野坂岳(913.5M) 10月4日(土) 曇時々晴   まっちゃん かみちゃん ラブさん 
                                        しげちゃん みれさん
先日岩籠山を案内した岐阜のまっちゃんから、「海が見える山にはまりそうです」「福井の山の本を買いました」「カニを食べました(笑)」などのラブコール?を聞けば、福井県人とすればやはり黙ってはいられない。でも、私に会いたいとは最後まで言ってくれなかったのが気にかかる(爆) 冗談はさておいて、私は仕事で朝帰りになるのだが、ちょうど4日(土)の天気が良さそうなので、急遽お誘いして敦賀三山二つ目の野坂岳を案内する事となった。来られるのは、まっちゃんの山友のかみちゃん、しげちゃん、そしてラブさん。ラブさんは、冬に一度登られている。こちらの助っ人は、最近野坂の主になりつつあるみれさん(昨日も登ったらしい)

敦賀インターで待ち合わせるが、すぐに匂いで気が付く
(笑) お名前だけは知っていたが、かみちゃんとしげちゃんとはお初になる。強張りながら挨拶を交し、各車で登山口のある「いこいの森」へ向う。私も人並に緊張だけはする。(^^ゞ
天気は良い予報なのだが、少し雲が多いのが気になる。晴れ人間の方ばかりなので、きっとどうにかしてくれるだろうと期待する。ちなみに私は・・腫れ人間。(^^ゞ 9時前なのですでに他車が数台停まっているが、土曜のわりには少ない。

準備をして、登山口にある絵図を見ながら簡単に説明をさせてもらい出発。しげちゃんやかみちゃんが、私の下らないジョークにすぐ反応してくれほっとする。と同時に、みれさんからの冷ややかな視線も感じてしまう。「このオッサン、またアホな事言うとるわ!」みたいな感じだろう。
(^^ゞ 登り初めは辛い。トチノキ地蔵までの風も無い急坂に、皆さんは「暑い!」の連発。当然私も大汗である。トリカブトやアキギリなどの花が咲いている。
30分程でトチノキ地蔵に着く。皆さんは汗を拭い衣服調整。名水を口にしながら少し一服する。まっちゃんは、この名水を持って帰るらしい。カメラを忘れていた誰かさんは、もう早朝食代わりに何かを食べている(笑)
かみちゃんが、急に顔を近付けてくる。一瞬何事かと焦ってしまったが、私の頭から出ている湯気を撮りたいと。。(^_^;) 私にすれば、この年にして初体験の出来事だった。。額が広くなりつつあるのは遺伝である(苦笑)
暫く九十九折れの道を我慢すると、敦賀市街の展望が望める開けた箇所がある。私達にすれば見慣れ飽きた光景だが、初めての人の目にはどう映り感じたろうか?・・ヨーロッパ軒を探していたりして。。(笑)

途中にある分岐から、久しぶりに行者岩に上ってみる。数年ぶりだろうか。。ザックを下にデポして、ロープの垂れ下がった狭い岩場を攀じ登る。行者岩の上は狭く、ゆっくりと見ている余裕はない。下りる時にまっちゃんがまた滑らないかと期待したが、残念ながらその期待には応えてくれなかった。今日は用心して靴も替えて来たらしい。
(苦笑)
分岐に戻り、もう一登りですぐ一ノ岳の展望所。景色は見えるが、どうもイマイチ気に入らない。せっかく遠方から来てくれたので、白山まで見えるような景色を願いたいのだが。。すぐに話に夢中になってくれるので、その辺はありがたい。

歩き出すと、すぐに二ノ岳や三ノ岳が見える。だけど、空がどうも・・
一ノ岳と二ノ岳の鞍部へ上ると、だんだんとブナ林が広がってくる。二ノ岳から三ノ岳にかけては一番のハイライトで、自然と皆さんの足も止まってしまう。普段、「美しい、綺麗」という言葉を聞き慣れているかどうかは定かではないが、しっかり皆さんの口から出てくれ、私としても嬉しい気分である。
三ノ岳への登り。下りて来る他の登山者も、この軍団の迫力に圧倒されてか・・まるで避けるように道を譲ってくれる(笑)

最後の赤土で滑り易い急坂を登り、非難小屋の前を通って山頂へ!
4〜5人だけしかいない静かな山頂。北側だけ青空が広がっている。展望は近くの野坂山地の山々が写真で撮れる程度で、もう少し欲しいところ。しかし、若狭湾の海が見えるという事で、皆さん満足してくれたようである。
赤坂山方面
岩籠山方面
日傘を差すラブさん、肌が弱いらしいが???ま、本人が言うから間違いないのだろう。私は野坂岳では初めて見る異様な?光景だった(笑)
いよいよ宴会タイム。次々と出てくる品に・・唖然!ヨーロッパ軒のソースカツ丼に対抗したという、かみちゃんのカツ丼にはビックリ!山頂でカツ丼を作るなんて初めて見た。そしてまた美味い。豪快な笑いに秘密があるのだろうか?また、フルーツやら何やら・・けっこう重たかったに違いない。いいポッカ練習になっただろう(冗談) みれさんからは、手作りのロールケーキが振舞われた。皆さんからいろんなものを頂いて、誰から何かというのが分からなくなってしまったが、本当に御馳走さんでした。お陰様で、また冬眠用のお肉が増えたと思います。(^^ゞ
お腹が膨れて歩くのが辛いが、下りなければ仕方がない。話をしながらゆっくりと下る。朝よりもすっきりした天気になってきた。しげちゃんから、見える敦賀の街の事を聞かれる(これは真面目に・・)
1時間40分かけてののんびり下山。まっちゃんは、残念ながら?今回は一度も転ばなかった。登山口横のベンチで残り物の始末をする。また食べれるから不思議だ。(^^ゞ またの再会を約束し、涙?のお別れをする。

楽しい一時を過す事ができ、皆さんには大変感謝です。下手な案内人でしたが、満足していただけたようで嬉しく思います。まっちゃんはあと西方ヶ岳で敦賀三山制覇ですが、他の方もまた機会があればぜひ来ていただけたらと思います。お世話になりました。
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(9時00分) → トチノキ地蔵(9時22分) → 行者岩(9時55分) → 一ノ岳(10時15分)
 山頂(10時57分〜13時05分) → トチノキ地蔵(14時18分) → 登山口(14時37分)
 
 <所在地>
 福井県敦賀市野坂  MAP






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