呉枯ノ峰(533M) 10月13日(水) 曇のち晴 単独
今日は朝から曇り空。夜勤明けなので最初行くつもりはなかったのですが、帰宅してしばらくすると青空が広がってきました。明日は休みですが能登へ行かなければならないので、また少し無理をして行く事にしました。相方に「やっぱり行きまっせ!」と言うと・・「言わんでも顔に書いてある!」と。。「うん?確かに広くて書きやすい顔だけど・・書いた覚えはないぞよ!?」 すると相方の顔色が変り・・「もう言うな!」・・ハイハイ。。f(^ー^;

今日の目的は実は呉枯ノ峰ではなく、その山中にある菅原道真が再興した菅山寺。私は10年近く前に一度来た事があり、山中にひっそり佇む古寺の領域に足を踏み入れた時、身震いするような感覚がしたのをはっきり憶えています。ドッポさんが去年の秋、
shonさんが今年の夏前に行かれたのを知って・・思い出したかのようにまた行きたくなっていました。菅山寺へはウッディパル余呉の林道から短時間で行けますが、今日は前回同様に表参道の坂口の集落から登りました。
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自宅を9時に出、R365から余呉町坂口の集落に入ると(看板あり)大小の鳥居があります。小さな鳥居を潜った右に会館があるので、暗黙の了解?事後承諾?で車を止めさせてもらいます(笑) 準備をして9時30分に出発。道なりに歩いて行くと左に納経所にもなっている弘善館(資料館)があり、さらに歩いて高速の高架を潜ったとこが登山口。少し広いので、ここに車を止める事もできそうです。 
菅山寺まで1.9Kの道標があり、整備された広い道を登って行きます。道沿いにはタデ類やコウヤボウキ、アキノキリンソウなどが咲き乱れています。やっぱり登山道はこうでなくっちゃいけませんねぇ(笑) 尾根に取り付くまで少し急なとこもありますが、全体的には緩やかで歩きやすく・・石仏なども所々にあって歴史を感じさせられる道です。ただ展望は良くありませんが。。最近騒がせているクマが気になるので、時々笛を吹きながら歩きます。今日は神に見守られているので大丈夫かとは思いましたが・・すでに見捨てられてると困りますので。。(^^ゞ
呉枯ノ峰、菅山寺、ウッディパル余呉への分技。展望が少しいいのはここだけで、西側が開けていて木ノ本周辺の集落が見える程度です。ここから呉枯ノ峰へは1K、菅山寺へは10分程の距離です。
護摩堂 本堂
朱雀池 五所権現
弁天堂 近江天満宮
分技から下ってくると、林中に寺の屋根などが見えてきます。背筋にピリ!っとした感覚が走る・・これは何なんでしょう? 私には場違い!と言うような・・f(^ー^; やがて菅原道真がお手植えになったという大ケヤキが立つ荘厳門。樹齢1000年以上 のこのケヤキには圧倒されます。護摩堂を見てから門を潜ったのですが、ここで大失敗!右へ行かなければいけないのに左に行ってしまいました。その道は大見に下る道で、しばらく下っているうちにおかしいのに気が付きまた引き返しました。・・神の弄ばれたとでもいうのでしょうか?(爆) 仕切り直して右に少し行くと本堂と鐘楼があり、さらに古い石段を下ると朱雀池。池の畔には、道真が幼少の頃に勉学に励んだ所と言われる近江天満宮があります。ちなみにこの山の近くの余呉湖には、菅原道真は天女から生まれたという・・伝説らしい伝説が残っています。こんな山中に、これだけの物が無人であるのですから不思議です。池には錦鯉が泳いでいました(笑) そして池の側に見た事がない花の群生を発見! 調べてみるとオオマルバノテンニンソウという花で・・これはここまで来て参った道真公の私への褒美!?(笑) 池の淵を周回して元の道へ戻りました。
分技まで戻って山頂をピストン。展望のない緩やかなアップダウンのある稜線を歩きます。途中で2人連れの方と出会い、「菅山寺は分技から近いのですか?」と聞かれたので、「いい所なのでぜひ行ってみてください」と薦めておきました。一等三角点のある山頂に11時50分に到着。ここも全く展望ナシ!(--;) ここで初めてザックを下ろし、水と行動食だけ口にして下山しました。



                           ・・・これで少しは知恵が授かったかな?(苦笑)
<休憩を含む行程時間>
坂口登山口(9時30分) → 分技(10時30分) → 菅山寺周回(10時40分〜11時20分)
→ 山頂(11時50分〜12時5分) → 坂口登山口(12時40分)

<所在地>
滋賀県伊香郡余呉町   
MAP
コウヤボウキ
アキノキリンソウ