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冠 山(1257M) 6月12日(月) 曇のち晴  単独
今日は朝早く出る事ができないため、手軽に登れる冠山へ行く事にした。約2年間災害で林道が通行止めだったので久しぶりである。先週行かれた方の話では花も良いとか?
子供を駅に送ってから池田町へと向う。天気は高曇のようでまあまあだ。しかし、登山口のある冠山峠までは遠い。池田町の中心部から約20Kあり、そのうちの半分の10K近くは上の写真のような道である。道脇に花が咲いていても余所見もできない。何時災害が起きても不思議ではない。ほんとによくもまあこんな道を付けたものだと感心してしまう。
10時前に冠山峠に着く。奥美濃のジャンダルムと言われる冠山が姿を現している。約2年半ぶりなので懐かしく感じる景色だ。他の車は1台しか停まっていない。準備をしていると、福井県側からワンボックスカーが上ってきて5〜6人の年配のオジサン達が降りてきた。どうも山菜採りの人達のようである。親しげに話かけてこられたが、調子に乗って話していると長引きそうな気配なので隙をみて出発する。(^^ゞ 開通して僅かだが笹がキレイに刈られていて整備されている。
キジムシロやチゴユリなどの花を見ながらいくつかの小さなピークを越えていく。最近雨が降っていないせいか・・ぬかるんでいないので助かる。時々姿を現す冠山を見ながら歩くのは気持ちが良い。
いくつ目かの鞍部の右側にまだ残雪が少し残っていた。ふと右前方の斜面を見ると白と赤紫の花が咲いている。サンカヨウとカタクリだ。またカタクリか!という感じがしないわけではないが(笑)こんなに長く楽しめる年も珍しいと思う。
冠山が大きく目の前に立ちはだかる。冠平への登りの途中からタテヤマリンドウがお目見えする。約1時間程で冠平に到着。誰もいなくシーンと静まりかえっている。周りを見渡しても山ばかり。。こういう所でしばらくボォッとするのもいいものだ。(^^ゞ キジムシロの黄色い花が目立つ。慰霊碑に手を合わせ、間近の山頂へと向う。
ロープが付けられた岩場を少し登るが大した事はない。岩の間にはタテヤマリンドウが咲き乱れている。岩の上に張り付くように咲いているイワカガミもキレイだ。
下を振り返りながら10分少々でひっそりとした山頂に着く。360度の展望だが残念ながら霞んで遠望が効かない。微かに部子山などが・・ 能郷白山も・・より微かだ。(^^ゞ 先週はまだ蕾だったというアカモノも咲き始めている。ここで昼食とするが、虫が多くて落ち着いていられない。この静けさの中にどっぷりと心底まで浸りたいのに。。(^_^;) 今日は珍しくビールを持ってきた。普段、晩酌をしない私は自分で酒など買う事はまずないのだが、戴いた酒があれば遠慮なく・・戴く。(^^ゞ
微かに能郷白山が見えるのだが・・ 真剣に見ると疲れます(笑)
部子山や銀杏峰方面・・これも苦しいか?(^^ゞ
近くの金草岳もこんなに霞んでいるので仕方ないか。。
虫との格闘に疲れ果てて下山する(苦笑) 冠平から少し下った所で、2人の年配の方が熱心にタテヤマリンドウを撮っている。「上にもっといいのが多くありますよ!」なんて言ってしまったら、いっぺんに撮る気力を消失したようだった。f(^-^;

久しぶりの冠山だったが、花も多く見れて満足した山行となった。
チゴユリ
ミヤマカタバミ
サンカヨウ
カタクリ
キジムシロ
タテヤマリンドウ
イワカガミ
シャクナゲ
アカモノ
<撮影・休憩を含む所用時間>
冠山峠登山口(10時20分) → 冠平(11時25分) → 山頂(11時55分〜12時50分) → 冠山峠登山口(13時50分)

<所在地>
福井県今立郡池田町  MAP