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鳴谷山(1596M) 6月5日(日) 曇
makoto&sumireさん 単独行さん
きまぐれレオさん つかさん
白山大展望が魅力の鳴谷山!(なるたにやま)・・私が愛して止まない山の1つである。毎年水芭蕉とリュウキンカが咲き乱れるこの時期に登りたい。去年は6月3日だった。先々月の舟伏山の時にすでにおーちゃんとこの日を決めていたが、近くになって急におーちゃん夫妻が所用で来れなくなってしまった。他の方々に声をかけていたおーちゃんは、かなり責任を感じて身を削るような思いだった。。・・はず!?(笑) 力量不足の私は戸惑ったが、「まあ、どうなかなるさ!」みたいな投げやりな気分になるには大して時間はかからなかった。(^^ゞ

7時半に勝山市の某所で待ち合せ。大阪からの単独行さんとレオさんは、金曜の夜に来て昨日は白山を登って車中泊をしていた。私は少し早く7時頃には着いたが、すでに大津からのmakoto&sumireさんが到着していた。こういう場合、だいたい近い者ほど遅いものである。f(^-^; 挨拶を交していると、おーちゃん夫妻がわざわざ見送りに来てくれ、大野の名菓?の餅と人気の高いホルモンを差し入れてくれた。そして、先日の息子さんの結婚式の写真まで見せていただく(笑) 話をしていると急に記念撮影会が始まり、レオさんがローラースケート?で滑り出す。「何や!この光景は?」・・訳の分からない展開に私は戸惑ってしまった。。(^_^;)    
無事に撮影会も終り(笑)おーちゃん夫妻と別れて白峰の登山口へ向う。天気はどんよりとした曇り空。予報ではだんだん回復するとの事で期待する。大嵐山と砂御前山の分岐から問題?の林道へ入る。先週登っているおーちゃんの話では、「高速道路並みにいいよ」との事だが地域によってその尺度が大きく違う。○野では高速道路のような道でも、大阪の人にしたらとんでもない悪路に思えただろう(笑) でも、確かに去年よりはるかに良くなって乗用車でも楽?に行ける。広場にはすでに5〜6台の車が停まっていて、もう少し遅かったら停められなくなるところだった。相変わらずガスが立ち込めている。準備をして「快晴になれ!念波」を発しながら歩き出す。
緩やかな道を話ながら歩く。紅一点のsumireさんが気を使ってか?よく喋ってくれる。露に濡れた木々や草花が瑞々しい。チゴユリの群落、ミツバオウレンなどの花がお目見えする。サラダ化した水芭蕉にみなさんが驚く。
チゴユリ
ミツバオウレン
マムシグサ
今年はやはり花が遅いのだろう。シャクナゲの花がまだ咲いていて、ビックリするのと同時にラッキー! まさか見れると思っていなかったので感激である。花にあまり興味のない単独行さんも撮り出す(笑) 稜線に出てもガスが濃く、谷が全然見えない。「山頂に着く頃には晴れますよ」私はこんな大嘘を平気で何度も口にする。f(^-^;
シャクナゲ
ムシカリ
鎧壁に到着し小休憩。おーちゃんからの差し入れの餅を頂き、いろいろな話題に花が咲く。景色がないので話す事しかない!と言われればそれまでだが。。(^_^;) つかさんは、みなさんとは初めてなので緊張していたそうだがそれもすぐに消えたようだ。
ザゼンソウ
クリックで大 湿地に咲く水芭蕉とリュウキンカ
クリックで大 水芭蕉
クリックで大 リュウキンカ
いよいよ湿地帯に入る。斜面に水芭蕉とリュウキンカが咲き乱れて感激である。去年はお化けがほとんどだった水芭蕉も、今年はそこそこ見れる。リュウキンカの黄色が映えて美しい。この自然美にみなさんも喜んでくれたようだ。あとはこの濃いガスだけか!? 花のミニ撮影会が始る(笑)
エンレンソウ
イワナシ
ツクバネソウ
ツバメオモト
ムラサキヤシオ
ウリカエデ
イワカガミ
ショウジョウバカマ
トクワカソウ
サンカヨウ
マイヅルソウ
クロモジ
砂御前山の分岐からの道。三冠杉の大木が長い年月を感じさせる。ガスが一層濃くなってきて・・幽玄の世界だ。(^_^;) エンレンソウ、イワナシ、ツクバネソウなど。。
ムラサキヤシオが鮮やか! ツバメオモトの花を見つける。左斜面の下向きに付けた花ばかりで、みんなが私に下りて撮ってきてくれ!と言うが・・もう少し上に撮り易い花があって助かる。(^^ゞ マイヅルソウの群落も凄いが、まだ早く蕾ばかり。どうにか咲き始めた花をゲット! 他にはサンカヨウ、ウリカエデ、クロモジ等。。
最後の登り。

途中、10M幅程の残雪が現れる。

道は泥んでいて田んぼ状態。コケたら最後まで笑顔を見せる事はできないだろう(笑)
登り切って右側から巻くように山頂へ! 本来ならここからどでかい白山が目に飛び込んでくるはずなのだが。。(--;) 白山のカケラも全く見えない。山頂では10人ぐらいの人が休んでいる。
ガスに包まれた山頂。後方には見えないが、手の届きそうな白山がある。。(--;)
宴会が始る。3日が私のBIRTHDAY♪ レオさんがシャンペンを出してきてみなさんが祝ってくれた。感激である。・・家族の誰も気が付かなかったのにである。(T-T) そういえば、去年もこの山でおーちゃんに祝ってもらったのを思い出す。ますますこの山は、私にとっては特別の山になるだろう。

鍋物やホルモン、デザート等を多く頂いて満腹である。レオさんがカキ氷を食べようと機械まで持ってきてくれたが、申し訳なかったが寒くてその気が起きなかった。すいません。
ガスが晴れるのを期待してギリギリまで粘る。レオさんがGPSで三角点にアタック! この山の三角点は一切踏後のない藪漕ぎである。ここから72Mあったというからかなり奥である。レオさんが帰って来て・・今度はmakotoさんが行きたいと言い出す。ウンザリ顔のレオさんが、また藪に・・消えた(笑) ようやく2人が帰って来たが、makotoさんがスパッツのヒモをスパット落としたのに気が付く。これでオニューのスパッツが買えると喜ぶ。(後日の話では、オニューになったのはヒモだけだったらしい(笑)) 2時間近く粘ったが、ガスは一向に晴れる気配がないので諦めて下山する。 
結局最後までガスの中だった。。下山中に晴れてきたら悔しいのでこれで良かったとも思う(笑)



来年もまた来る事を心に誓いながら。。 
今日は天気予報に裏切られ、遠方から来られたのに本当に残念で仕方がなかったです。あの景色をぜひ見てもらいたかった。いろいろと御世話になりありがとうございました。
<休憩を含む行程時間>(レオさんのGPSのログから)
8:34:17 968 m 登山口出発 → 1177 m 鎧壁着 9:31:37 同出発9:54:07 → 1252 m 砂御前山分岐通過
→ 11:16:271593 m 鳴谷山山頂着(食事会) → 13:13:48 鳴谷山山頂出発 
→ 14:05:38 砂御前山分岐通過 → 14:25:28 鎧壁着 14:28:18 同出発 → 15:04:48 登山口着

<所在地>
石川県白山市白峰  MAP
昨年の同所からの写真
昨年の同所からの写真