甲森谷 平成22年7月27日 曇時々晴  みれさん
梅雨明けした途端に連日の猛暑!気象庁は、この夏は天候不順と予想していたはずなのに・・大ハズレ!そろそろいい加減にウンザリしてしまう。この春に庄部谷山へ行った時に、夏にこの下の甲森谷を歩こうという話をみれ殿としていた。こんなにクソ暑いと、山登りよりも優しい沢でも歩いて涼しい気分に浸りたい。

甲森谷は美浜町を流れる耳川の支流の横谷川のそのまた支流にあたる谷で、沢歩きをしてる人達からは、「カツラの大木のワンダーランド」とも言われているらしい。美浜町新庄の集落から横谷川の左岸沿いの林道へ入る。みれ殿が前日に道の状態を偵察に行ってくれていたので非常に助かった。鉄塔の巡視路の入り口付近が広くなっていたので、無理をせずにそこに車を停めた。

少し歩くとすぐに林道は終点になり、その先は川沿いに関電の巡視路を進む。車を降りた時は暑かったが、川沿いはさすがに冷んやりして気持ちがいい。

巡視路といえど、非常に変化に富んだ道である。渡渉があったり立派な橋があるかと思えば、鎖や鉄杭で岩をへつらされたりする。沢を歩いた方が楽な箇所もあるので、適当に道と沢を交互に歩いて進む。水は冷たいが、こんな暑い時はちょうど良く気持ちがいい。

清流を眺めながら歩いていると、心まで清められるような気がする。ま、元々清らかではあるが。。(^^ゞ

炭焼き跡などを見ながら上の道を歩いているうち、雰囲気が少しおかしい事に気付く。GPSで確認すると、どうやら少し行き過ぎてしまったようだった。400Mぐらい戻ってみると、やはり甲森谷への分岐があった。ちょうど草木で上から見えなかったのだ。右上の写真が分岐地点。

膝上まで水に浸かりながら、細い綺麗な沢を進んで行く。下界がウソのように・・ほんとにいい気持ち♪(^^ゞ

前歩くみれ殿から急に「ギャァー!」との叫び声!あたしゃ何が怖いかというと、この声が一番怖いかもしれない。。(^^ゞ\(`o'")  見てみると、岩の上に大きなヒキガエルが何匹も休憩中!(苦笑) 知らずにその上に手を置いたらしい。向こう様にしてみれば、「勝手にワシらの縄張りに入って来て何すんねん!」という感じだろう(笑) 歩いているとそこらじゅうにいるので、仕舞いには慣れて何も思わなくなってしまった。。

夏の谷の花といえば・・イワタバコ!数は多くなかったが、ひっそり慎ましく咲いてくれていました。

沢は開けて明るくなり、目の前にカツラの大木が現れてくる。いよいよワンダーランドの入り口だ。

言葉で表現するのは難しい。次々と現れるカツラの大木に・・圧倒の一言。

こんなにカツラの大木が何本もあるなんて・・珍しいのではないだろうか?

芦生にも似た雰囲気で、まるで異次元のような・・癒しの空間が広がっていた。うっとり。。
f(^-^;

カツラだけではなく、斜面にはブナなどの大木もある。みれ殿も驚きの様子。

ワンダーランドを過ぎると、大産岩室と3条5mの滝が現れる。右から水飛沫を受けながらクリアする。

すぐ次に現れるのがトタテ谷・二段8mの滝。これは軽装では無理なので、ここで引き返す事にした。

ワンダーランドに戻って昼食。今日はバーベキューをしてみたかった。安物の肉でも、こんな所で食べれば松阪牛に思える。・・・これはちと大袈裟か?(^^ゞ


素晴らしい癒しの甲森谷に大感動。いつまでもこのワンダーランドが残っていてほしいものである。また訪れよう。感謝♪
少し大きな写真
 <行程時間>
 林道終点からワンダーランド入り口まで、ゆっくり約2時間30分ぐらい。さらに奥の滝までは1時間ぐらいかかる。
 帰路も同じぐらいかかる。

 <所在地>
 福井県三方郡美浜町新庄
  MAP  GPS軌跡






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