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野坂岳(913.5M) 1月20日(土) 晴  みれさん りんちゃん マッキーさん
昨夜遅くまで所用があったため、療養中のみれさんと野坂岳へ向う。こういう時じゃないと、近場の山に目がいかないお方だ(苦笑) ポトフというものを御馳走してくれるらしい。ただし・・余りものらしいが。。恥かしい話、私はカタカナ、横文字の食べ物には全く疎い。名など気にせずに、出されたものは何でも食べる。いや、食べれるものは何でも食べるという、貧困の生活が身に染み付いてしまっているからだろう。(^_^; みれさんが作ったのだから、美味しいのには間違いない!と・・ま、ゴマが擂れる時は擂っておこう。(^^ゞ 天気も上々、9時に登山口で待ち合せる。
珍しく時間通りにみれさんが到着。滅多にない事である。相変わらず雪の無い登山道を登る。「この最初の面白くない急坂の林道がなければ、もう少し野坂が好きになれるのに。。」と、みれさんが呟く。それは確かに私も時々思う事である。みれさんにとっては約2年ぶり、私にとっても・・約3週間ぶりである。(^^ゞ トチの木地蔵までで汗をかいてしまう。
トチの木地蔵を過ぎた辺りから雪が現われる。元旦に来た時より少し増えているようだ。みれさんは、細身(ガリ?)なのに暑ガリである。若いとは御世辞なら言えなくもないが、シャツ1枚になってもまだ暑いと言う。「一応、出るとこは出てるでー!」とは本人の弁だが、それを尊重するかどうかは聞いてしまった人の判断に任せるしかない(笑) 分厚い手袋だけは痛々しいのではあるが。。一ノ岳で休憩をしながら展望を眺めていると、何かしら異様な殺気?を感じてくる。ふと登山道を振り返ると、何と・・ビックリ!鯖江のりんちゃんが登って来るではないか!!!りんちゃんも私がいてビックリの様子である(何でオメェーがいるんや!って感じ?(^_^;)) 運命の悪戯とは怖ろしいものである(爆) お初になる同僚の山クラブのマッキーさんも一緒である。りんちゃんとみれさんもお初になる。思わぬ山友との出会いに感激し、一緒に登る事にした。
一ノ岳からは美しいブナ林の稜線を歩く。りんちゃん達は最初嶺北の山へ行く予定だったらしいが、霧氷を期待して急遽変更してここへ来たという。去年の霧氷の味が忘れられないのだろうか?(笑) 時間的にも遅いので、残念ながらその熱い思いは届かなかった。「750円も高速代を使ったのにー!」という叫び声が虚しくブナ「りん」に木霊する。みれさんが何かに取付かれたようにスピードを上げていく。・・これはいつもの事だが。。(^_^;)
山頂は少し風はあるものの穏かである。積雪もだいぶ増えている。展望は予想に反してイマイチだったが、どうにか雲の上に浮ぶ白山が確認できる。りんちゃんは嶺南の出身なので、嬉しい事に若狭の山に目がいくようだ。青葉山や久須夜ヶ岳、三十三、大御影山などの山座同定を楽しむ。同じように立っているのに、私だけがボコボコと沈んでしまい笑われる。脳ミソの重さの違いだろうか?f(^-^; \(`o'")
薄っすらと奥の雲の上に浮ぶ白い白山が分かるだろうか?
小屋に戻って昼食。みれさんから手作りウインナー入りのポトフ(やっとどんな食べ物か分かった(^^ゞ) りんちゃんからはうどん鍋、焦げ過ぎスイートポテトを御馳走になる。残念ながら、今日の私は山ヒモ状態である。最初からこうして会う事が分かっていれば、朝一番で舟を出したのだが。。また次回にお返しさせてもらおう。ヒルとダニの話で大いに盛り上がる(笑) しかし、マッキーさんはとても大人しい紳士である。。自分からはほとんど口を開かない。ま、私の話なんかはアホらしくて聞けない・・というのが本音かもしれない。(^_^;)
楽しい宴会も終了し、下山に取りかかる。青空が広がって陽射しがブナ林に広がる。坂道はまだ凍っていて注意が必要だ。みれさんも腰が引けて恐る恐るである。去年、尾てい骨を強打した事が尾を引いるようだ。「四つに割れたらどうすんねん!?」 ・・大変悪いと思うが、人の尻の事まで関知できる身分ではない。(^^ゞ 
上りには使わなかった直登路を一部下る。残念ながら、人が転ぶのを見て楽しむ余裕が私にもなかった。(^^ゞ 駐車場でまたの再会を楽しみにしてお別れする。

今日は思わぬ嬉しい出会いがあり、充実した楽しい山行になった。みれさんも、だいぶ元気が出てきたようで良かったと思う。いろいろと御馳走になり、感謝の一言である。m(_ _)m
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時05分) → トチの木地蔵(9時28分) → 一ノ岳(10時10分) → 山頂(11時05分〜12時56分)
→ トチの木地蔵(13時45分) → 登山口(14時06分)

<所在地>
福井県敦賀市  MAP