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鬼ヶ岳(532.6M) 12月3日(日) 霙一時曇  大葭原さん夫妻 kyuさん つかさん
                                            
makoto&sumireさん りんちゃん
今年で3回目になる忘年登山。日程はかなり前から決まっていたのだが、近付くにつれてまたもや天気が怪しくなってくる。最初は西方ヶ岳の予定だったのだが、天気の良い湖南方面に遠征する話に纏まりつつあった。しかし、それではゆっくり宴会する時間が取れないという事で、近場の小屋のある鬼ヶ岳に急遽決まった。ここなら天気が悪くても・・重荷でも登れる。新鮮味がないという点は否定しがたい事実ではあるが、忘年登山は宴会を重視するために妥当な選択だと思う。今回はkyuさんが初参加してくれ、つかさんはわざわざ休みを取ってくれた。makotoさん夫妻は去年の野坂岳の帰りがかなり懲りたらしく、今回は電車で参加してくれた。ちなみに10月から直流化されて京阪神から快速が乗り入れられるようになったが、一番電車の敦賀駅到着が10時前とかなり遅いので値打がイマイチ。やっぱり急ぐ人は特急に乗れ!という魂胆だろう。(^_^;)

当日はやはり霙混じりの生憎の天気!(--;) 敦賀駅に9時前の電車で来られたmakotoさん夫妻を乗せて、越前市(旧武生市)に向けて国道を北上する。所々雪で白くなった道と荒れる天気に顔が引きつりつつも、尽きる事のない話題で1時間は短く感じられた。
10時前に鬼ヶ岳の登山口に到着。すでに他の皆さんが待ってくれていた。降りしきる雨に、このまま登らずに宴会に突入!という甘い考えもあったようだが、私の「登りましょうよ」という言葉に覚悟を決めてくれたようである(苦笑) カッパを着込んで準備。出発間際にkyuさんがカメラがない!と騒がれたが、無念にも冷たいアスファルトの上で発見されてしまった。かなり重症のようである。(^_^;) 青空が少し見え、陽射しが差し込んで喜んだのもつかの間、すぐに鉛色の空に覆われて霙が降ってきた。。松尾芭蕉の奥の細道に「名月や 北国日和 定めなき」という句がある。今風に言えば「弁当忘れても傘忘れるな」という意味である。私が言うならやっぱり・・「女心と北陸の空」かな?(^^ゞ どうでもいいが、そんな昔から皮肉られてきた折り紙付きの北陸の天気である。
緩やかな登山道に入るもすぐに急登が始る。山頂まで約1時間ぐらいであるが、その道は鬼のように険しい。冷えていた体が一気に温まる。小鬼展望台で真っ白なガスを見ながら息を整える。誰かが「鬼ヶ岳に3人の鬼が・・」なんて怖ろしい事を呟く。小鬼、大鬼、白鬼とあるから人数的にもピッタリである(笑) もう少し詳しく書けば、小鬼はsumireさん、大鬼はおーちゃん、白鬼はkyuさん、なんていうのが一番自然ではないだろうか?(笑) ・・ここの部分は読まないで欲しいと強く願っている。f(^-^;
容赦なく続く急登、カッパを濡らす霙に口数も少なくなってくる。繁栄にある山頂までの距離が書かれたプレートについつい目がいってしまう。(^^ゞ あまり大降りしないので助かる。大鬼展望台。
だんだんと雪が現われてくる。初雪を踏み締めながら登るが・・相変わらず道は険しい。腰を痛めているつかさんのダブルストック姿がだんだん様になってきたよう。makotoさんとsumireさんは、この山に来た回数が食い違ってモメているよう(笑) おーちゃんが雪玉を投げつけてくる。ま、一番当てやすいからだろう。f(^-^;  白鬼展望台からはガスが切れて、一瞬だが文殊山や村国山を見る事ができた。これが最初で最後ではあったが。。
越前市街〜鯖江市街 文殊山など
村国山など
ガスがだんだんと濃くなってきた。先頭を歩くkyuさんから「着いたよ〜」と、明るい声が聞こえてきた。展望台、祠、立派な小屋のある鬼ヶ岳山頂。私がここに来るのは約2年ぶりになる。
降ってこない間に取り合えずの1枚♪
いよいよメインの宴会の始まりである。これだけのために登って来たと言ってもけっして過言ではない。f(^-^;  カッパを脱いでいる間に皆さんが場所を作ってくれる。仕事柄なのだろうか?特にkyuさんの目皿を持ち運ぶ姿などはプロの域に達している。おーちゃんとおーだんなさんのザックからは、大鍋とカセットコンロが出され、材料までも用意してくれている。それになんとタラバガニまでも!・・ミソはすでに食べたらしいが(苦笑) 奥越の人からカニが出されるとは思ってもみなかった。今まで芋の事をちょっと言い過ぎたからであろうか?(微笑) つかさんは焼き鳥。kyuさんからは自家製の「ニシンの麹漬け」や「ナスのビール漬け」「紫米入りのおはぎ」 makotoさんからは「紫米のおにぎり」「アジャリもち」「果物類」「チーズ類」などが出される。豪華な食材が所狭しとテーブルに並べられ、まずはおーだんなさんが持ってきてくれたワインで乾杯である。
私も負けずに剥きフグ、若狭カレイの一夜干し、ヘシコなどを持ってきた。・・やっぱり魚屋のオッサンか?(^^ゞ 特に貰い物のカレイが受けてくれたようで、これからレパートリーの一つに加えさせていただこうかと思う。宴会も終盤に入ったところで・・りんちゃんの登場である。急いで用事を済ませて駆けつけてくれたのである。久しぶりに再会するおーちゃんと涙の法要・・いや、抱擁である。(^^ゞ 見ているこちらも目頭が熱くなったが、涙よりも・・鼻水が垂れてしまった。(^^ゞ ほんとに一芝居打った甲斐があって良かった。ボソボソ(微笑) 楽しい話題に花が咲き(貶し合いもかなり多い・苦笑)あっという間に3時間が過ぎようとしていた。気が付いたら一升の酒が消えつつある。(^_^;)(makotoさん達はこのために電車で来たのである)
帰路は戻らずに周回コースをとる。途中でキノコ名人の異名をとるりんちゃんがナメコを発見する。一斉にナメコに群がる怖ろしい?○○軍団!(笑)(makotoさんも特別?参加であったが) 真剣な表情でナメコを採りまくる。私とつかさんとおーだんなさんは高見の見物。失礼だが、見ていてとても面白い光景だった。(^^ゞ ナメコの入った袋をぶら下げ、気分はルンルン状態である。しかし欲望というのは尽きる事がないようで、歩きながらも最後まで視線は周囲の木に!(笑) 落葉の上に積った雪でかなり道は滑りやすく、前を歩いていたsumireさんに滑って転んだ拍子に足払いをしてしまった。申し訳ない。それを見ていた後のkyuさんが大笑いをしている。(^_^;) 軽いsumireさんだから乗られた私は助かったが、kyuさんやおーちゃんだったら?・・無傷とはいかなかったかもしれない。イヒヒ  
結局・・皆一度ぐらいは転んだのである(笑) 下りて早速ナメコを真剣に分け合う光景♪(微笑)
今年も忘年登山オフ会を無事に楽しく終る事ができ感謝です。いつも私の休みに合わせてくれて申し訳ありません。遠くから参加してくれたmakotoさん夫妻、仕事を休んで来てくれたつかさん、初参加してくれたkyuさん、急いで駆けつけてくれたりんちゃん、それにいろいろと準備してくれた大葭原さん夫妻、ありがとうございました。皆さんには本当に御世話になりました。また来年もこうして皆さんと宴会ができる事を楽しみにしています。
PS. 帰りの車中でウトウトし始めたmakotoさんに・・・・叫んでいたsumireさんの声が
   今も耳に残っております。f(^-^;
<休憩を含む行程時間>
登山口(10時10分) → 小鬼展望台(10時25分) → 大鬼展望台(10時40分) → 白鬼展望台(10時50分)
山頂(11時08分〜14時40分) → 駐車場(15時58分)

<所在地>
福井県越前市  MAP