鳴谷山(1596M) 11月2日(水) 快晴  みれさん
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今日の天気予報は数日前から快晴の予報!奥越の紅葉は今が見頃!・・はてはて?どこへ行こうか?あんまりそんな最高条件をはっきり示されても・・私としてはビビってしまって困ってしまった。(^^ゞ 経ヶ岳?越前甲?荒島岳?(この前行ったばかりだし?)銀杏峰?(最近みんな行ってるし?)姥ヶ岳?(林道が心配だし?)刈込池?(ならば他に低山を1つ?)鳴谷山?(30日に行けなかった方に悪いし?)釈迦岳?思い切って白山か?・・こんな感じでできの悪い頭のウニ状態が続いたのであった。。そんな時に、みれさんが午後の3時半頃まで空いているという事で同行する事になった。そうなれば話は早い。みれさんがまだ行った事がない鳴谷山に即決する。みれさんは荒れた林道が心配で、近くまで行った事があるが止めたという。私はこの時期は初めてである。今年の春にオフ会があったが・・残念ながら天気が悪くて全然ダメだった。春のリベンジだ!

今日はあまりゆっくりできない。4時半にみれさんと市内の某所で待ち合せ、R365で今庄を抜けて白峰へと向う。急いでいても高速を使わない倹約家同士だ。(ま、ドケチとも言う(^^ゞ)越前市(旧武生市)に近くなったのは覚えているが・・知らない間に車は堤防を走っていた。「あれ?ここはどこ?右は日野川ちゃう?あっ、右の山は村国山やで!」R8のバイパスに入らずに直進して越前市内に入ってしまっていたのだ。(^^ゞ 「その信号を左に曲がるとすぐ武生駅やで!」なんて誤魔化してみたものの・・「コイツ、アホちゃうか?」というみれさんの冷たい視線を浴びたのであった。。(汗) 気を取り直してR8に入り、福井からR416で勝山へ向う。勝山市内に入る頃にようやく薄っすらと明るくなってきた。素晴らしい雲一つない晴天で気分が一気に高まる。県境に近付くにつれて紅葉が美しくなってくる。白峰の桑島大橋を渡って百合谷林道へと入り、大嵐山との分枝から悪路へと入って行く。紅葉を見ながら車の腹を擦らないようにゆっくりと走る。(そんなに悪路ではなかった) 
7時前に登山口に着く。他の車はなく私達が一番乗りのようだ。登山口辺りの紅葉はかなり染まってきてはいるが、僅か少し早いか? 準備をして緩やかな登山道へと入っていく。しばらくは疲れないいい雰囲気の道である。やがて右側に見える滝も周りが紅葉していて美しい。
やがてアップダウンが続く道になってくる。標高差は600M程しかないのだが、こういう道で長いので案外時間がかかる。「エライわー!」とみれさんが呟く。火が点いたら止まらないのを知ってる私は無視をする(笑) この辺の紅葉は陽が当る下山の時の楽しみにする。みれさんが一株だけ咲いているアケボノソウを見つけた。「へぇ〜こんなとこにも咲いてるんや!」意外な御対面にビックリする(笑) 尾根上にはシャクナゲが群生していて春には美しい花を咲かせる。
鎧壁を下から見上げる
前方向うに山頂が見える
尾根から北斜面を少し下ると、視界が開けて鎧壁に着く。壁面の草紅葉がキレイだ。朝陽がようやく当ってきて上空には素晴らしい青空が広がっている。東の向うには山頂が少し見える。それにしても清々しいのでここで小休憩をする。谷の紅葉はまだ陽が当っていないので、これも帰りの楽しみにする。コンビニで買ったシマ模様のドラ焼きは・・トラ焼きだった。。(笑)
アケボノソウ
鎧壁辺りからの紅葉が一番キレイだ。湿地帯が続いて春には水芭蕉やリュウキンカが咲き乱れる場所だ。「私は歩き方が上手いから、スッパッツを付けなくても汚さないの!」なんて言いながら・・しっかり汚していたのは見逃さない(笑)・・もしかして?汚さないというのはO脚だからかも?(爆)
砂御前山の分枝を過ぎ、所々現れる巨大な三冠杉に驚くみれさん。落葉でふかふかの絨毯のような道が気持ちいい。
高度を上げるに従い、葉をすっかり落としたブナ林になってくる。山頂への最後の坂には先日降った雪が少し残っていた。・・とりあえず二人して初雪を踏んでおく。。(笑)
葉の落としたブナ林
山頂に近付くにつれて視界が開け、右手には大長山や赤兔山、経ヶ岳などの山々が見え、振り返るとすぐ手前に砂御前山や大嵐山、奥に大日山などが見える。そしてもう少し右奥をようく見ると・・何と海までもが見える。手前は加賀平野だろう。今日は遠方までスッキリ見え、素晴らしい展望だ。
真ん中に大長山 その右に少し見えるのが経ヶ岳 左には赤兔山
手前真ん中に砂御前山(鎧壁も見える) すぐ右に大嵐山 一番奥には大日山など
遠方に加賀平野 その奥には微かに日本海が見える
いよいよクライマックスが近付いてくる(笑) 山頂を右から巻くように歩くと、突如として目の前に白山が飛び込んでくる!「ギャァー!!!えっ、何よコレ!?一体何なの!?えっ?ウッソー!!!ギャァー!!!」日本語を忘れてしまったみれさん(笑) 「SIVAちゃん、どうしよう?涙が出てきたよ」と・・ウルウル状態である(ウソ泣きかも?笑) 話には聞いていたが、こんなに近くに見えるとは思ってもみなかったらしい。しばらく感動で動けなかったようだ。
先日の雪で白くなった白山。実際にはこのぐらいの大きさに見える。
真中の一番白いのが大汝峰、その右に御前峰(剣ヶ峰は大汝に隠れて見えない)大汝の左に少し見えるのが七倉山で、釈迦新道や加賀禅定道、岩間道などの分枝(七倉ノ辻)がある。一番左に大きく見えるのが四塚山である。
右奥には別山や三ノ峰、願教寺山などが見える。左隅には大笠山や笈ヶ岳、右にはもちろん大長や赤兔が見える。
奥に別山や三ノ峰など
左が大笠山 右が笈ヶ岳
大長山や赤兔山など  青空には飛行機雲
みれさん特製のスペシャルうどん かなり美味でした
これは大きくなりません(笑)
手の届きそうな白山を目の前にし、時を忘れてずぅ〜といたい心境だったが早く帰らなければならないので11時をタイムリミットとする。今日の昼食は、みれさん特製の具ありうどんである(笑) この前掲示板でボソボソ言った言葉が気になったと言う(笑) 写真にに肉や人参が写るようにとか・・とにかく煩かった(笑) かなり美味で、お腹いっぱいになりありがとさんでした。地図を広げて山座同定を楽しむ。飛行機が次々と青空に白線を引く。まったりとした時間を過すが、気が付いたら11時を軽く回ってしまっていた。急いで片付けをして下山準備に取り掛かる。ちょうど御夫婦が登って来られたので、写真を撮ってもらったがロクに話もしないで慌てて下り出す。f(^-^;
砂御前山の分枝まで一気に下りる。ここから鎧壁辺りまでの紅葉に陽が当って美しい。谷も同様に朝と違った雰囲気を見せてくれている。写真を撮りながら彩を楽しんだ。
登山口近くの紅葉
登る時は薄暗かった登山口の紅葉も輝いていた。13時前に登山口に着く。どうやら間に合いそうである。名残り惜しい紅葉を後にし、帰りを急いだのであった。
展望と紅葉♪両方を楽しむなんて休日しか登山できない者にとってはなかなか難しい。今日は天気に恵まれて最高の日になった。みれさんも大感激をしてくれたようで本当に良かった。山登りの良さを改めて実感した日になった。
<休憩を含む行程時間>
登山口(7時05分) → 鎧壁(7時50分) → 砂御前山分枝(8時20分) → 山頂(9時55分〜11時30分)
→ 鎧壁(12時20分) → 登山口(12時50分)

<所在地>
石川県白山市白峰  MAP


サムネイルにマウスを置くと説明文が出ます(出ないのもある(^^ゞ)