池田山(924M) 4月14日(月) 曇のち晴  kayoさん
今回大垣の姫様、永遠の女子高生と自称されるkayoさんと御一緒させていただくのは、昨年5月の青葉山オフ会以来約1年ぶり2度目になる。普段ネットでお世話になっており、以前よりお願いしていたkayoさんのマイマウンテンの池田山を案内していただく事になった。揖斐郡池田町にある池田山は、岐阜百山の1つでもあり、伊吹山の北尾根から見た大きな山容に少し興味があった。どうでもいい事なのだが、私のマイマウンテンの野坂岳より標高が10Mだけ高いというのも正直憎かった(笑) 当日kayoさんは休みではなく、朝夕の仕事の合間に案内してくれるというハードスケジュール、感謝である。
前々日までもしや観光かと半ば諦めていた天気も、晴れ女とも自称するkayoさんのおかげで180度変った(信じられん(^_^;) 美濃国分寺跡の駐車場に9時半に待ち合わせ。敦賀から下道でも1時間少々とかなり近いのだが、なぜかこの辺は今まで来た事がない未知の地域。早く着いたので国分寺を見ていると、「やっぱり見てると思ったわ!」と、kayo姫さんが到着。1年ぶりなのに会った瞬間から滑らかな会話。以前からの知人というような感じで、2度目だなんていう感じは不思議と全然しなかった。

kayoさんの的確な案内で、付近の説明など聞きながら登山口のある霞間ヶ渓へ向う。すっかり散ってしまっているが、ここは桜で有名らしい。工事?をしている人達以外、登山者らしき人や車はないようだ。案内板を確認し、準備をして美しい新緑の中へ!
清々しい空気の中、緩やかなよく整備された広い道を話をしながら登っていく。知らない初めての山や道は、見るもの全てが新鮮で気分も次第に高まってくる。花はスミレ類が少し咲いている程度で、あまり期待はできないだろう。kayoさんはそれほど花に興味がないようなので、それならあっさりない方がありがたい(笑) 少し汗が出てきたところにタイミングよくあるベンチ。
「ちょっと愚痴を聞いてもらうから!」と、初めから脅されていたのだが、失礼ながらその職場の話というのが凄く面白い。話に夢中になったせいで、道中がどんな様子だったのかがよく思い出せない。(^^ゞ 九十九折の少し急な坂を登り、ブナの木が少し目に入るようになってきたと思ったら東屋のある車道に出た。目の前には「花の名所 ナツツバキの森」と書かれた石碑がある。ここの桜はちょうど見頃でキレイだ。
ここから車道を歩いても行けるようだが、今回なるべく山道をお願いしていた。この辺からさらに記憶が曖昧になるのだが、焼石神社の道標から山道に入って暫く行くとまた車道に出て、今度は「池田の森」と書かれた案内板があった。中に入ると「さざれ池」や「さざれ石」などがあり、さらに奥にはベンチのある素晴らしい景色が望める場所があった。このすぐ横にはハングライダーの飛び立つ基地がある。

今日は霞んで近くしか分からないが、眼下には揖斐川の流れ、大垣市や岐阜市、また名古屋へと続く街並みが広がっている。この近辺の街をこうしてみるのは初めてだ。いつもkayoさんはここまで来て、景色を見ながらまったりとするのが好きだという。納得できる雰囲気だ。
また山道に入り、目前の山頂を見ながらタムシバが咲く緩やかな稜線を歩く。標高のわりには距離が長く(往復11K弱)時間が掛かるのはこの部分か。広がる青空、降り注ぐ太陽の光と涼しい風が心地良い。

また車道に出ると東屋がある。ここで昼食の準備、kayoさんが白御飯を炊いてくれると言う。山頂から戻った頃には、美味しい御飯ができているはず?と。ザックから大きなものを出してきたので尋ねると、これが鍋帽子というものらしい。炊いた鍋をこの中に入れておくとか?けっしてこうして被る帽子ではないようだ(笑) ましてや防空頭巾でもない(爆) 実験も兼ねているようで、鍋を鍋帽子の中に入れて椅子の下に隠して山頂へ向う。
車道を少し歩くと駐車場や売店などがあり(閉まっているが)立派な山頂への道標から最後の山道に入る。10分少々の登りで、東屋や立派な展望台がある池田山山頂に着く。
周りは木立に囲まれているが、その背丈を越すように高い木製の立派な展望台。総工費は1200万と書かれている。展望台にこれだけのお金をかけるとは・・うーん、リッチだ。上からの展望は、正直もう1〜2Mの高さがあったらと思うがなかなかである。伊吹山方面も見えるのだが、今日はガスでほとんど見えない。春霞でソフトフィルターをかけたような景色。澄んだ時には御嶽などもよく見えるのだろう。
歩いて来た稜線。けっこうこれが長い。景色は霞んでいて写真にならない。でも、目にはしっかり焼き付けておいた。そろそろ御飯が気になるので戻る事にする。(^^ゞ
鍋を置いておいた東屋は風が強くて寒いので、もう少し下のテーブル付きのベンチまで鍋を抱えて下りる。擦れ違う車が不思議そうな顔をするが、知らない土地なので気にしない。(^^ゞ

鍋を開けてみると、ふっくらと炊き上がっていて美味しそう。茶碗まで用意してくれていて、まるで家の食卓で食べるみたいだ。ヘシコには絶対白御飯!ヘシコ好きのkayoさんの拘りである。ここまでされたらヘシコも本望だろう(笑) 詳しくは書けないが、このお米はどこぞの最高級米でそれは美味しかった。さすがに福井のコシヒカリも勝てない。鍋帽子の活用も大成功であるが、かなり嵩張るのがこれからの大きな課題か!?(苦笑)

満腹になったお腹を抱え、往路をゆっくりと話をしながら戻る。咲き始めたミツバツツジに気が付いた。
連荘の山行、また仕事で忙しい中、天気も含めてkayoさんには本当にお世話になった。今回普段無口で通っている?私が、これだけ話をしながら歩いたのは今までにない。初めての地、見るもの聞くものが新鮮に感じ、ほとんど喋りっ放しっなしでとても楽しかった。感謝♪
 <休憩を含む行程時間>
 登山口(9時46分) → ナツツバキの森(11時05分) → 池田の森(11時48分) → 山頂(12時48分)
 → 昼食(13時30分〜14時10分) → 登山口(15時40分)
 
 <所在地>
 岐阜県揖斐郡池田町  MAP  GPS軌跡






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