湖北乗鞍岳(865.2M) 平成21年5月2日 晴  みれさん
明日の休みがまた仕事になってしまった。帰って寝るには勿体ないような好天!手頃な山がないかと思案したところ、みれさんがまだ高島トレイルの起点にもなっている乗鞍岳が未踏なのを思い出した。車が2台あれば、黒河峠までプチ縦走ができる。私は以前に歩いた事があるが、天気が悪くて景色が全く見れなかった。お疲れモードのみれさんにもちょうどいいだろうと出掛けた。

9時に黒河峠で待ち合わせをするが、仕事を終えて準備をして行くとギリギリになってしまった。赤坂山の登山口にもなっている峠だが、土曜なのに2台しか車が停まってしない。みれさんの車を置いて、私の車で乗鞍岳の登山口になっているR161の県境に向う。白谷林道をマキノに向けて下って行くと、多くのハイカーが歩いて上がって来る。悪い事などしていない私達の車をジロジロと横目で見るのでヘンだと思ったら、下り口の手前にロープが張ってあった。それで納得!皆はここで車を降りたのである。ちなみに、このロープは簡単に手で外せる。ただし、あくまでも自己責任ではあるが。。

県境の旧スキー場跡、土砂採集場?に着くが、この付近には車を停める場所がほとんどない。どうにか車を停めて出発する。左上の写真の青い機械の裏側ぐらいに巡視路の取り付きがある。ちなみにその上にも、スキー場側からもといくつもの道がある。

小さな尾根を真っ直ぐに上がるが、なかなかの急登。天気が良く、気温もかなり高くなっているのですぐに汗を掻く。寝不足と疲れでピッチが上がらない。
(^_^;)

ようやく道は緩やかになり、下にスキー場などが見渡せるようになる。さらに進むと、新緑で青々としたブナなどの木が現れ雰囲気が良くなる。「いいねぇ〜♪」と、何度も立ち止まるみれさん。雪もいいし、岩もいいし、沢もいいし、花もいいし、木もいいしと・・かなり欲張り姫である。(^^ゞ\(`o'")  ま、山だったら何でも好きなんだろうと思う。(左上の写真にマウスを!)

低木になると、カタクリがポツポツと咲いている。密集はしていないが、数はそこそこあるようだ。数は少ないが、マキノスミレやオオバキスミレなども咲いている。ウリハダカエデも多い。

巡視路から左へ入る。山頂まであと少しだが、以前は藪っぽかった道がかなり良くなった。きっと高島トレイルの人気で、歩く人が急に増えたのだろう。所々展望もいい。
(上の写真にマウスを!)

まだ誰もいない山頂に着く。もう使われていない(たぶん?)建物の横に三角点がある。東側が180度とは言えないが、すっきり開けていて展望が望める。この付近の山から東側というと、目立つ横山岳、少し南の金糞岳や伊吹山が真っ先に目に入る。

照り付ける日差しが暑いので、建物の日陰で昼食にした。今日は何も用意ができなかったので、みれさんに全部お任せしてしまった。
(^^ゞ アボガド入りの美味しい寿司を御馳走様〜♪ 暫くすると、続々と登山者が登って来る。30人近くは来ただろうか?驚きである。(上の写真にマウスを!) 

山頂から少し南に行くと、某電力会社の通信施設、放送局等などの巨大なアンテナが目に入り、立派な作業道が下から延びている。その奥には赤坂山や琵琶湖、北には岩籠山や野坂岳などが望める。道はアルミ製の階段などを降りて、そのアンテナ群の横から奥へと続いている。カタクリがまたポツポツと咲いている。

再び森林の中に入るが、ブナなどの大木があってまた雰囲気がいい。よく見ると古い道が見え隠れしているので、昔から何かしらの道があったのだろう。道脇にはトクワカソウの葉がビッシリ!花は残念ながらほとんど終っていた。

やがて広大に開けた鉄塔が建つ場所に出ると、ここからは完全な巡視路になる。アップダウンはプラ階段、次々と現れる巨大な鉄塔群、まるで作業員になった気分がしてくる
(苦笑) しかし、展望はすこぶるいい。(上の写真にマウスを!)

再び森林に入るが、ここからが展望以外では一番の見所だろう。道は緩やかで、美しいブナ林が広がっている。どこを見ても緑一色!自然の美しさを思い知る事ができる。みれさんは何を勘違いしたのか・・妖精になった気分に浸っている。
(^^ゞ\(`o'")

右手すぐ近くに見える鉄塔を過ぎると、道は急坂になり僅かで黒河峠に出る。


鉄塔が多過ぎるのが残念だが、眠気も吹っ飛ぶ美しい新緑に癒された。感謝♪
展望や花などの写真はこちら!
 <休憩を含む行程時間>
 土砂採集場(9時40分) → 山頂(11時30分〜12時45分) → 黒河峠(14時45分)
 
 <所在地>
 福井県敦賀市  MAP  
GPS軌跡






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