野坂岳(913M) 平成26年4月25日(金)  yakoちゃん
天候が安定してきて気温が上り、野坂岳もいろいろな花が咲き乱れる季節。こちらではポピュラーなナガハシスミレは、実は日本側にだけに咲くスミレで、岐阜や愛知では見る事ができない。水曜会メンバーの愛知のスミレラブのyakoちゃんが、どうしてもこのスミレが見たいらしい。去年のレポを見ると、4月23日に咲いているのを確認している。そんなわけで4月末頃なら大丈夫だと伝え、今日という日になったのだ。しかしyakoちゃんは1人でこんな長距離運転は初めてらしく、敦賀ICで顔を見るまで心配で仕方がなかった。最近、年を取る度に心配性になっていく気がする。(^_^;

(犬山から敦賀まで高速を含めてゆっくり2時間ぐらいなのだが、4月からETCの割引のハードルが高くなってしまったのには腹が立つね!)

yakoちゃんは野坂には去年の冬に水曜会で来た事があり、今回が2度目。雪景色とは全く違うので記憶は僅かしかないと思う。駐車場には常連さんの車が7~8台。準備を終えてゆっくり足を進めて行く。

登山口周辺にはイカリソウが多く咲き、スミレもポツポツ咲いている。



去年の台風の被害などを簡単に説明しながら歩く。ニリンソウはまだ開いていない。山桜がちょうど満開で綺麗だ。yakoちゃんが来てくれるので満開になったと・・一応ゴマを擂っておくのは忘れない。(^^ゞ



トチノキ地蔵の水場に到着。前回はここの名水は飲まなかったので、今回はしっかり飲んでもらおう。

ミヤマカタバミが至る所に咲き、スミレもだんだんと増えてきた。yakoちゃんはだんだん花モード前回に♪
(右上の写真にマウス)



街の向うに見える敦賀湾。海のない県や遠い所に住んでいる人にすると、こういう景色は感動するらしい。「海と山が近くにあっていいね!」と言うが、住んでいるとそれが普通なので特に何も感じない。ただ周囲が山ばかりの景色を暫く見ていると、何となく違和感を感じてくるのはそのせいかもしれない。

yakoちゃんはだんだん花の写真を撮るのに夢中になってくる。でも女性だという事だけは忘れないでほしい
(笑)



時間はたっぷり。今日は好きなだけ写真を撮ってもらいたいし、また前々日の水曜会の疲れもあるだろうから、歩くスピードは最初からyakoちゃん任せにしようと思っていた。

下りて来た初めて会う常連さん達に、お揃いの帽子というだけで取り囲まれる
(笑) 親子ほど年の離れている人に急にそんな事を言われても、誰だって返答に困るよねぇ~(苦笑)



下ばかり見て歩いていたが、ふと見上げると新緑もまた美しい。

接写でカメラのモニターばかり見ていると、だんだんピントが合ってるかどうかが分からなくなってくる。
(なんて、まだ若いのに言ってる・笑)



今日は特別なので行者岩にも上ってもらう。(と言う私も久しぶりだけど(^^ゞ)

変な誤解されると困るが、正直にポーズや仕草が可愛いよねぇ。
(すっかりオヤジモード中・・(^^ゞ)



一ノ岳展望所で小休憩。それにしても穏やかな素晴らしい天気に恵まれた。さすが高気圧ガールやね!(フルッ!(^^ゞ)

これは関係ないが今の時代、仕事でも何事でもそうなのだが、若い人には長所を誉めて育てる事が大事な気がする。年上先輩面して偉そうな事ばかり言っていると、誰も付いて来てくれなくなるのだ。
(ただし、あまり誉め過ぎると信用してくれなくなる・苦笑)



ナガハシスミレはポツポツ咲いていたのだが、だんだん立派な固体が多くなってきた。別名、天狗スミレとも呼ばれ、後の長い距がイナバウアーしているのが特徴!(笑) 見れて・・ホッとした心境である。(^^ゞ

まだイワウチワ(トクワカソウ)も健在。



稜線に上ると花はほとんどなくなり、白いタムシバが目立つ程度。

ブナ林に入るが芽吹きはまだである。しかしこれはこれでまたいいと言う。



三ノ岳を過ぎるとカタクリの群生地。私は今期お初だがちょうど満開で見頃だ。ただこの付近にはキスミレが咲くはずなのだが?残念ながらまだのようだった。



山頂に到着。時間を見ると12時前!って事は、えぇぇー もうビックリ!登り始めて3時間20分も経っているじゃあ~りませんか。。(苦笑) 別に全然構わないのだが、そんなに時間が経っているとは思えなかった。中身が濃かったからなのかな?(笑)

展望はこの時期にしたら上等。風もなく本当に穏やか。。これは感謝の一言である。
f(^-^;



山頂でシートを広げてヤキソバを作るが、隠し味と皿を忘れてしまった。私もとうとう痴呆が始まったのかもしれない。(^_^;

yakoちゃんとは半年ぶりなので話す事柄には尽きない。気が付いたら・・また2時間も経ってしまっていた
(苦笑)



多かった他の登山者は下りてしまい、私達がほとんどラスト。また花を見ながらゆっくりと下って行った。



リンソウも帰りには満開。ただ土石流の影響か?イチリンソウがほとんど見当たらないのが気になる。

こうして楽しい花三昧の野坂岳は終った。


最後のデザートは・・青い海♪ イルカに乗った少年が見えるかな?(これもフルッ!(^^ゞ)

前にも書いたけど、海から遠く離れた所で育ち住んでる人にすると、海は憧れのようなものがあるらしい。私は津波の心配がないからいいと思うのだが
(笑)ここ新港の海釣り公園からは敦賀三山が見渡せるのだ。(ちゃんと考えてますよ)


穏やかな素晴らしい天気に恵まれ(これはyakoちゃんのおかげ)最高の花の野坂岳を満喫する事ができた。「少し遠いけど野坂岳に来て良かった!」と、そう思ってくれるのが私は一番嬉しい。そういう意味でも今日は最高の日でした。感謝♪





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