野坂岳(913.5M) 9月17日(月) 曇  単独
私には無縁の連休の最終日。最初は天気が悪そうだったので山は諦めていたが、前日になって少しいいふうに変わって行けそうになってきた。約1年ぶりに岩篭山に行くつもりだったのだが、朝、窓から野坂岳を見ているうちに気が変わってしまった。やっぱり野坂岳に行こう!(^^ゞ 野坂信者だから仕方がない。
7時半頃登山口に着くと、すでに5〜6台の車が停まっている。さあ、準備をして出発。

林道から登山道に入ると、小物だがいろいろな花が咲いている。ゲンノショウコ、キンミズヒキ、ミズヒキ・・ 僅かだがアキギリも咲いている。沢を彩っているのはツリフネソウだ。
いつも通り20分少々でトチノキ地蔵。この付近にはトリカブトが咲き、楽しませてくれる。冷たく美味しい水を頂き、九十九折になる登山道を登っていく。

ヤマジノホトトギスがポツポツ咲いている。道中から見える敦賀市街、よく見ると私の家も見える。だんだん暑くなってきて汗が流れてくる。今年はいつまでも暑い。
すっかり深い緑に覆われた行者岩。そういえば、岩の上には何年も上っていない。次回にでも気が向いたら上ってみよう。(^^ゞ 最近、この付近で熊が行をしていたらしい(苦笑)

一ノ岳展望所の手前にトリカブトの小さな群落があり、中に白いトリカブトが咲いている。
稜線に出てやっと風の恵みを受ける。それにしても暑かった。前回もそうだけど、またもズボンまで汗で濡れてしまった。(^_^;)

だんだんとブナが現れ、美しく素敵な道になってくる。
二ノ岳〜三ノ岳にかけての美しいブナ林の中に続く道。いつもこの辺りで立ち止まり、ついついカメラを向けてしまう。何度見てもいいものです。
三ノ岳を過ぎて最後の急坂を登って小屋に着く。中に入って、地元の山の会さんが月に一度発行している会報誌を一部頂く。いろいろな情報が書かれているので、けっこうこれを楽しみにしている。

すっかりススキの穂が伸びた山頂に着く。風は少し強いが、沸騰寸前の体にはちょうど良い。数人の地元らしき人達が、話題に花を咲かせている。方位盤の下に腰をかけ、冷えたビールを飲む。美味い!
展望はまあこんなもんでしょう。 何回も見ているので、そこそこ見えれば上等です(苦笑) 景色を見ながらボォ〜っとしている時間が最高!

今日は祭日なので、だんだんと人が増えてきた。ボチボチ下りる事にしよう。
多くの登山者と擦れ違う。県外からマイクロバスで来られた20人ぐらいの団体さん。

下りるにしたがって機械音がだんだんと大きくなってくる。トチノキ地蔵の少し手前で、右の林の間から何やら工事をしているのが見える。野坂岳の麓を高速道路が通るので仕方がないのだが、あまり景観が変わってほしくはない。

トリカブトなどを撮りながらゆっくり下る。花はやはり見つけた時に撮らないとダメだなぁ。帰りだと場所が分からなくなったり、忘れてしまったり。。(^_^;)


11時頃に登山口に下りる。約1ヶ月ぶりの野坂だったけれど大満足。






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