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野坂山(913.5M) 1月1日(日) 快晴  単独
正月も関係ない私の仕事だが、今回は偶然に大晦日から2日まで休みになった。元旦は快晴の予報である。元旦だろうが何だろうが、晴の時に行かないと次が何時くるか分からない。とは言っても、元旦から山へ行くにはかなりの勇気と小細工が必要となる(笑) そんな訳で、大晦日の日は大掃除と家族へのゴマすりにせっせと励んだのであった。ま、簡単な話が、完全に奴隷になっていたという事である。f(^-^;
やっぱり私の初登山は、野坂山以外他にない。今年もたっぷり御世話にならなければいけないだろう。(^^ゞ 慌てる事はないので、御雑煮を食べてからゆっくり家を出る。9時に登山口に着くが、やっぱり予想通り何人かの人が登っている。私と同じ思いをしている人が少なからずいるようだ(笑) 1週間前より少し雪は溶けているようだ。あれからほとんど積雪がないので、しっかりトレースが付いているだろうとスパイク付きの長靴で登る事にする。前回と同じく施設の下に車を停めて歩き出す。除雪はやはりまだ施設の上100Mぐらいまでしかしていない。バーベキュー小屋の前のトイレの横から雪道へ入る。10分ぐらいで通常の登山口に着くが、雪はたっぷり1M少々ぐらいはある。 
長靴にして正解だったようだ。雪は前回より締まっていて歩きやすい。トチノキ地蔵に着くが、今日はきちんと左へトラバースするトレースが付いている。
野坂の冬道は単純明快である。トチノキ地蔵から左へトラーバースして尾根へ上れば、後は一ノ岳の下まで直登すればいいだけだ。途中で敦賀の山の会の方達が下りて来られた。新年を小屋で迎えられたそうだ。
続く急登も、広がる青空と展望に癒されそれほど辛くない。一ノ岳の展望所はすっかり雪の下で分からないが、1本だけあるヤシャブシの木が目印である。少し休憩し展望を楽しんでいると、若狭町の方が登って来られた。2ヶ月ぶりの野坂だそうだ。少し話をして先に行ってもらう。
一ノ岳の展望所から二ノ岳の鞍部へとトラバースをする。二ノ岳、三ノ岳のピーク。一ノ岳の純白の雪面が、青空に映えて息を呑むほど美しい。
鞍部から二ノ岳、三ノ岳へと稜線を歩く。風もなく穏やかで、降り注ぐ新年の光に心が洗われるようだ。・・別に普段汚れている訳ではないけど。。(^^ゞ ブナなどの木立にたっぷり積もった雪が独特の形を演出している。写真を撮るのが忙しくなってきて、なかなか前へ進まなくなってくる。(^^ゞ
稜線の積雪は2M弱ぐらいだろうか。。二ノ岳〜三ノ岳の美しいブナ林も、小ぢんまりした感じに見える。三ノ岳から何時もは見難い山頂の小屋もはっきり見える(トレースを外して右へ少し行った場所から)
最後の急登。小屋が一歩づつ登る度に大きく見えてくる。ワクワクする瞬間だ。小屋を通り越して一段上の山頂へ!広がる雪原、360度の大展望に心が躍る。この瞬間がたまらなくいい。ある意味、この瞬間、この快感を感じたいために山に登ると言ってもいいかもしれない。積雪は風で飛ばされるため少し少なく・・1M少々ぐらいだろう。締まっていて自由自在に歩ける。
敦賀市街
敦賀半島、西方ヶ岳
若狭湾
琵琶湖、赤坂山などの湖北の山々
手前に岩篭山 奥に横山岳や金糞岳など
白山は残念ながら見えない。ここからの越美境の山々の同定はかなり難しく、よく登ってる人でも完全に答えられる人は少ないだろう(私も一部しか分からないので、教えてもらえる機会を待っている・(^^ゞ) 先程の若狭町の方と、美浜町からの方と一緒に小屋で昼食を取りながら、山話に花を咲かせて下山する。下山中も次々と人が登って来られた。
元旦早々素晴らしい天気に恵まれ、今年の初登山は大満足で終る事ができた。
今年もこの勢いでいきたいところだが・・・・何時まで持つだろうか。。(^^ゞ
<休憩を含む行程時間>
駐車場(9時05分) → 登山口(9時20分) → トチノキ地蔵(9時45分) → 一ノ岳展望所(10時30分)
→ 山頂・小屋(11時30分〜12時50分) → 駐車場(14時00分)

<所在地>
福井県敦賀市  MAP