野坂岳(913M) 平成27年2月25日(水) 雨のち晴  水曜会メンバー
水曜会のメンバーから久しぶりに私の面白い顔と、可憐なみれ殿に会いたいという話が出て野坂岳に来られる事になった。しかし喜んで承諾したものの、この2月の敦賀は本当に天気の悪い日が多い。また何を言われるかと小心者の私は不安で仕方がなかったのだが、前日になって予報が好転してホッとしたのだった。メンバーは乱丸さん夫妻、ドルフィーさん、福ちゃん、長さん、そして私と、みれ殿の計7名。冬の野坂が初めての、あさひさんが来れなくなったのは残念だが、また次の機会があるでしょう。

ところが朝になってまたビックリ!何と雨が降っている。次々とメンバーの方が来れるが、皆さんも不思議がっている。けっして口には出さないが・・穴があったら入りたい心境だった。

来れなかった晴女さんのせいにでもするしかないのだが、合羽を着込む皆さんは明かにテンションが低い。晴れる事を期待してなんて贅沢な望みだが、せめて雨が止む事を期待して歩き出す。

最近は暖かい日が多く、雪解けがかなり早いスピードで進んでいる。登り始めの林道には雪はすでに無く、その上からだんだんと雪道になっていく。



トチノキ地蔵の水場で、休憩を兼ねてアイゼンを装着する。凍っていないのでしなくても良さそうな感じだが、一応してた方が楽なのは確かだ。みれ殿はアイゼンを忘れたようだが、この方の場合はどうでもいいかもしれない(笑)

この水を飲めば長生きすると皆さんに勧めるが、私がそう勝手に思っているだけである。
ガハハ



トチノキ地蔵の先から冬道に入が、ここから一ノ岳までが一番の頑張り所だ。雪質はいいのだが、前日の団体さんが尻セードをしたようで、トレースが潰されてしまっている。今日はまだ凍ってはいないからマシだが、迷惑にならない場所を考えてやって欲しいものだ。ありがたい事に雨は予想通り止んでくれた。



今日は久しぶりに大量の鍋材料を持って来たので、ザックが重くて仕方がない。おまけに皆さんに合わせて登山靴とアイゼンだ。何時もは独りなので、荷物なんてしれていて体がそれに慣れてしまっている。このぐらいの重さはしょっちゅうの時もあったが、それはすでに遠い過去の話か。。(^_^;

前方から90歳の常連さんが下りて来る。福ちゃん、今日は異常に静かなドルフィーさんも、きっと微かな希望を持てたに違いない
(笑)



一ノ岳展望所まで来るとガスの中。休憩をしながら雑談に花が咲く。



稜線に上ればガスはより一層濃く、周囲はほとんど見えない。雪庇には大きな亀裂が入り、冬が終わりに近い事を感じさせてくれる。風がほとんどないのがありがたい。



二ノ岳の標柱はまだ完全に雪に埋ってしまっているが、のこさんは杉の木の横にあるのを覚えてくれていた。関係ないかもしれないが、さすが筋肉年齢38歳だ。私なんて精神年齢でしか勝てない。

三ノ岳へのブナ坂の上りだが、こんな幻想的な雰囲気も乙だと私を慰めてくれる。本当にこの会はいい人達ばかりで、思わず涙が出そうになる
(笑)



三ノ岳の樹氷なんて誰も期待していないのは当たり前で助かるが、この一帯の細いブナの雰囲気もいい。



三ノ岳からは僅かな上りで山頂だ。ドルフィーさんは「もう終り?」なんて、急に元気が出たようだ(笑)



見事に真っ白けな山頂。周囲を見渡しても全く見えない。「雨が降らないだけマシ!」というような優しい言葉がまた聞こえたような気がする。

風はあまりないと言っても寒いので、集合写真だけ撮ってすぐ小屋に向う。



この会ならではの豪華なランチ!プロの職人さんもおられるが、手の込んだ品の数々に小さな幸せを感じてしまう。こんな料理を食べたのは、正月以来かもしれない。f(^-^;



食事が終り外に出てみると、何と青空が広がり景色もよく見えていてビックリ。やはり人間、常日頃の行いが大事やね。地獄から這い上がった気分だ(笑)

皆さんのテンションは急上昇し、広い雪原を思い思いに歩き回り景色を楽しむ。



もう思い残す事はないので、暖かい陽射しを浴びながらルンルン気分で下山。



少し緩みかけた雪だが、まだアイゼンがよく効き軽快な足取りで下って行く。



一ノ岳で少し休憩し、残ったおやつなどを頂きながら雑談。



登って来たトチノキ地蔵の道へ戻らず、さらに下から合流するつもりだったのだが、うっかり分岐を見過ごしてしまってテレビ塔まで下りてしまった。ここからは探鳥路を利用して登山口へ戻る事ができる。少し遠回りになるが、まあこのぐらいのオプションがあった方が楽しい。
(^^ 駐車場へ戻り、コーヒーを飲みながらまた雑談に花が咲く。


今日は遠方からわざわざ来て頂き本当に感謝。久しぶりに皆さんにお会いでき楽しかったです。休みが水曜会に合う日は、できるだけ都合を付けて参加できればと思っていますのでよろしくです。

                                                          乱丸さん  みれさん






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