野坂岳(913.5M) 2月18日(土) 曇  いきっこ&ぐっぴさん りんちゃん
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前日の夜に少し仕事があるので遠くへ行けず、どこへ行こうかと悩んでいたところ、京都のいきっこさんからりんちゃんとそちらの山へ行くとの連絡を受ける。「野坂へ行きますか?」と連絡すると、それでは私が連チャンになって悪いので、りんちゃんと相談してみるという事になった。こちらの事情を考えてくれる優しい方である。連絡を待っていると、やっぱりりんちゃんも野坂でいいという話になったそうである。何でも私が連チャンだと知って高笑いをしてたそうである。私は何も悪い事をした覚えはないし(たぶん?)同じ県人なのにこの違いは何だろうか?いや、それ以上に同じ若狭出身なのに。。(^_^;) ま、これは半分冗談だが、野坂なら何度登っても苦にならない。ここへ来てくれるのなら、いつでも何度でも御一緒、御案内したいと思っているのが本心である。ちょっとリキが入ってしまったが、5日のオフ会の時よりも天気が良さそうである。いや、オフ会の時はあれはあれで良かったんだけど。。日本語は難しいなぁ。。f(^-^;  
9時に登山口で待ち合せ。工事中で駐車場まで行けずに少し手前でりんちゃんを待っていると、すでにりんちゃんが駐車場にいたというハプニング?もあり、幸先調子がいい予感がする。(^_^;) いきっこ&ぐっぴさんにお会いするは、正式には今日で3度目である。それも一番最初にお会いしたのがこの野坂だった。あの時は登山口で挨拶を交し、少し話をした程度だった。言葉数の少ない?人見知りの激しい?大人しい?私の代わりに、軽快な口調で話しかけてくれたのが印象的だった。九州出身とは思えない、生粋の関西人では?と疑ったものである(笑) いきっこさんの機関銃のような言葉の間に、時々ぐっぴさんがボソボソと話すのがまた印象的であった。りんちゃんとも何やかんや言っても、去年の春以来である。あれから去年は散々フラレたもんなぁ。(^^ゞ 月日は早いもので、年を取るのも当り前である(笑) 駐車場にはすでに3〜4台の車が停まっている。準備をして出発をしようとしたら、パラパラと雪が降ってきた。おかしい、今日はそこそこ天気が良さそうなはずなのに・・?誰のせいだろうか?(笑) 他の登山者の方はカッパを着込んでいるが、すぐに止むだろうとそのまま出発する。登山口近辺はすっかり雪が融けている。最近は暖かい日が多く、雪融けが一気に進んでいるようである。少し行くとすぐに雪道になり、昨日からの寒波のおかげでガチガチに凍っている。早速アイゼンを装着する。私はおニューの重アイゼンの試し履きがしたくて、恥かしかったが嬉しそうに装着する。(^^ゞ りんちゃんも手際よくアイゼンを付けられるようになったみたいだ(笑) そういえば去年、ぐっぴさんに教えてもらったんだよなぁ。私を巻き添えにして。。2度目の沢を渡る所で、折り返すように左の冬道へ入る。いきっこさん夫妻もりんちゃんも、この道は初めてらしい。雪の量によっていくつかの道がある。とは言っても、下から尾根に取り付くか、上から尾根に取り付くかの違いだけである。ここから急登が始る。アイゼンがよく効いてゴボらず、前回よりかなり歩きやすい。 
連続する急登に息が上り、最初のアンテナで休憩をする。風もなく、気温が上ってきたようで暑いぐらいである。降り出した雪もすっかり止んでいる。いろいろと差し入れを戴き、今日もヒモ状態で申し訳がない。(^^ゞ 2番目のアンテナの箇所で視界が少し開け、敦賀市街が見え出す。どんよりとした雲がかかり、遠望はあまりよくなさそうだ。 
せっかくだから!と、いきっこさんとりんちゃんはトレースをわざと外し、少しでも展望のいい尾根の端を歩く。女性はやはり貪欲である。雪質は硬く凍っており、どこでも自由にゴボる事なく歩ける。・・私でも。。(^^ゞ いきっこさんとりんちゃんは仲が良く、久しぶりの同行に話が尽きないようである。私とぐっぴさんは静かに?登り続ける。一ノ岳展望所(夏道の)辺りから視界が一気に開ける。稜線までもう少し。急登が続き疲れがきて一番辛い所だが、振り返りながら・・展望に癒されながら登る。
一ノ岳の手前からショートカットして二ノ岳への稜線に出る。二ノ岳、三ノ岳の木々に霧氷が付いているのがよく分かる。みなさんから歓喜の声!小さな雪屁も張り出している。ここから二ノ岳、三ノ岳、山頂へと登りが続くが平坦な箇所もあり、見た目ほどにキツくはない。霧氷のブナ林の中をゆっくり登る。この2枚の写真は、いきっこさん夫妻から提供していただいた。
少し歩いては立ち止まり・・カメラを向ける。野坂でこれほどの霧氷に巡り合えるとは思ってもいなかったそうである。ぐっぴさんから綿向山よりいいとお褒めの言葉をいただく。綿向山では急登途中でゆっくり見る余裕がないと。。規模的には負けるが、確かにそれは言えるかもしれない。それに綿向のように寒くないのもありがたい。ちょうど昨日から寒気が入ってグッドタイミングだった。でも風はほとんど無く、じっとしていても寒さを感じない。私は最後までヤッケを着る事はなかった。
二ノ岳〜三ノ岳〜山頂へと、霧氷はどんどん大きく美しくなってくる。展望があまりよくないので、ついつい霧氷ばかりに目がいくというのも紛れも無い真実である(笑) でも満足してくれたようで本当に良かった。
いよいよ山頂への最後の登り。小屋もすぐ目の前に見える。振り返ると歩いてきた霧氷のブナ林、敦賀半島の西方ヶ岳は雲に隠れてよく見えない。左と右の写真はよく似ているが、レポの構成上お許し願いたい。(^^ゞ
もう昼に近く、展望もよくなさそうだったので先に小屋で昼食にする。4〜5人の方が休んでおられたが、靴を脱いで奥を陣取って宴会を始める。いっきこさん夫妻から九州風味の鍋物を頂戴する。ここらではウドンを入れるのが普通だが、九州ではソバを入れるのだそうだ。かなり美味である。りんちゃんからはフルーツとお菓子。SIVAはバレンタインには縁がなさそうやから・・仕方ないからチョコをあげると。。さすがよく事情を把握されていて涙ものである。(--;) いきっこさん夫妻からもお菓子を差し出され、思わず「京菓子ですか?」と尋ねたが・・違ったようである。余分な事は言わないに限る。(^^ゞ 私は定番のヘシコで応酬するが、どうもイマイチの感が拭えない。御馳走でお腹がいっぱいで、またまた太る予感が?(^^ゞ ありがとさんでした。 
だんだんよくなると思っていた天気も相変わらず。伊吹山や金糞岳や横山岳、赤坂山近辺や雲谷山、ホノケ山が確認できる程度である。山座同定でいきっこさんが熱心に聞いてきたが・・あまり役には立たなかったように思う。山頂もすっかり雪融けが進んでいる。所々地面やベンチ見え、標識なども伸びて?いる。5日の半分の雪の量ではないだろうか。。姿を現した低木に付いた霧氷も見事だ。何を思ったのか?・・霧氷に近付き、そっと頬に当ててうっとりと感触を楽しむりんちゃん!そして次の行為にはビックリした。何と霧氷を・・・・・・食べ出したのである。もうお腹がいっぱいのはずなのに。。いやいや、そういう問題ではなかった。(^^ゞ 私もその霧氷になりたかったなぁ。。(笑) それで事態は終らなかった。今度はいきっこさんまでもが食べ出したのである。主婦としてはやっぱり味が気になるのであろうか?(笑) 味は少し甘いという批評までいただいた。でもこの霧氷は、北にある敦賀半島方面からの冷風でできる。敦賀半島の先端には何があるのか御存知だろうか?りんちゃんは翌日髪が少し抜けたと言う(笑) ま、これは冗談ですから。。
琵琶湖、赤坂山方面
若狭湾
時間もすっかり遅くなったので、下山を始める。景色を見ながらの下山は心地よい。いきっこさんとりんちゃんに盛んにおいどセードを勧めたが・・結局最後までやってくれなかった。何でだろう?(笑)
今日は久しぶりに、いきっこさん夫妻とりんちゃんとの山行でとても楽しかった。御馳走も戴き、ゆっくり話もできて満足だった。展望はイマイチだったが思わぬ霧氷が見る事ができ、満足してくれたようで良かったと思う。また御一緒できる日を楽しみにしてま〜す。
<休憩を含む行程時間>
憩いの森登山口(9時15分) → 一ノ岳展望所付近(10時55分) → 二ノ岳(11時30分) → 三ノ岳(11時45分)
→ 山頂(11時55分〜14時頃) → 憩いの森登山口(15時30分頃)

<所在地>
福井県敦賀市  MAP
紛らわしく勘違いをされるといけないので、今回から地元の呼び方「野坂山」を、「野坂岳」と書く事にします。