箕作山(373.5M) 4月25日(火) 一時雨のち晴  チーさん
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十三仏とは聖徳太子が関係しているようである。小難しい漢字で書かれた案内版を読んでいたら、急遽激しい目眩に襲われて断念した。(^^ゞ 登山道と言うのか?参拝道と言うのか?・・歩き出した途端に数々の石仏のお出迎えである。石仏の好きなチーさんの目がギラギラとしてくる。「やっぱり石仏が私を呼んでたんやわ!天狗堂なんかに行かずにここに来い!って」 そう思うのは自由勝手だが、私まで巻き添いにしてくれるとかなり困る(笑)
道脇にある無数の石仏を見ながら、少し登ると東屋があったので昼食にする事にした。早朝からかなり激しく遊ばせてもらったので、だいぶお腹が空いてきた。周りには石仏だらけ。。石仏に見つめられていると何か落ち着かない。何か私の奥深くを見透かされているような気がするんだな。(^_^;)
延々と続く石の階段と石仏!最初は一つ一つの石仏に心の中で拝んでいたが、あまりの多さに飽きてきてしまった。終いにはブツブツと文句も!(苦笑) さすが石仏好きなチーさんも、これには参ったようである。3年分ぐらいの石仏を見たであろう(笑) やっと本宮みたいな場所に着く。これでやっと石仏から開放されそうだ(笑)
本宮からすぐ岩戸山の山頂だったが、思いがけない絶景が広がっていた。最近登った雪野山や鏡山、三上山、琵琶湖に比良もよく見える。上にはすっかり青空が広がっている。どうせならもう3時間ぐらい早ければ!?(苦笑) チーさんがまた足を上げて何かをやり出したようだが・・下方には石仏群があるのだからバチが当らなければいいのだが。。(笑) 
鏡山や三上山など
琵琶湖や比良など
目の前に見えるピークの小脇山へ向って歩くと、今度はミツバツツジのお出迎えだ。また足を上げているようだがもう気にしない(笑) 小脇山の山頂は、木に覆われていて展望はよくない。
小脇山から箕作山へ向う途中で、右側にオオイワカガミが咲いているのを見つける。この花は今年は初めて!はっきり言って、この山では花は全然期待していなかったので嬉しくなる。
「能ある鷹は爪を隠す!」と言われるが、タカノツメをしっかり持っていたのはチーさんだった(意味不明) ちょっぴり夕食のオカズの一品を浮かしたようである(笑)
赤神山(太郎坊山)へ向うが、色鮮やかなミツバツツジがより多くなる。蛍光色のような花をじっと見ていると目がおかしくなりそうだ。T「この色に蝶はイチコロなんだって!」 私「蛾は大丈夫でしょ!?」 T「誰蛾?ワシ蛾か?あんた蛾か?みんな蛾か?・・」 また訳の分からない展開になってきた。もうほっておこう(笑) 岩混じりの道を少し登ると、パッと展望が開けて赤神山山頂だ。ここからの眺めも素晴らしい。特に鈴鹿方面がよく見える。綿向山〜御池〜霊山など・・朝の天気がウソのようである。(^_^;)
霊山や御池など
綿向山ぐらいから南方面
分枝まで戻って太郎坊宮へと下る。緩やかな整備された道で僅かな道程だ。断崖絶壁の中腹に建てられている太郎坊宮内へ上から入るのは失礼かと思ったが、人生の半分を過ぎればもう今さら勝運など・・(--) チーさんなら尚更・・(爆) 本殿は改築中で夫婦岩を潜って南側から下る。参道の途中でシャクナゲが咲いているのを見つけ嬉しくなる。これで今期も一応シャクナゲを見た事には?・・(^^ゞ 表参道の長い階段を下って一件落着!(笑) 勘で適当に民家を抜け、山裾を周って十三仏の駐車場に戻った。
最初の予定の天狗堂へ行けなかったのは残念ではあったが、今年お初の花も見れ、何れは行きたかった山なので満足だった。なかなか面白い山である。午前中は天狗の仕業にちょっとキレかかっていたが、午後からはすっかり忘れてしまっていた。 ・・・赤神山山頂から鈴鹿を見るまでは!(笑) ありがとさんでした。
オオイワカガミ
ノジスミレ
シャガ
シャクナゲ
<休憩を含む行程時間>
十三仏駐車場(11時45分) → 東屋(12時00分〜12時45分) → 岩戸山(13時05分) → 小脇山(13時40分)
→ 箕作山(14時15分) → 赤神山(14時40分) → 太郎坊宮(15時10分) → 十三仏駐車場(16時20分)

<所在地>
滋賀県東近江市小脇町 MAP
チーさんのレポ
チーさんとの4月の定期山行は、以前から鈴鹿の天狗堂と決まっていた。今日は晴の予報だったのだが雲行きが怪しく、永源寺ダムを過ぎた辺りでポツポツと小雨が降ってきた。登山口の君ガ畑の集落に入る頃にはますます本降りに!(^_^;) 「何でこんな天気やねん!今日は晴の予報やで!」と、愚痴れば愚痴るほど無情にも雨脚が強まる。9時半まで様子を見る事にしたが、一向に止む気配もなく・・空しく引き返したところ、ダム湖辺りで雨が止んで青空が広がってきた。時間はまだ大丈夫なので慌ててまた引き返す。登山口に着くとまた雲が広がってきたようだが、急いで準備をして出発する。神社の横手から登山道へ入り、階段を少し上がった所でまた雨が!!!(--;) チーさんはカッパを持ってきていない。「なんじゃこりゃ!?完全に人をおちょくっておるな。もしかして天狗の仕業!?(笑)もう止めた!止めた!」 煽てられればすぐに天狗になれるが、本物の天狗には到底勝てない。車に戻ってまた引き返したのである。案の定、街の方は雨が降っていなかった。時間が時間なので、急遽近くの箕作山(みつくりやま)に登る事にした。以前から気になっていた山ではあったが、まさかこんな早くに実現するとは夢にも思っていなかった(笑) 勝運の神様が祭られている太郎坊宮がある山だ。京都に向って名神を走っていると、すぐ右手の荒々しい岩山の中腹に建てられているのがよく見える。子供の頃、その光景を見て不気味に感じたのを今でも覚えている。大まかに箕作山と言っているが、細かく言うと岩戸山、小脇山、箕作山、赤神山(太郎坊山)の小さなピークがある。一番南側の十三仏のある岩戸山から登る事にした。