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野坂岳(913.5M) 1月1日(元旦) 快晴  単独
登り納めと初登りは、一番御世話になっている地元の野坂岳と決めて2年目になる。去年はちょうど10回御世話になった。暮れの27日に登り納めをしたが、強風と小雨に会いながらも静かでそれはそれで良かった。最初初登りは2日にするつもりだったが元旦の天気がかなり良さそうなので、家族の顰蹙を買うのを覚悟で行く事にした(苦笑) 

仕事から帰り、新年の挨拶とお雑煮を食べて家を出る。「アンタ!ほんまに行くんか!?」・・笑って誤魔化すだけである。「信じられんヤツやわ!」・・何を言われても、ひたすら笑って耐えるのみである。(^^ゞ
素晴らしい青空が広がっている。新年の光が眩しい。9時半に登山口に着くが、すでに20台ぐらいの車が停まっていた。思ったより雪が少ないので少し拍子抜け。面倒臭いので長靴でGO!(^^ゞ
雪の無い道を登っていく。早くも2〜3人の人が下りてくる。御来光を拝んだ人達だろうか?トチの木地蔵の手前ぐらいからようやく雪道になった。敦賀の名水を少し戴き、休まずに登っていく。九十九折の道の途中から敦賀市街がよく見える。霞も無く期待十分。雪は少しずつ増えていくがしれている。行者岩へは踏み跡は無いが、ここらでも30cmあるかないかだろう。
一ノ岳では一組の御夫婦が休まれていた。どこかで拝見した方である。一生懸命に思い出そうとするが、寝不足の脳ミソは全く働いてくれない。「そうそう!某大会社のお偉いさんだ!(だった?)」 山では地位も何も関係ないし、まして仕事の事なんか持ち出したくはない。知らないふりをして展望を楽しみ後にする。
稜線に出ても風も無く穏やかである。暑いぐらいで、少しぐらい風があっても許してやりたい気分だ。しっかり踏み固められたトレースがブナ林を縫うように続く。長靴のスパイクがよく効いて快適である。三ノ岳からは、葉を落とした木々の間から小屋がよく見える。あと僅かだ。
1時間40分で山頂に着く。何人かの人が展望を楽しんでいる。広がる360度の大展望に思わず息を呑む。白山は勿論、鈴鹿、比良、丹後半島までよく見えるではないか!!!それもかなり近くに見える。こんな景色は滅多にない。風も無く穏やかだ。写真を何枚も撮り、何度も何度も景色を見渡す。山頂にいた人も写真を撮りあったり・・飽きる事のない景色になかなか動けないようである。思う存分楽しみ、小屋に戻って昼食。大権現様に手を合せて今年一年の無事を願う。
白山
横山岳など
手前に岩篭山 奥に金糞岳
伊吹山
奥に三国山 赤坂山など
奥に比良が!
越美境の山々
若狭湾 青葉山など 奥に丹後半島が!
奥に鈴鹿が!手前は若狭乗鞍岳
小屋前から西方ヶ岳を望む
元旦に素晴らしい天気に恵まれ、大満足で野坂岳で初登りを終える事ができた。2年連続になる。今年は所用が多くなる事がすでに分かっているので、無理をせずにできる範囲の山を楽しめたらと思う。
<休憩を含む行程時間>
登山口(9時40分) → トチの木地蔵(10時00分) → 一ノ岳(10時36分) → 山頂(11時19分〜12時31分)
→ トチの木地蔵(13時14分) → 登山口(13時30分)

<所在地>
福井県敦賀市  MAP