HOME
野坂岳(913.5M) 3月8日(木) 雪  レオさん 法香さん
以前、西方ヶ岳に来られた事がある大阪のレオさん法香さん、レオさんの蝶螺ヶ岳の登山口から西方ヶ岳の登山口まで車を取りに走った話は有名である。今度はお二人から冬の野坂岳に行きたいとの話が去年からあった。今期は雪があまりにも少なく本来の雪山の楽しさが味わえないので、その話は来期に持ち越しかと思っていたところ、2月の半ばに法香さんから3月出撃予定の連絡があった。偶然にも夜勤明けではあるが8日が合う。そうしてこの物語は始ったのである。(そんな大げさか?) 「超人」「ハラミ星人」とも異名を持つレオさんとは約1年ぶり、「河内の酔っ払い姫」の法香さんとはお初になる。毎日更新される法香さんのブログから、波乱万丈?の日々をおくられている人と想像できる。・・ちょっと違ったか?(^^ゞ

日が近付くにつれて信じられない荒れる天気予報に変わってくる。3月に入ったのに雪予報である。例年なら別に驚かないのだが、今年は記録的な暖冬で雪はもうないだろうと思っていた。前日になっても予報は変わらず・・展望など絶望的である。ぜひ、山頂からの360度の景色を見て欲しいと強く願っていたのだが。。所詮、雨男の願いなど無駄な事かもしれない。(^_^;) お二人もわりと天気には拘らないタイプなのが僅かな救いか。。
青春キップを使って10時前着の快速で来られたお二人。すでにカッパを着込んでいて表日本の都会との違いを十分理解されているようだ。心優しき人達で、目の不自由な方を引率されている。ついでなのでその方を金ヶ崎宮まで送り、登山口のあるいこいの森へと車を走らせる。雪が降り、道中からも野坂岳の姿がほとんど見えない状態である。登山口には2〜3台の車が停まっていた。私達も含めて物好きな方がいるようだ。
話をしながら急な林道を登っているうちに、すぐ暑くなってきて上着を脱ぐ。トチの木地蔵で名水を一口、水だけは田舎だから自慢できる。
登るにつれて雪が深々と降ってくる。水も滴る○○男!などと言ってる場合ではなくなり、私も久しぶりにカッパを着込む。新雪を踏み締めるのが心地よい。一ノ岳展望所に着くが・・展望は全然ナシ!ガスに向って説明しても・・虚しいだけである。(^_^;)
一ノ岳と二ノ岳の鞍部から稜線を歩く。雪が付いたブナがお目見えしてきて、レオさん法香さんも感激の様子。
ブナ林の中、三ノ岳への登りになると今度は美しい霧氷が現われる。
三ノ岳から小屋までの間が一番霧氷の美しい所。度々足が止まってカメラを向けたくなる。私もこれだけの霧氷は今期初めてで、お二人もまた感激されたようであった。積雪は15cm程度。
小屋に着くが、ガスはどんどん酷くなってきたようだ。法香さんも少しお疲れの様子か。展望のない雪降る中の山行は、精神的なダメージが大きいものである。
とりあえず山頂へ! レオさんの最大目的は、一等三角点にある事は承知していた。三角点を見つめる目が普通の人と違う。手袋を置いて丁寧に撮影する。ガスで展望は全然ダメだが、、一応方角を指して見えるはずの山々を説明させてもらう。
貸切の小屋に戻って昼食。こちらに来てもらったからにはヘシコは外せない。レオさんも法香さんも、ヘシコ好きという臭い関係である。あとは敦賀名産の鯛蒲鉾と、隣町の地酒の早瀬浦で勝負する。ここで初めて白状するが、蒲鉾と地酒は貰い物なんである。蒲鉾は家族は食べないし、酒も家では飲まない。だから・・f(^-^;  これを言わなきゃいつもいい人でいられるのだが、純な性格上無理なのである。(^^ゞ 法香さんから名物の五色どらやきとやらを戴く。二色や三色では納得しない食い倒れの街、大阪の拘りの一面を見るようなどらやきだ。ヘシコには大満足してもらえたようで、地酒も当然ながら空になった。(^_^;) 次回はレオさんからたこ焼きを御馳走していただけるようで楽しみである。(^^ゞ
相変わらず雪の降りしきる中、一気に下山をする。寝不足もあって酔いが回り足がフラつく。道中、どうにか敦賀市街の展望が得られて最悪を免れた(苦笑)
帰りにレオさんも法香さんもヘシコを買われ、敦賀駅に送る。電車まで少し時間があったが、次は岩篭山の約束をしてお別れする。電車の中ではまた宴会があったようだ(笑)

楽しい一時を過させていただいた。お初の法香さんはネットでは賑やかな方だと思っていたが、実際にお会いしてみると淑やかな方で少し驚いた。後日の話ではかなりネコを被っていたとか?(笑) レオさんは変らぬ丁寧な口調で話される。ぜひ、お二人にはリベンジをしていただきたいと思う。遙々遠方から御苦労様でした。またお会いできる日を楽しみにしております。
<休憩を含む行程時間>
登山口(10時40分) → トチの木地蔵(11時09分) → 一ノ岳(11時54分) → 山頂(12時45分)
→ 小屋(12時55分〜14時06分) → トチの木地蔵(14時50分) → 登山口(15時10分)

<所在地>
福井県敦賀市  MAP