金糞岳(1317M) 9月14日(水) 曇のち雨  みれさん
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また明日の休日に仕事が入ってしまった。仕方がないので、夜勤明けだが近場の適当な山へ行く事にするが、かと言って、敦賀近辺の山は最近立て続けに登っている。少し新鮮さが欲しいため金糞岳に行く事にした。鳥越峠の手前の林道出合から登れば楽チン登山ができる。(^^ゞ みれさんも、先日の山行で筋肉痛という事なのでちょうど良い(肉がどこにあるのか疑問だが・笑)

仕事から帰って急いで準備をし、みれさんを乗せて滋賀へ向う。敦賀の上空には青空が広がっていたが、滋賀に入るとどんよりとした曇空。どうも山選びを間違えたようだが・・仕方がない。(^_^;) みれさんのお顔を伺うと「どうせSIVAとだから・・最初から何も期待しとらんわい!」とでも言いたそうである。f(^ー^;
木之本からR365を走り、浅井町から県道264に入って草野川沿いに奥へ奥へと走る。高山キャンプ場を過ぎた辺りから道が少し悪くなってくる。大小の石が転がっており、崩れて道の半分を塞いでいる箇所もあった。「こうやって走ってる時に崩れてきたらどうするん?」「糞糞糞ー!って叫ぶしかないやろな。何たって糞の前に大げさに金まで付いとる山やから」「アホか!」堕ちた登山口の看板のある最初の出合を無視して上の出合へと走らせる。擦れ違う車など1台もなく淋しい山旅だ(笑) 空地に車を停め、降りると琵琶湖方面の景色が薄っすらと見える。今日はこれが唯一見れた景色になるかも?と思い、押さえに写真を撮っておく(笑) 金糞岳方面はガスで全く見えない。でも涼しい風が吹いており、暑さからは今日は開放されそうだ。
緩やかな道を歩く。道はしっかりしているが、下草が伸びていて足元を濡らす。オクモミジハグマやクルマバハグマなどのモミジハグマ属の花が多い。写真を撮るが、光量不足でうまく撮れない。(--;) ヤマボウシや、タムシバかコブシの赤い実が目立つ。話ながら登っているうちに「小朝の頭」に到着。
ホツツジ
オクモミジハグマ
タムシバ?コブシ?
小朝の頭から「少しもったいないな」というぐらい下って、また緩やかな上りになる。どっちにしても標高差400Mぐらいだから大した問題ではない。時折イタズラするかのようにガスが流れてくる。(^_^;) このガスの先に景色などないように思えてくる。まあ、雨さえ降らなければいい。もう、このぐらいの事は日常茶判事で慣れている。いくら学習能力のない私でも。。まるで私の人生をスライドで見ているかのようである。いかん!寝不足のせか、だんだんおバカになってきた。(^^ゞ みれさんは「クマが怖い!」と言いながら・・大きなササの葉を掻き分けてどんどん進んでいく。これもこの人の人生を物語っているようである。なんて・・見るものがないとロクな事を考えない(笑) みれさんが最近覚えたツルリン(ツルリンドウ)を見つける。嬉しそうではあるが、たんに今まで気が付かなかっただけである(笑) 
ツルリンドウ
ツルニンジン
「山頂まで20分」の標識から少し急坂になる。涼しい風のせいか苦にならない。少し汗が滲んできた頃に山頂に到着。見事なほどに景色は全く見えない。(^_^;) 明るくなってきて・・もしや?と期待させるが・・それで終りである。こんな中で白倉岳まで行く意味もないし・・気力もない。ここでゆっくりと昼食をとる事にする。じっとしていると寒くなってくるぐらい涼しい。この感覚は久しぶりのような気がする(笑) みれさんが暑いと思って持って来た2Lの水も・・空しいだけである(笑) 風が強いせいか、虫が寄ってこないのはラッキーだった。。
簡単な昼食を終え引き返す。途中でガスが上って周りの山々が姿を現してくれた。・・さっぱり分からないが。。f(^-^;
神のお情けか?・・少しの間だけ景色を楽しむ事ができた。
本当はこれを載せるのはどんなものか?と大変迷ったのだが、ローカルなサイトでもあるし(^^ゞ話のネタも少ないしf(^-^; けっしてイタズラ目的ではないのでお許し願いたいと思う。皆さんはくれぐれも真似をしないでほしい(大爆) 道脇に、上ってみると展望が良さそうな足場が組んである。案内版には「林冠観測用足場 及び 樹液流測定装置」と書いてあり、ブナ林の研究目的の装置のようである。「観測施設、装置には手を触れないでください」と書いてあるが、展望を見たいために上らせていただいた。本当にすいません。

「SIVAには無理やろ!」と言いながら、狭い隙間を潜って上っていくみれさん。「怖い!」とか言いながら、足が全然止まらないのは感心である(笑) しかし、思ったほど展望はよくなかった。目の前に今からまた登る「小朝の頭」が見えた。
登山口近くまで下りて来ると、ポツポツと雨が降ってきた。グッドタイミングである。車に乗り込み、走り出すとだんだんと本格的に降り出してきた。展望は残念だったが、みれさんの筋肉痛のリハビリ?にはちょうど良かったようである(笑) 時間がまだ早いので、戻らずに鳥越峠から岐阜県側へ抜け、2つの登山口を偵察して帰路についた。
<休憩を含む行程時間>
登山口(10時10分) → 小朝の頭(10時40分) → 山頂(11時40分) → 登山口(14時15分)

<所在地>
滋賀県東浅井群浅井町  MAP