己高山(922.6M) 平成25年11月20日(水) 晴れ時々曇  水曜会
久しぶりの水曜会に私が出した個人企画。元々は10月初めの予定だった企画だが、やっぱり雨で流れて今日になってしまった。そのおかげ?で、紅葉とナメコにちょうどいい時期に!「捨てる神あれば拾う神あり」である。

木之本の湖北にある己高山は、昔は山岳宗教が非常に盛んで山中、麓に寺がいくつもあった。最澄が復興した関係で、北の比叡山とも呼ばれていたようだ。特に標高800M付近にある鶏足寺跡は、当時の面影を僅かながらも感じる事ができる。寺との距離が、だんだん縮まってきていると思われる会の方々にも悪くはないだろう。
(^^ゞ

総勢12名。死にそうになった岩籠山や八淵の滝を御一緒した方もいるが、これだけの人数は残雪期の野坂岳以来である。集合場所は己高庵の前付近にある林道沿いの駐車場にしたが、初めての方には少々分かり辛かったようだ。これは反省である。(^^ゞ

私の顔を見るなり・・「今日は天気が良さそうやん!」なんていう方もいるが、それだけでこの企画はOK!みたいな・・低レベルで判断してくれるのは、考えようによっては楽でありがたい。このままガス男でいるのも悪くないかも?
(^^ゞ

林道を話をしながら暫く歩くと、立派な案内図が立てられている。コースは尾根コース〜山頂〜南尾根〜石道寺の周回コース。上りに谷コースというのもあるが、これは林道で標高のほとんどを稼ぐので面白味はない。尾根からの周回コースがベストと思われる。



この林道も昨今の大雨の影響か、去年より荒れているように思う。目立つ標示板から尾根コースへと入る。



道は古道のように深く掘れ、しっかりしているが我慢の急登が続き、思ったより暖かくすぐに汗が流れる。

標高を上げるにつれ周囲の草木もだんだん色付き、鉄塔地からは琵琶湖なども望まれるようになってくる。



六地蔵で小休憩。皆さんからお菓子などが振舞われる。

七体あるのになぜ六地蔵なのかは不明だが、この付近だけモミジが多く紅葉が綺麗である。



さらに進むと、周囲は紅葉が真っ盛りになり気分は上々。私は何よりも陽射しが嬉しい。(^^ゞ



やがて馬留、その少し先に牛留と呼ばれる岩がある。牛の方が、馬より少し力があったという事だろう。しかし馬力という言葉はあるが、牛力という言葉はない。どうでもいいけど。。(^^ゞ

ここには展望台と書かれた場所があり、琵琶湖方面の眺めがいい。



徐々にブナの木が多くなり、紅葉もより一層綺麗になってくる。私は黙ってナメコ探しに忙しい。(^^ゞ



やがて道は平行道になると、鶏足寺跡に着く。建物は昭和の初め頃に焼失したらしいが、最盛期には100人以上のお坊さんが住んでいたらしい。道理で御経が聞こえてくる気がするのか。。(ウソ!)

ここにはコブ杉と書かれた異様な杉の木がある。暫く見ていると、写っている人も異様に見えてくるから不思議だ。
(別にケンカ売ってません!(^^ゞ)



鶏足寺跡を過ぎると、すぐに最後の急登が待っている。みれ殿には鍛錬の為に、鍋用の水を泣く泣く持って貰っている。愛のムチ、ワシは無視。。(^^ゞ

捻挫が完全に治っていない老師様も、登りは絶好調のようだ。



けっこう気に入ってる集合写真。皆さん、それなりにいい表情です。



やっぱり凄いわこのランチ!毎週企画をやっていたら、すぐに糖尿病になるかも?(^_^; 御馳走様でした。

平日なのに、続々と登って来る他の登山者達。下の寺の紅葉見物を兼ねてだろうが、意外に人気のある山なのかもしれない。



山頂からは横山岳方面が見えるのだが、他の登山者に占領されていて見れなかったのが残念。南尾根を下るが、やがて素晴らしい紅葉のトンネルが御出迎え。「綺麗!綺麗!」と、皆さんから絶賛の声が上る。しかし女性の前で「綺麗」という言葉を安易に使うと、誤解をしてしまう人もいるので注意が必要か。。



救世主現る!ついにyakoちゃんが、心配していたナメコを見つけてくれた。やっぱり目も若い方がいいのか。。数は少ないが、これで面目が立ったと安心する。
(^^ゞ しかし、採り方がガサツである。無理かもしれないが、もう少し品格を持ってほしかった。ガハハ



いくら見ても飽きない紅葉ロードが続く。斜面も綺麗である。やがて石道寺と高尾寺跡との分岐。高尾寺跡には逆杉という大木がある話をすると、ジオンさんが「行きたい!」と言う。老師様の足の事が気にはなるが・・それだけである。(^^ゞ



テープを拾いながら、急斜面を薄い踏み跡を辿って行く。以前よりは歩き易くなっている。そろそろ老師様を気遣わなければ!と声を掛けると、「今さら遅いわ!」と。。(^^ゞ



高尾寺跡に下りると、見事な杉の大木が現れる。逆杉と呼ばれているが、樹齢は1000年以上!まだまだ生き生きとしていて、老木とはとても思えない。皆さんもビックリしているが、私も憎まれてもこんなふうになりたい。。(^^ゞ

高尾寺跡からはこんな歩き易い道だったかと驚いたが、以前はこの隣の倒木だらけの掘れた道しかなかったはず。時は流れてるのよね。



何の標識もない林道に出て、約1K程歩くと紅葉に染まった石道寺が見えてくる。駐車場は車の出入りが激しい。何でも今日が紅葉の一番の見頃とか?



美しいイロハモミジ?と、***。(^^ゞ しかし、どうしてこんなペンキで塗ったような色になるのか不思議。



続いて鶏足寺。ザックを担いだ軍団が不気味だが、ここは木の数も多く、たくさんの見物客が訪れていた。


おかげさんで今回の企画は見所満載!私にしては最高の出来だったと思う。最初は「己高山?」なんて思った人も多数いると思うが、きっと途中で考えが変わったに違いないと思います。御世話になりました。ただ、こんなに上手くいく事はもうないはずです。
f(^-^;


風花さん  ジオンさん  乱丸さん  みれさん  yakoさん  mayuさん  Kオジサン  Dolphyさん  福ちゃん  長さん

 
休憩を含む行程時間
 駐車場(8時25分) → 登山口(8時50分) → 六地蔵(9時40分) → 牛留(10時10分) → 鶏足寺跡(10時40分)
 → 山頂(11時10分〜12時15分) → 高尾寺跡(13時35分) → 下山口(14時05分) → 石道寺(14時25分)
 → 鶏足寺(14時40分) → 駐車場(15時05分)

 所在地
 滋賀県長浜市木之本町
  MAP  GPS軌跡





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