配していたごっちゃんの体調と膝も、どうやら大丈夫のようである。まっちゃんもお疲れ気味だが、口の方はまだまだ元気のようだ。濡れていた木道も乾いている。帰りにもう一度ヒカリゴケの撮影にチャレンジ。下界の暑さを感じながら登山口に下りた。

駐車場に戻り、今日の山行を喜び称え解散。まっちゃん達は温泉に入っていくらしいが、私には遥か遠方の街が待っている。行きに難儀した山道も、明るい時は御嶽山がよく見えてなかなか良いではないか!帰りは少し遠回りになるが、ETCの特権を行使して飛騨清見から一気に帰るつもりが、高速に入って案の定すぐに大渋滞。三連休の最終日だから仕方がない。結局、荘川〜白鳥〜大野〜福井まで下道で帰ったのであった。



以前から行きたかった御嶽山に、タイミング良く行く事ができて大満足でした。コマクサは不作のようでしたが、あれだけ見れれば十分。ごっちゃん、まっちゃん、田奈さんには大変御世話になりました。とても楽しかったです。また念願?のイベントにも参加でき、もう何も思い残す事はありません
(苦笑) またの機会を楽しみにしております。
展望や花などの写真はこちら!
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(6時35分) → 湯の花峠(7時25分) → 避難小屋・のぞき岩(8時00分) → お助け水(8時40分)
 → 五の池小屋・飛騨頂上(9時50分〜10時25分) → 継子岳(11時00分〜11時45分) → 四ノ池(12時15分)
 → 五の池小屋(13時00分〜13時35分) → お助け水(14時05分) → 避難小屋(14時25分) → 登山口(15時35分)
 
 <所在地>
 岐阜県下呂市小坂町  MAP  GPS軌跡






HOME