野坂岳(913.5M) 平成24年12月31日(月)曇のち晴  みれさん
早いもので、バタバタしていた12月も気が付けばもう大晦日。毎年最後の締めの山は野坂岳と決めているのだが、明け方まで雨は降り続き気持ちは急下降!外の様子を眺めながらどうしようかと悩んでいたら、みれ殿の「行けるんちゃう!」の一言で覚悟が決まった(笑) みれ殿も例年ならここにいるわけがないのだが、今年は特別に大自爆中という事で、お気の毒だけど仕方なしにこのパターンになった(笑)

時過ぎに登山口に着くと、すでに車が停まっていて常連さんの女性の方が出発して行った。こんな大晦日に女性が・・??? 「大きなお世話やって〜!」 スンマセンf(^_^;

着いた時は小雨が降っていたのだが、準備をして歩き出すとすぐに止んでくれた。

林道の終点付近から雪がはっきりと現れてきたが、みれ殿の話では、この二、三日で激減したらしい。さすがよく知っていらっしゃる!
(^^ゞ\(`o'")



登り納めとなると、最初から気持ちがいつもと違う。今年一年を振り返り、思い出しながら、感謝しながら、丁寧に足を進めて行く。初めは寒かったが、だんだんと体が温まってくる。このぐらいが私にはちょうどいい。(^^ゞ

トチノキ地蔵を過ぎ、九十九折りが始まる。締まったトレースの上に数センチの新雪という極上の道で、サクサクと音を立てながらの歩きは格別だ。



一ノ岳展望所に来ると、雲は多いながらも青空が少し見えてきた。信じられない事に(笑)天気はだんだん回復しているようだ。



山頂付近のガスも晴れ、展望も期待できそうで嬉しくなる。いくら私でも、やはり締めの山でガスの中というのも面白くないものだ。f(^_^;  しかし稜線は風が強そうで、そのイヤな音がよく聞こえてくる。

稜線に上がると、やはり風が強く一気に寒くなってくる。冬は海からの北西の風が真ともに当たるのだ。



おかしな事に積雪は、下からほととんど変わっていない極上ロード。

三ノ岳の手前のブナ林に来ると、枝先に小さな霧氷が付きキラキラと光っている。この控えさもまたいいものだ。



三ノ岳を過ぎた辺りに来ると、霧氷がだんだん目立ってくる。写真では分かり難いが、この付近が私がいつも一番綺麗だと思う所。あまりごちゃごちゃしていないのがいい。



いよいよ最後の登り。振り返ると、西方ヶ岳をバックに控え目な霧氷が映えていた(少しズーム)



誰もいない山頂に着くと、期待通りの展望が待っていてくれた。風もそんなに強くない。みれ殿がまず最初に見る方角は、やっぱり好きな伊吹の方だった(笑) 残念ながら、そこだけガスがかかっていたが。。



贅沢を言えば、この標柱が埋まるぐらいの積雪が欲しい。そうなれば周囲の藪が消え、広い真っ白な雪原になる。ちなみに右の写真は八年前。   わっけぇ〜!(^^ゞ\(`o'")

この山には本当に思い出が多い。数多くのオフ会もあったし、多くの山友さんとも御一緒させてもらった。不思議とこの時期になると、その一つ一つを思い出すのだ。



普段の野坂ではこういうのはないのだが、最後ぐらいは貸切の小屋でまったりしよう。大晦日だから年越し蕎麦と、みれ殿が用意してくれた善哉。寿の箸は早いと思うが、器は何と越前漆器だぜ〜  
・・・知人の失敗作らしいけど。。

中途半端な時間で多いと思うが・・完食。こういうのなら、いくらでも入る。(^^ゞ



このように今日は締めの山に相応しい日になってくれて大満足。雲は多いながら展望は良いなんて、ふと私にピッタリのような気がした。(^^ゞ これも、みれ殿が一言くれたおかげだろう。もし止めていたら、きっと後悔していたに違いない。感謝♪





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