鍋倉山(516M)藤倉山(643.5M) 11月9日(日) 曇  みれさん
明日の休みは所用があって山に行けないので、またもや朝仕事から帰ってからみれさんと出掛ける。行き先は、紅葉がそろそろ良さそうな今庄の鍋倉山・藤倉山。会ってから行き先を決めるという気軽さが近所の誼。藤倉山周辺の美しいブナ林は、一見の価値がある。

JR今庄駅でトイレをお借りして、町内の中を通って登山口にもなっている八十八ヶ所の参道口へ!ところがまたもやうっかり通り過ぎて、車は湯尾峠口へ!
(^_^;) 「まったかいなぁ!(-_-#)・・すんまへん、すぐにバックします。f(^-^;
車を停めて準備をしていると、一台の車が入って来る。そういや今日は日曜日。平日登山に慣れていると、人に会うのが不思議に思えてくるから困ったもんだ。

ジグザグの道を上って行く。階段混じりだが、道沿いには次々と容姿の違う地蔵さんが現れるので、それほど不快ではない
(苦笑) シロモジ一色という感じで黄葉が美しい。
道が緩やかになると、「ごくらくばし」と書かれた川のない橋が現れる。この橋を渡れば、極楽浄土へ行けるというものだろうか?あの世もそんなに甘くはないはずだ。

ひっそりと山中に佇む弘法寺本堂。これを過ぎたとこから本格的な登山道になるが、手を合わすのを忘れてしまった。
(^^ゞ
道は一旦大きく下る。目の前にはこれから登る鍋倉山、右手には先日登ったホノケ山が間近に見える。

鍋倉山への上りは急登である。積った色とりどりの落葉が楽しませてくれるが、その分滑り易い。
(^_^;) 先日戴いたストックがありがたい。
展望の全くない鍋倉山山頂に着く。以前は道標もなくうっかり通り過ぎてしまったが、今は立派なものが立てられている。

小休憩をし、楽しみな藤倉山へと足を進める。
藤倉山への上りになると、美しいブナ林が広がってくる。まだ青々とした部分もあるが、ほんのり染まりかけた様子もまたいいものである。何度も足を止めて眺めてしまう。
前方を歩くみれさんが、急に奇抜な叫び声を上げる。一瞬何事が起きたかと思ったが、よく見ると、そこには信じられない光景があった。何と!大垣のkayoさんがいるではないか!私は驚いてしまい、「何でこんなとこにいるねん!?」と、つい口走ってしまった。ここの紅葉を見に来たらしいが、まさかこんなとこで会うとは!こんなとことはこの山に失礼だが、福井の山の中ではどちらかといえばマイナーな方だと思う。だから余計にそう感じてしまう。世の中は・・いや、山の中は狭いものだ。少し話をしてお別れする。

山頂まで緩やかな道を進む。小ぶりなブナだが、まるで鉛筆を立てたように綺麗に並んだ光景が美しい。
反射板のある藤倉山の山頂に着く。視界は開け、下には今庄の街並、正面には日野山から続く山並が広がる。奥には越美境の山々、今日は思ったより展望が良い。

じっとしていると、さすがに寒い季節になってきた。今回から昼食は鍋の始まり。暖かさが身に沁みてたまらない。先に着いたカップルも鍋などやっていたが、次々と食べる量が半端じゃない。どうでもいい事だが、二人して囁きながら覗き見をしていた。
(^^ゞ
下山。色付いた美しいブナ林を過ぎれば急降下。「あのな、足音、雰囲気が下品なんやって。まるでクマか獣が追いかけてくるようで、ビビッてまうわ!」f(^-^;  まるで自分がか弱き野ウサギのような気分だろうが、これにはかなり大きな誤解がある・・と思う。\(`o'")

鉄塔に着くと視界は開け、すぐ下には今庄の街並が広がっている。左には歩いて来た鍋倉山などが見え立ち止まる。遠目に見ると、紅葉もまた美しい。
燧ヶ城址を過ぎると、今庄の有名な?カタクリの群生地。ジグザグに付けられた遊歩道に変り、新羅神社から車道に出る。宿の佇まいを残す街並を見ながら車へ戻る。「あの家!高そうやな」とか言いながら。。(^^ゞ

紅葉は美しく、また腰を抜かすような出会いもあって大満足。感謝♪
展望の写真はこちら
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(9時03分) → 弘法寺本堂(9時35分) → 鍋倉山(10時07分) → 藤倉山(11時18分〜12時49分)
 燧ヶ城址(13時28分) → 新羅神社(13時37分) → 登山口(13時54分)

 <所在地>
 福井県南条郡南越前町今庄  MAP  GPS軌跡
 






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