岩籠山(765M) 平成25年7月11日(木) 曇のち晴 ドルフィーさん yakoさん みれさん
梅雨に入っても雨量は少ないが、暑さはだんだん厳しくなってきた。これからの低山は厳しいが、沢を歩く岩籠山ならマシだろうと、水曜会のメンバーのyakoさん、ドルフィーさんをお誘いした。鈴鹿や美濃にもこのような山はあるだろうが、ヒルに占領されて歩くどころではないだろう。それに岩籠山は敦賀三山の一つなので、私みたいな者と関わってしまった方は、何れ歩いてもらわなければならない運命でもある。

どうせなら周回してもらおうと、駄口に私の車をデポ。みれ殿の車で合流し、市橋の登山口に向う。


「久しぶりだね!」と、元気そうなyakoさんとドルフィーさん。遠方からご苦労さんだ。最近のyakoさんは引き篭もりの生活らしいが、ドルフィーさんは相変わらずいろいろな山へ行かれているようだ。

yakoさんは今日のためにテルテル坊主を!なんて・・そこまで私の事を思ってくれているとは嬉しくて涙が出そうになる。
エーン! 「こちらは涼しい!」と愛知や岐阜の方に言われても、どう答えていいかかなり難しい。空はまだガスっているが気温はすでに高く、林道を歩くだけで汗が流れてくる。



登山道に入り、渡渉を繰り返しながら沢沿いを上って行く。やはり暑い。涼しいはずだと期待していたが、時折風が僅かに吹く時だけである。

岩は滑り易く、みれ殿がyakoさんに愛の手を差し伸べる。ま、私には絶対してくれないだろうし、反対に突き落とされるのがオチだろう。
なんて、ふと頭を過る。



暑さのあまり、みれ殿が水浴びを始めたと思ったが、どうやら滑って転んだらしい。しかしカメラを向けると、すぐにポーズをとるところはさすがである。真似はしたくないが。。

もんもんとした熱気の中を進んで行く。これは後から知った事だが、今日は選りに選ってマーケット名ではない、スーパー猛暑という日になったようだ。そんな特別な日に、yakoさんもドルフィーさんも・・・
クス



何度でも書くが、ここでこんな暑さは初めてである。時間はたっぷりあるし、こんな特別な日は休憩を繁栄に取ってゆっくり登る事にする。

ドルフィーさんは「花がないね!」と言われるが、この時期はヤマアジサイぐらいしか咲いていなくて残念だ。なんて真面目に答えなくても、「二輪の美しい花がある!」ぐらいは言うのが礼儀だと思う。
ナハ



沢で頭から二度ぐらい水を被ったドルフィーさん。「水も滴るいい男!」と、誰も言ってくれないのが辛いところか。。

蛍を見つけて写真を撮っているオネェサマ方のすぐ横にも、ボォ〜と蛍の灯火のように・・
ガハ



いよいよ稜線に上る急登が始まる。さすがにキツく半分バテそうになるが、みれ殿は大丈夫だと言う。そりゃあ貴方は水浴びをたっぷりしたからねぇ〜 フフ



ようやく夕暮山との分岐に着く。ここは木陰で涼しい微風が吹き、快適で生き返った気分になる。たっぷりと休憩。

左折して岩籠山に向う。アップダウンが鬱陶しいが、この付近はブナが綺麗。



ブナ林を抜けると、強烈な日差しが降り注ぐ。左折して最後の急坂を登り、ようやく山頂に到着。お疲れ様〜 予想外に苦労させられたが、yakoさんとドルフィーさんは、これで敦賀三山の内の二つを制覇。ま、後に三山は散々だったと言われなければいいが。。周囲の山々は霞んでいる。



写真を撮り、目の前に見えるインデアン平原へ向う。



平原の道は笹が刈られたようで、国道並みになっている。何度も書いているが、以前は笹が胸ぐらいの高さがあり、掻き分けるように歩いた事が嘘のようだ。



定番の大岩に着く頃には、すっかり青空が広がっていた。暑い!今日こそは青空は遠慮してほしいのに・・なかなか思うようにいかないものだ。

みれ殿は、早速大岩の上でモデル気分。
ただ、思い詰めた自殺志望者に見えなくもない。クク



私達は普通の人間なので、低い方の岩に上って展望を楽しむ。バックは岩籠の山頂だが、右上の写真は親子に見えなくもないな。クク



敦賀市街もよく見えているが、憎たらしいほど晴れてきた。ここで昼食を!と思ったが、あまりにも暑いので下ったブナ林の中でする事にした。



駄口コースの分岐から急坂を下ってブナ林に入ると、さすがに少し涼しい。ここでようやくちと遅い昼食タイム。みれ殿は「毛虫がいる!」と騒ぎ出すが・・ ま、○い女性ならともかく・・ねぇ。クク

皆さんから御馳走を頂いた。みれ殿は今さら言うまでもないが、ドルフィーさんの定番のハムも美味しいし、yakoさんも料理が上手。



昼食も終り、駄口へとのんびりと下る。このコースのブナ林も格別で、ドルフィーさんも感激の様子。



ブナ林の中は快適で気持ちよかったのだが、抜けて急坂を下っているとすぐにまた暑くなって汗が流れる。



ゆっくりと下り、ようやく駄口のドライブインの駐車場に出る。焼け焦げるような暑さだ。本当にお疲れ様。私の車で市橋へ戻るが、途中のコンビニでアイスと冷たい飲み物を購入。これは格別の味だった。ちなみに帰りに気温を見ると、何と38度!そりゃぁ、たまりませんわな。

今日はせっかく遠方から敦賀三山に来て頂いたのに、とんでもない暑さで大変な山になってしまった。それなりに楽しませていただいたが、思い出に深く残ってくれるのは間違いないだろう。ついでに若狭人の熱さも思い出してもらえたら本望である。
ナンテネ!お世話になりました。

 
休憩を含む行程時間
 市橋登山口駐車場(8時50分) → 夕暮山分岐(11時20分) → 山頂(12時15分) → インデアン平原(12時40分)
 → 昼食(13時10分〜14時00分) → 駄口下山口(15時40分)

 所在地
 福井県敦賀市
  MAP  GPS軌跡





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