野坂山(岳)913.5M  1月29日(土) 晴  林さん 水嶋さん
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明日、本当はおーちゃん夫妻と野坂山へ以前から行く予定だったが、所用や寒波到来!で中止になってしまった。今日は天気が良さそうだが仕事明けなので、遠方やキツイ山へは行けない。どこへ行こうか?と悩んでいたところ、りんちゃんから電話がかかり野坂山へ行くとの事!・・で同行する事になった(話は簡単で早い!) お初になるりんちゃんの同僚の「農村の貴婦人」こと水嶋さんは、野坂山は初めてで楽しみにしているらしい。こういう話を聞くと、眠たい!などと言っている場合ではない。野坂の魅力を思う存分味わってもらわねば!!!

私の家から登山口まで5分ぐらいだが、りんちゃん達がわざわざ家の近くまで迎えに来てくれると言うのでせっかくの好意を素直に受け止める。・・・一度でいいからお抱え運転手がいる気分を味わいたかった。 9時の約束だったが仕事から帰ったのが8時半! 大慌てで準備をしてどうにかセーフだった。お抱え運転手の方が強いので困ります! 挨拶を交わして、りんちゃんの車に乗り込んでいざ登山口へ! 村の中の狭い道をぶっ飛ばすのでちと額から汗が・・・
今日は土曜日なので、登山口の駐車場にはすでに10台以上の車が止まっている。最近降雪がないようで、10日程前に比べてみるとかなり雪が溶けている。林道の上部辺りまで雪がない。単調な林道に飽きてきたのか?・・水嶋さんが「どのぐらいこの道が続くんですか?」と聞いてくる。「最初にこういう道を歩くと後が楽しいんですよ」なんて相変わらず適当な事を言ってしまう私。。やがて少し凍った雪道になってくる。トチノキ地蔵からアイゼンを装着する。水嶋さんは滑り止め付きのゴム長だ。近況など話しながら登るが、りんちゃんは今年は屋久島へ行くらしい。去年は鳥海山まで行ってるし、聞いていると呆れてものが・・ いえいえ、羨ましいだけです。。
「山頂まで2K」の道標から冬道を直登する。積雪は50〜60cmぐらいだろうか。硬くもなく軟らかくもなく・・ちょうど歩きやすい道。去年、野坂に155回登ったMさんが下りてくる。
視界が開けて敦賀の街並が見えてくる。遠くに白山も薄っすらと見える。それにしても素晴らしい青空だ!風もない(この辺りはだが) 青と白のコントラストが何ともいえない。連続する急登だが景色に癒される。久しぶりの山の水嶋さんも元気そうだ。展望の良い一ノ岳の道標辺りで小休憩するつもりだったが・・うっかり通り過ぎてしまう(団体さんがいたのでできなかったが) 仕方がないので二ノ岳への稜線で休憩する。りんちゃんからリンゴなどの差し入れを戴く。
ブナ林の中、二ノ岳、三ノ岳へと辛いが気持ちのいい直登が続く。
避難小屋を通り越して白い頂に向う。美人2人を歓迎してか強風が吹いている。青空だが遠望がイマイチ! 薄っすらと見えていた白山も雲に隠れ、琵琶湖や鈴鹿の方も霞が強くてよく見えない。若狭湾方面はまだマシで、青葉山がはっきり見える。積雪は80cmぐらいだろうか? 硬く締まっている。山コースの方を見に行ったが、トレースがあり歩いているようだ。山座同定の手伝いをするが強風で長居ができない。 私が写真を撮っていると・・2人はさっさと小屋に向う。
・・・デコチンのフルオープンも絶えられなかったのかな。。(ゴメン)
敦賀市街
若狭湾
敦賀半島・西方ヶ岳
岩篭山
小屋で昼食にする。中では10人ぐらいの人が和気藹々と昼食中だった。野坂には年に何回も登るという私達の前にいた年配の女性がかなり話し好きの方のようで、ついていくのがなかなか大変だった。。(^_^;) 「トシはとっているが・・気持ちはまだ20代!」なんて言われも返答に困る。「20代どころか・・10代では!?」なんて言うもんならもう・・止らない(汗) 次に来られた男性は、去年、今年と・・この野坂で同じ時期に同じ場所でクマを見かけたと言う。麓で見たという話はあるが、登山道で見かけたという話はあまり聞いた事がなく驚く。「クマに似てるので・・・・!?」なんて失礼な事は、りんちゃんに言えても私には言えない。りんちゃんが仕事で来れなかったおーちゃんに「最高!このまま死んでもいい!」なんて羨ましがらせるメールを打つ!(文は少しだけ私が考えたが・(^^ゞ) 本当に仲の良い山友だろうか? でも、山は登った者が勝ち?なのには間違いないだろう。水嶋さんは終始大人しい。きっとこんな事をやっている私達を・・冷めた目でしか見れなかったのだろう。人の目は厳しい!f(^-^;
散々遊んで下山をする。温度が高くなったせいか、ルートを少し外すと膝上までごぼる(勝山弁?) 眼下に素晴らしい景色を見ながらの下山は楽しい。トチノキ地蔵でアイゼンを外す。靴セードをしながら下っていると、後方からりんちゃんの野獣のような悲鳴が!? 振り返ると斜面に落ちかかって寝ている。「寝るなら帰宅してからにしたら?」「ちょっとそのままで写真を1枚!」といろいろな言葉が浮かぶが、どれも殴られそうな言葉ばかり。。(^^ゞ 面白くはないが、状況上引っ張り上げるしかなかっただろう。 水嶋さんは見てるだけでここでも大人しかった。。(笑)
今年初登山となる野坂山も天気に恵まれ、またりんちゃんや水嶋さんとの楽しい山行で大満足となりました。今年も絶好調(何が?)のようなので、またよろしくお願いしたいと思います。
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時30分) → トチノキ地蔵(10時) → 山頂(11時30分) → 避難小屋(11時50分〜12時50分)
→ 登山口(2時)

<所在地>
福井県敦賀市  
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