金糞岳(1317M) 平成24年6月10日(日) 曇  みれさん
滋賀県では第2位の標高を誇る金糞岳だが、鳥越林道ができて手軽に登れるようになった。しかし、高山キャンプ場からの登山道を一度歩いてみたかった。みれ殿を誘うと、やはり予想通りに飛び付いてきた(笑) 

花房コースと中津尾根コース。深谷コースは完全に廃道で立ち入り禁止である。中津尾根コースは鳥越林道が横切り、最後は林道歩きが避けられない。どうも面白そうには感じられず、連状口にMTBをデポして楽をする事にした。
(^^ゞ ちなみに鳥越林道は9月まで通行止となっているが、通る気があれば通れる。f(^_^;

連状口にみれ殿のMTBをデポし、高山キャンプ場へ戻る。キャンプ場の駐車場に車を置かしてもらおうと話をするが、5時に閉めるとか、事務所の者が来るまで後30分待ってほしいとか・・鬱陶しい。少し歩かなければならないが、すぐ下の浄水場の施設の駐車場に車を置く。単独の登山者と、2人組の登山者が中津尾根の方へ林道を歩いて行った。好みの問題かもしれないが、私は花房コースから歩いた方がいいと思うのだが???

キャンプ場の入口には立派な案内図があり、建屋の裏から登山道へと入る。



登り始めは少し急で倒木などがあるが、道は深く掘られてしっかりしている。すぐに今年お初となるササユリがお出迎え。この先もっと咲いていると期待したが、結局この一輪だけであった。



最初に植林が僅かにあっただけで、後はずっと気持ちのいい自然林が続く。道は緩やかで歩き易い。



白倉岳までの間のこの尾根には、滝谷頭、奥山、ゴロウ頭と呼ばれる三つの小さなピークがある。まずは滝谷頭に着くが、看板がないと分からないほどであった。

それにしても綺麗な緑が延々と続く。まるで森の妖精になったようだと、一応書いておこう。気分だけだけど。。
(笑) 秋には素晴らしい紅葉が楽しめそうだ。



奥山(1056.5M)に着く。ここからの眺めは良く、対面には鳥越林道が走っている中津尾根が見える。帰りはあそこを下りるわけだが、けっこう距離がありそうだ。(^ ^; ま、少々のガスぐらいは仕方がない。(^^ゞ



今日の天気はだんだん回復してくるはず。少し陽射しが出てきて期待するが、またすぐにガスに覆われてしまう。花は意外に少なく、タニウツギとヤマボウシが少し咲いている程度。

道には伐採された枝がほったらかしにしてあるので歩き難い。力の有り余っている誰かさんは、歩きながら整備に精を出す
(笑)



ゴロウ頭に着くが、何も見るものがないただの小さなピーク。

標高1000M付近から、こうしたブナ林も現れる。



八草出合い。ルートを覗いてみるが、藪っぽくてあまり歩かれていないようだ。しかし山スキーによく使われるようで、みれ殿は真剣にチェックを入れていた。

道脇にはアカモノが多く見られるようになる。



いよいよ白倉岳への登り。そろそろ天気は回復してきても良さそうなのだが、一向にその気配がない。みれ殿は何も言わないが、きっと「やっぱりお前とやからなぁ〜」なんて思っているに違いない。(^ ^;

白倉岳山頂に着く。ガスで全く展望はなし!濡れた草木で服は濡れ、靴の中もグジョグジョだ。昼食は金糞岳でする事にし、先へと進む。
(金糞岳へ向う途中で晴れるかも?なんて甘い期待もあった・苦笑)



岩の間の急坂を下りた鞍部が白倉峠で、緩やかに登り返すと金糞岳山頂。期待はいつものように空しくも裏切られ、真っ白い世界が広がっていた。(^ ^; 

それにしても花房尾根は長かった。歩き易いが休憩を含めて4時間半もかかり、もう少しで本当に妖精になるところだった。
(^ ^;

みれ殿が三角点を探すが、確かここはないはずだったと思い出す。私は変わっていると自分でも思うが、三角点にはあまり拘りがない。なければないで構わなく、真剣に探す事まではやらない。つまり、どうでもいい加減な人間なのだ。
f(^_^;

昼食は濡れた体が冷えてくるので、みれ殿から頂いた暖かいけどごく普通のチキンラーメンがありがたかった。



誰も来ない山頂を後に下山。この道は4度目になるので、いくらおバカに私でも多少は覚えている。ここにも一部だが、綺麗なブナ林がある。

まずは大朝ノ頭のピーク。



続いて小朝ノ頭だが、名前に反してこちらの方がキツイ。



最後に連状ノ頭を過ぎると、連状口の鳥越林道に出る。が、それにしてもこの山は頭が多過ぎだと思う(笑)



デポしてあったMTBで、みれ殿に車を取りに行ってもらう。帰って来てくれない予感もするので、私は林道をとぼとぼと歩き出す。ふと金糞岳を見ても、やっぱりガスの中だった。

みれ殿が戻って来てくれたので安心したが、「あーあ、またやってもたぁ〜」と。見るとタイツの膝が破れて血が流れ、服の袖口が破れている。ザックにもキズがあり・・まるで
傷だらけのローラ状態だったのだ!(古!(^^ゞ) この林道は長くて急カーブが多く、路面にはたくさんの小石が散らばっている。なので行く前に、私はくれぐれも注意するように!と、あれほど繰り返し何度も言ったんだけど・・(^ ^; ま、私は全然痛くないので、これぐらいで済んで良かったと思わなければ仕方がないよなぁ。(^^ゞ


気になっていた花房尾根が歩けて満足だった。長いが想像していたより歩き易く、雰囲気が物凄く良い。紅葉の時期にもう一度訪れてみたいと真剣に思った。ただ、傷だらけにしてしまったのは申し訳なかった。f(^_^;  感謝♪

 花房コース登山口(8時15分) → 滝谷頭(9時55分) → 奥山(10時45分) → ゴロウ頭(11時25分) →
 八草出合い(11時50分) → 白倉岳(12時10分) → 金糞岳(12時50分〜13時30分)) → 大朝ノ頭(14時00分) →
 小朝ノ頭(14時10分) → 連状口(14時30分)
  休憩時間を含む

 滋賀県長浜市高山町   MAP    GPS軌跡





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