野坂岳(913.5M) 平成25年3月6日(水) 晴  水曜会
水曜会のメンバーの方々から冬の野坂岳、霧氷に興味があるいうのを前から聞いてはいたのだが、この北陸独特の天気や雪の量など状態を考えると、いくらいい加減な私でも「いつでもどうぞ!」とはとても簡単には言えない。それがいつも頭の片隅に残っていて、今年はもう無理だろうと思っていた矢先にmayuさんからのリクエストで、今度の水曜会は野坂岳という事になってしまった。嬉しい反面、頼みのみれ殿は所用で行けないと言うし、小心者の私は天気や雪の状態が心配で眠れない夜が続いた。ような夢を見た気がする。

最初は8時半に登山口に集合だったのだが、私が仕事明けなので9時に変更してもらう。参加者は、風花さんジオンさん乱丸さん夫妻、ドルフィーさん、福ちゃん、Kオジサンmayuさんyakoさんの私を含めて10名で、皆さんとは今年初めての顔合わせになる。ドルフィーさん、福ちゃん、yakoさんは体調不良で暫く冬眠?していたらしいが、お元気そうで安心した。

皆さんの日頃の行いが良いとは考え難い気がしないでもないが、信じられないような素晴らしい天気に恵まれた。たっぷりの世間話と準備をして出発する。



ゆっくりと林道を進み、終点の少し先からだんだん雪道になる。時間はたっぷりあるので、滅多に来れない皆さんにはゆっくりと野坂岳の雰囲気を味わっていただきたい。



トチノキ地蔵の水場で、小休憩がてら皆さんにアイゼンを装着していただく。風花さんはチェーンスパイクとやらだが、団子になりやすいという欠点があるようだ。私はそんな必要のないスパイク付き長靴なので、皆さんの様子をゆっくりと伺う。ま、これは野坂岳専用アイテムなので許していただきたい。

トチノキ地蔵の先から冬道に入っても良かったのだが、夏道が行けそうだったのでそのまま進む。私が寝不足だったので、なるべく急坂を避けたかっただけである。



敦賀市街や海が見えてくる。海のない岐阜や滋賀の方達にすると、この光景は感動するらしい。住んでみれば、三日で飽きると思うけれども。。

陽射しが降り注ぎ、素晴らしい天気♪ ジオンさんが、「でも上は嵐とか・・?」なんてまた私に聞こえるようにボソっと呟く。。自信はないが、今日に限っては絶対そんな事はないだろう。
ハァ〜



こんな景色を見ると、地元の私でも気持ちが良い。野坂は今年に入ってすでに今日で7回目だが、こんな天気にはなかなか恵まれない。ま、これが私の自慢かも?ハァ〜



気温はだんだんと上り、暑いぐらいになってくる。暫く体調が悪かったというドルフィーさん、福ちゃんだが、いつもの私を虐める口調なので完全復活だろう。yakoさんも、さすが若さ(若狭)で問題ないようだ。

一ノ岳展望所で小休憩するが、残念ながら白山までは見えない。



二ノ岳も三ノ岳も、くっきり見える。あとは霧氷があれば完璧なのだが、そこまで言うと贅沢になるだろう。

ジオンさんは7年前に初めて野坂に来られているが、キツイ山だというイメージが残ってしまったらしい。あれからは年は少しだけ?取ってしまったようだが、パワーは反比例しているどころではない。



一ノ岳と二ノ岳の鞍部に上がると、さすがに風が冷たく感じる。今日は平日だが天気が良いので、他の登山者も多い。



二ノ岳付近から太陽光を反射している避難小屋の屋根が見える。

最後に二ノ岳、三ノ岳、山頂と三段の急坂があり、冬は全て直登なので正直うんざりすると思う。ただ自然現象?で記憶力が○下しつつあるドルフィーさんが、このブナ林だけは覚えていると言うのでやはり魅力の一つなのかもしれない。



三ノ岳を過ぎ、最後の急坂を登る。後方には敦賀半島、西方ヶ岳が見えてくる。



山頂に到着。お疲れ様。霞で白山が見えないのが少し残念だが、まあまあの展望である。これで攻められずに済みそうで、やっと安心した。フ〜




山座同定をさせていただくが、あんまり詳しく聞かれるとボロが出そう。だいだいそんな感じと思ってくれるとありがたい。ま、言わなくても半信半疑だろけど。。

皆さん、海、山、湖の展望を、思う存分に楽しんでくれたようだった。



避難小屋に入り、まったりと昼食タイム。しかし、今回は特に豪華!皆さんからいろいろな美味しい物が振る舞われ、胃拡張になりそうだった。御馳走様でした♪これで暫くは粗食に耐えられます。ポリポリ



食べ過ぎて動くのがイヤになってしまったが、ボチボチと下りよう。気温が上がり過ぎて雪が緩むと思っていたが、心配するほど大した事はなかった。



二ノ岳付近で前方から、みれ殿がかっ飛びで登って来た。実は昼食前に人数確認のメールが来たんで、「あっ、これは来るな!」って思ってたんよね。ニヤニヤ もう少し小屋でゆっくりしてたら良かったけど。。



下山は冬道を使えるとこまで利用。下は腐りかけの雪質で少し歩き難かったと思うが、軽アイゼン一つのみ紛失で終了。またもし見つけたら返します。ニヤニヤ 

初め水曜会で野坂岳を指名された時、正直どうなるかと心配したが、数少ない天気に恵まれ楽しんでいただいたようで本当に良かったし、野坂の良さを感じてもらえたようで嬉しかった。いい加減な案内人と最初から覚悟はしてくれてたと思いますが、いろいろとお世話になりました。


画像提供ありがとうござました。





HOME