HOME
雲谷山(787M) 10月28日(土) 晴  つかさん makotoさん みれさん
少し前につかさんから雲谷山を案内せよ!との連絡があり、休みが合ったため急遽出撃となった。つかの間の独身生活を楽しんでいる?makotoさんも来ていただけるという。快晴の朝を迎えぼちぼち準備をしていると、みれさんからドタ参の連絡が入る得意?のパターン! ドタ参は大歓迎なのだが、ヘシコを持っていく時は・・数が気になる(苦笑) 待ち合せ場所には、すでに準備万端のみれさんが来ていてビックリ!(待たされる上にスッピンと覚悟していた(^^ゞ) 皆さんと待ち合せ場所の美浜町役場の駐車場には、30分も早いがすでにmakotoさんが待っておられた。話題に花を咲かせていたが、9時になってもつかさんが来ない。連絡してみると、役場の裏の駐車場で待っておられたというプチハプニングを知らされた(笑) コースは新庄(岸名)から上って屏風ヶ滝へ下りてくるコース。雲谷山は三方石観音から上るのが一般的に知られているコースで、このコースは地元のガイドぐらいにしか載っていないだろう。何たって登山口が道標もなく分かりにくい。ちなみに「新庄」は、引退した日本ハムの新庄選手とは何ら関係はない。  
新庄にある大きな関電の変電所の手前、土地造成の立派な記念碑の前に車が数台停められる。記念碑を挟んで左右に道があるが、右の道を行き次を左、突き当たりを右、次を左、突き当たりをまた左、道なりに行った突き当りが右の写真のようになっている。ついついラジオ体操の掛声のようになってしまったが、よく私も覚えていたものである。(^^ゞ 獣除けの電線を外して入って行く。つかさんが電線を素手で触ってみるが全然感じないという。・・獣にしか感じないのか?(^_^;) それとも・・つかさんが不感性か?(笑) ま、どっちでもいいが、外した電線は必ず元に戻しておこう。
距離は短いが急登の連続である。寝不足の体には堪える。おまけに天気が良過ぎて気温がかなり上ってきている。風もほとんどない。何でこんな時期に大汗をかかなければ!?(--;) 紅葉にはまだ早いが、木によっては色付き始めているのもある。高度を上げるにしたがって若狭湾が見えてくる。
腰に不安のあるつかさんは、今回はダブルストックを操っている。みれさんは、この辺ではクマが出た情報がまだないと聞いて安心したのか?・・先を行く。makotoさんは、常に足と口が同時に動くから感心させられる(スンマセン) 反射板からの展望は素晴らしい。敦賀半島や野坂岳、赤坂山方面が見渡せる。温度が上っているので遠望は霞んで効かない。私は腰を下ろして小休憩、オレンジの甘味酸味が体に溶け込んでいくようである。
赤坂山や大御影山方面
屏風ヶ滝の分枝、2番目の反射板への分技を過ぎると最後の急登が始る。私もようやく体調が戻ってきてくれた。道はしっかりしているが、落葉の状態からあまり人が歩いていないのが分かる。
稜線に上ると、後は山頂まで緩やかなを僅か辿るだけである。山頂は北〜東が切り開かれている。若狭湾の景色が美しい。澄んでいれば白山も見えるはずだが? 裏から見る野坂岳は、ちょっと格好が悪い。ちなみにこの美浜町は、あの五木ひろしの出身地でもある。
小宴会の始まり。makotoさんからはおでんが振舞われ、つかさんからは焼き鳥やウインナーなど。。ボウケンジャーのウインナーと、私のアンパンマンのカマボコで互いの精神年齢の低さが・・・f(^-^;  また、つかさんのラーメン、makotoさんのおにぎりが、私が持ってきた銘柄と同じだったというのも奇遇である。いいのか悪いのかは分からないが・・ま、どうでもいい事やね。(^^ゞ みれさんからお菓子。三方石観音の方から単独の年配の方が登ってこられた。週末のこんないい天気なのに、僅か5人という静かな山頂である。
五木ひろし出身の美浜町の街並 若狭湾 敦賀半島 右奥に敦賀湾が見える
西側から見る野坂岳
下山は分枝から屏風ヶ滝方面へと入る。広葉樹が広がる雰囲気のいい沢をトラバース気味に越えていくが、道が落葉で埋まって立ち止まる事しばSIVA。ここもほとんど人が歩いていないようで、テープと記憶を頼りに進む。最後は滝まで激下りが待っている。落葉で滑りやすい。「三方崩山並みの激下りやわ!」と、みれさんがポツリ。。サービスで転んでくれると予想していたが、残念ながら期待には応えてくれなかった(苦笑)
沢の音が次第に大きくなり、滝の上部が見えてくる。屏風ヶ滝の下の手前は広く公園のようになっている。トリカブト、アキギリ、アキチョウジなどの花が僅か咲いている。紅葉にはまだまだ早い。この付近には立派なモミジの木が多いので、紅葉するとかなり見応えがある。岩壁に挟まれた石の階段を登って滝を見に行く。最近滝の横の壁が崩壊しつつあり、だんだんと埋まってきてるようである。最近雨が降っていないので、水量もかなり少ない気がした。汗まみれの顔や手を、冷たく透き通った水で清めさせてもらう。
屏風ヶ滝
ここからは沢沿いに900Mの少々の遊歩道が付けられている。とは言っても滑りやすい箇所も多いので、普通の靴ではやめた方が無難。以前は手摺り付きの鉄板の上を多く歩いたが、少しルートが替わっているようだった。途中で大きな鹿が、カメラを出す間もなく沢から山へと駆け上がって行った。鹿ならいいけど。。(苦笑)
要塞のような変電所のちょうど裏になる遊歩道の入口には、立派な案内版と広いスペースがある。変電所の淵を半周するような感じで記念碑へと戻る。この変電所の電気は、関西へ送られる事をmakotoさんには強調させていただいた。(^^ゞ

低山ながら変化のあるコースはとても面白い。天気にも恵まれ、それを何倍も楽しくさせてくれた皆さんには感謝である。

追伸 帰りに畑の中で物色している猿の軍団に遭遇!顔とお尻の美しい紅に見惚れた。f(^-^;
トリカブト
アキギリ
アキチョウジ
<休憩を含む所用時間>
記念碑前(9時27分) → 登山口(9時45分) → 反射板(10時50分) → 屏風ヶ滝分枝(11時17分)
→ 山頂(11時30分〜13時11分) → 屏風ヶ滝分枝(13時20分) → 屏風ヶ滝(14時00分〜14時20分))
→ 遊歩道入口(14時46分) → 記念碑前(15時09分)

<所在地>
福井県三方郡美浜町  
MAP