籾糠山(1774.3M) 平成21年10月12日 晴  チーさん
チー殿の約一年ぶりの北陸遠征!希望の山は北陸ではないが、「飛騨の籾糠山の紅葉が見たい!」と、また好きな事を言ってきた。○を取ると、遠慮というものがだんだん遠ざかっていく。(^^ゞ\(`o'")  最初はまた関○の○○チャンの戯言と相手にしていなかったのだが、よく調べてみると、登山口のある天生峠は飛騨の三大紅葉の名所で、時期的にもちょうど良いのが分かってきた。おまけに天気は快晴の予報だ。そんな条件等を照らし合わせているうちに、私の中で、慈○の心と介○精神が湧き上がってきた。(^^ゞ\(`o'")  籾糠山は、花の山として有名なのは以前から知っていた。私もまだ未踏だった事もあり、時間が経つにつれて行く気になってきた。ただ、先日の大型台風の後遺症が心配だった。

深夜に白川郷の道の駅に着くと、駐車場はほぼ満車状態。三連休という事もあり、遠い県外ナンバーが多い。一般の人も宿泊費を浮かせるために?車中泊をしているようだ。それも若い人だけではない。年輩の人もかなり多いのである。これにはちょっと驚いた。気温は低く6度。保温効果の高いこの体でも寒い。
(^^ゞ

明るくなってきたので、ぼちぼちと準備をして出発する。標高1290Mの天生峠へ向いながら周囲の山々を観察するが、どうやらまだ紅葉には少し早いようで落胆する。しかし、上の方は分からないという微かな希望だけはあった。道中の一画からは、白山や野谷荘司山などがよく見えた。
やはり白山系も良かったかな?と。。(^^ゞ

登山口のある天生峠の広い駐車場に着く。すでに数台の車が停まっている。関係者の人が、トイレ掃除に励んでおられる。ご苦労さんだ。空は雲一つない晴天!「私のおかげやろー!」と、チー殿は言うが、
この人の日頃の行いが良いとは到底思えない。(^^ゞ\(`o'")  それにしても寒い。チー殿はいろいろなものを着込み、まるで冬仕様である。まあ、私と違って貧○な身の上に、年○的にも致し方がない事だろう(。_゚)☆O=(--#)q

7時20分、協力金の1人500円を気前良く払って出発する。しかし、この大不況時代に500円というのは少し高くはないかい?せいぜい2〜300円ぐらいが妥当な気がする。世界遺産の近くだと値も違うのか?何よりも、係の人の
「お客さん、いらっしゃい!今日も儲かるぞ!フフフ・・」という雰囲気が気に入らない。まあ、ここまで来て愚痴を言うのも止めとこ。。(^^ゞ

緩やかで広い整備された道を歩く。きょろきょろと紅葉の状態を気にするが、少し染まりかけた程度。「これからまだ500Mぐらい上るから!」と、半分慰めに似た言葉が口からよく出る。
(^_^;) 道中からは、穂高連峰がすっきりと見え思わず立ち止まってしまう。 (右上の写真にマウス!)

やがて天生湿原に着く。西回りと東回りの分岐には、数人の人達が休んでいる。ここは登山者、散策する人、写真目的の人など、それぞれ目的が違う人が入って来る。山行自体は時間があまりかからないので、せかっくなのでできるだけ多くを見て回る事にする。

行きは東回りで湿原の淵を歩く。中の祠のある所まで入ってみると、木々には朝陽が当り、湿原には霜が降りて独特の風景を醸し出していた。しかし、やはり最盛期にはまだ少し時間がかかりそうだ。今週末ぐらいだろうか?心配していた台風の影響も、あまりなかったようだ。ほんのり薄化粧した木々も、それはそれで良いものだ。
厚化粧しかできないなら、それはそれで仕方のない事だ。(^^ゞ\(`o'") (両上の写真にマウス!)

西回りの道と合流して奥へ進み、分岐からブナ探勝路へと進む。トチやブナの大木などが現れ、まるで芦生にも似たような雰囲気が広がってくる。こういうとこは好きなんやなぁ。たまりまへん。想像以上に良い所に・・ニンマリ。何時もイジメられてますから。。(^^ゞ

水芭蕉群生地にも行ってみる。一生懸命に写真を撮っているカメラマン。ほのり染まったブナが美しい。残念ながら、水芭蕉はもう咲いていなかった
(笑)

道は急登となり、ブナ林を見上げながら上って行く。光の当り加減で綺麗に見えたりするが、「やはりまだ僅か早いよなぁ!」なんて・・hitorigoto。(^^ゞ チー殿が写真に夢中で・・全然来ない。いくら撮っても、ほとんどボツの予感がするけど。。(笑) (右上の写真にマウス!)

気分良く歩き、カツラ谷登山道、木平湿原からの道と合流して山頂を目指す。下の分岐からここまで、写真を撮りながら、ゆっくり歩いても60分しか掛からなかった。パンフレットには90分となっていたが、かなり甘いコースタイムやね。

標高が少し高くなったせいか、紅葉の色付きも良くなってきた。上から下りて来る人、下から上って来る人が増え、道は一気に賑やかになってきた。最後の急登から山頂へ!

着いてビックリ!東側180度がスッキリ開け、素晴らしい展望が広がっていた。御嶽山にはガスがかかっているが、乗鞍岳、穂高、立山、白馬が一望である。空はどこまでも高く・・青一色!最高でんな。山頂にいる人達も、皆満面の微笑みを浮かべている。標柱の後にはすぐ猿ヶ馬場山が聳えているため、残念ながら白山は見えない。ちょっと削ってくれるといいのだが・・ 
山スキーヤーに怒られるか。。(^^ゞ

ここでゆっくりしたいとこだが、残念ながら山頂はちと狭い。下の方から声が聞こえ、続々と人が上って来る。少し早めに着いたのが正解だったようだ。名残惜しいが、入れ替わるように山頂を後にした。

上って来る人達を度々避けながら、木平湿原へと向う。分岐まで、けっこう下るものだ。しかし、この道中の紅葉が一番綺麗に感じた。チー殿も、なかなか来まへん。写真の数も、すでに軽く200枚は越えているだろう
(微笑) 「数打ちゃ当る!」・・まるで人生そのものやなぁ。。(^^ゞ\(`o'")  それに、山が見える度に「あれは白山!?」って言うのは止めてほしいんよね。ほとんど無視させてもらったが、あまりにも・・方向音チー過ぎ!迷走得意というもよく分かるわ。(。_゚)☆O=(--#)q

分岐から木平湿原までは、また上り返しである。空荷普段着の若いカップルに抜かれる。最近特に思うが、若い人達がこういう自然の中へ来ているのが増えているような気がする。私の若い頃とは少し違うような?・・ 
いや、単に環境が悪かったのかもしれない。(^_^;) 湿原に近付くとブナやダケカンバの巨木が現れ、今までの雰囲気とガラリと変わる。青空高く伸びゆく木々。ここも紅葉はまだ少し早いが、長い年月を感じる面白いポーズを眺めながら歩くのは楽しい。ただ、さすがに足上げしているヤツはいなかった。(^^ゞ\(`o'")

こちらから回る人は少ないのだろうか?静かでひっそりとした木平湿原は、赤茶色になったコケが印象的だった。 
(両上の写真にマウス!)

天生湿原へ向って下って行くが、ここの雰囲気がまた素晴らしい。小鳥の囀りだけが木霊する落ち着いた空間、うっとりするような癒しの空間である。暫く・・ここにいたい気分だった。。
(^^ゞ (両上の写真にマウス!)

天生湿原に戻り、今度は西回りのコースを取る。朝歩いた時よりも、紅葉が少し進んだ気がする。「尼の着ぐるみ人形みたいで可愛い!」などと、誰も言ってくれないので自分で言っているが、
「後限定!」「近付き厳禁!」という、二つつの大きな但し書きが付く。(^^ゞ\(`o'")  忘れていて欲しかったが、最後にやっぱり・・やるのねん!(笑) 遅くなった昼食を取り、駐車場へ戻った。 (右上の写真にマウス!)

帰りに城山展望台に寄り、世界遺産の白川郷荻町の合掌造りの集落を上から望む。
チー殿は遥か昔を思い出し、とても懐かしそうであった。(^^ゞ\(`o'")

紅葉には少し早かったが天気に恵まれ、とても良い所で大満足だった。また花の咲く時期に来てみたいものである。感謝♪
展望などの写真はこちら!
 <休憩を含む行程時間(かなりだいたい)>
 登山口(7時20分) → 天生湿原(7時40分) → 水芭蕉群生地(8時20分) → 籾糠分岐(9時20分)
 → 山頂(9時50分) → 木平分岐(10時55分) → 木平湿原(11時20分) → 天生湿原(12時05分)
 → 登山口(13時30分)

 <所在地>
 岐阜県飛騨市河合町  MAP  GPS軌跡






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