鬼ヶ岳(533M) 2月5日(土) 曇時々雪  単独
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今期1番の寒波のピークを終えた休日。近辺の山々は大量の積雪があっただろう。こんな時に1人でも登れそうな山は、悪いが武生の白鬼伝説が残る鬼ヶ岳しか思い浮かばない。除雪疲れで遠方の山へ行く気力もない。節分も終わった事だし、鬼さん達を慰めに行くにはちょうどタイミングがいいかもしれない!・・・なんていい加減な事をついつい書いてしまう自分が本当に情けない。敦賀は朝から小雪が舞い、どう考えても山に行く気分にはなれない天気である。武生の天気が知りたくてつかさんにメールを打つが、呆れて物が言えない状態なのか返信がない(風邪で寝込んでいたらしいです(^^ゞ) 仕方がないのでダメ元でドライブがてらに行く事にした。
武生市内に入っても変らず雪が降っている。大虫地区に近付くと山容が見えてくるのだが、やはり下からミルク状態で全然見えない。諦め気分で登山口に着くと、驚いた事に道路脇には数台の車が駐車してある。さすがに人気?のある山だなぁ!なんて思っていると次々と車が来る。こんな日に山に登ろうと考えている自分が異常かと思っていたが・・どうやら正常だったらしい。。レインウエアを着込んで出発する。
雪は深そうだがしっかりしたトレースが付いている。温度が高いせいか雪質が軟らかく、忠実に辿らないとごぼる(奥越弁) 登山口から暫くは傾斜も緩やかだが、後は急登の連続である。硬ければ滑るし、軟らかければ崩れるという・・なかなか難しい道である。悪いがだいぶトレースを崩させていただいた。f(^-^;  右の写真は「小鬼展望台」
「大鬼展望台」「白鬼展望台」と息を切らせながら登る。あ〜あ〜シンド。。(^_^;) 山頂までの距離を書いた板ばかりが気になる。展望など見る気もしない(無意味なので)
立派な小屋が建つ山頂に到着。雪は相変わらず降り続いているので小屋に入り、暑いので上着だけ脱ぐ。人が次々と入ってくるが・・みんな汗ビッショリ!雪はふっているがやはり暖かいのだろう。小屋の上の木に積もった雪が落ちて屋根を叩き、落ちていく音が室内に響き渡る。・・・やぁ〜ねぇ!(屋根)・・・下らない事に付き合わせて申し訳ない。f(^-^;
山頂の積雪は思ったほど多くはなく・・50〜60センチだろうか。。展望台に上ってみても、当然ながら景色は全然ダメである。祠に手を合わせて下山する。

下山中、大鬼展望台と小鬼展望台との急坂ですれ違った人が気になる。もしかして今のはおーだんなさんか?顔ははっきり見えなかったが、声が似てるしザックもよく似ている。いやいや、土曜は仕事のはずだし1人で来てるわけがない!と思いながら車に戻ると、私の車のすぐ後におーだんなさんの車が止まってい〜るじゃあ〜りませんかぁ!!! 今さら登り返すわけにも待っているわけにもいかないし。。(^_^;) 向こうも気が付かなかったので、まあお互い様という事にしておきましょう(笑)

約1年ぶりの鬼ヶ岳だったが、こんな日にでも登る人が多く・・それだけ親しまれている山なのだろう。こういう山があるのはありがたいと思う。 
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時10分) → 小鬼展望台(9時25分) → 大鬼展望台(9時40分)
→ 白鬼展望台(9時50分) → 山頂(10時10分) → 登山口(11時25分)

<所在地>
福井県武生市 MAP
簡単に白鬼伝説を説明しますと、この山に棲み付いた白い女の鬼が、通行人を襲ったり・・時には武生の町にまで出没して荒し回りましたが、最後は村の若者に発見されて退治されたという話です。