野見ヶ岳(678M) 11月4日(火) 曇のち晴  みれさん
今日も天気予報が悪く近場の若狭の山へ行く予定でいたが、朝起きてみると北の天気が良い。出発が遅いので遠くへ行けないが、いろいろ思案しているうちに、ふと南条の野見ヶ岳の武周ヶ池の紅葉が頭に浮んだ。すぐ調べてみると、去年は10日過ぎが見頃だった。少し早いが1週間ぐらいは誤差のうちに入る。と、勝手に解釈して決める。みれさんも、まだ未踏だったのでちょうどいい。

敦賀を出る時は小雨が降っていたが、今庄に入ると予報通り空が明るく雨は降っていなかった。昨夜、南アルプス遠征から帰って来たみれさんは、少々お疲れモード。しかし、山へ行く欲だけは人一倍あるようだ。ただ、体は年に応じて正直だけど。。
(^^ゞ\(`o'")

武周ヶ池へ行くには林道の峠から学習歩道で気軽に行けるが、それでは登山の楽しみがあまり望めない。時間が無い時や、池だけを目的にするならそれもいいと思うが。。疲れている体にムチを打つのもまた快感である。
・・私はお断りだけど。。(^^ゞ
R365からウォータランド南条の前を通り、総合運動公園前を通って過去の記憶を頼りに適当に走る。どうやらまだ痴呆のちょっと手前らしく、一発で牧谷コースの登山口に着いた。しかし、どこに車を停めようかとズルズル進んで行くうちに、道は草が生い茂りだんだん狭くなってくる。「Uターンできんやんか!」と、みれさんは呆れた顔をしているが、来れたのだから、そののままバックすればいいだけの話である。2〜3Kぐらいバックで走れずに田舎には住めない。座高の高さが唯一有利に働く瞬間である。近くの畑で作業をしている人が、不思議そうな顔をして見ている。お茶目な人間なので無視していただきたい。(^^ゞ 橋の袂にどうにか停めて出発。
牧谷コースは鉄塔の巡視路を利用しているので初めから急登が続く。標高差約550Mをたった1.8Kぐらいで上り、プラス滑り易い赤土なのでなかなかやるもんである。すぐに大汗が流れ、お疲れモードのみれさんも苦しそうである。いつも片手に持っているストックが無いのも、それに慣れてしまっているのでへんな感じだ(先日母に壊された)
最初はガスがかかっていた山頂も青空が広がってきた。4番目の鉄塔で腰を下ろして小休憩。展望は良くなり眼下に集落、正面にはホノケ山などが見える。が、写真を撮るのを忘れてしまった。

すぐ隣の岩谷山や大山が見えるが、紅葉はまだ少し早いようである。
雑木林の中に入ると、薄っすらと色付いている。急登をこなして5番目の鉄塔に着く。ここはピークになっており、野見ヶ岳の山頂とされている。周辺の街並が望めるが、今は草の背丈が高くてそれほど眺めは良くない。
山頂から武周ヶ池まで5分程の距離である。池に近付くと、人の声が聞こえてくる。すでに年配のカップルの人達がいて、私達の姿を見るなり嬉しそうに話掛けてきた。話を聞くと、峠から興味津々で来たが誰もいないので怖かったと。。想像していたより時間が掛かり、水を持ってこなかったので喉が渇いたらしい。池の水は飲めるかと聞かれるが、そんな無謀な事はせずにと、みれさんが水を分けてあげた。「貴方様達は龍神様か?神様か?」と言われ、みれさんはすぐその気になったようである(笑) 何度も礼を言って立ち去られたが、神様気分はその後いつまでも残った。

武周ヶ池は雨乞いの池、龍神が住む池というような伝説がある。年間を通して水量がほとんど変らないらしい。紅葉は僅か少し早かったようである。
池の畔の倒木に腰を掛けて昼食。今日はみれさんの御馳走である。具沢山の焼きビーフンにトロトロのお肉・・たまりませんね。御馳走様♪

池の周囲を散策。ブナ林が美しい。峠の方へ少し歩いてみるが、下るのを見て引き返す。
(^^ゞ

山頂に戻ってすぐ下山。やはり急坂はストックがあった方が便利。杖になりそうな木を探すが、いざとなるとなかなか適当なのが見つからない。やっと見つけて突いた途端に・・ボキッ!の連続。「ギャッハッハ!」
・・後の人、メッチャ笑い過ぎ!(^_^;) そんな事をしているうちに、あっという間に登山口に下りてしまった。急だけに早かった。

ほんのりと染まった木々、神秘的な池を眺めながらの御馳走は美味しかった。神様に感謝♪(笑)
池の説明や写真はこちら
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(9時30分) → 山頂(11時00分) → 武周ヶ池(11時10分〜13時30分) → 登山口(14時14分)

 <所在地>
 福井県南条郡南越前町  MAP  GPS軌跡






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