ホノケ山(737M) 平成26年10月16日(木) 晴  みれさん
みれ殿から「ホノケ山の瓜生野からのコースはまだ歩いた事がない!」と前から聞いていたので、熊除けも兼ねてお供する事になった。みれ殿と歩くのは約半年ぶりだが、山ではそれなりの年月を積み重ねているせいか、全くそんな感じがしない。まあ、おそらく小じわが一本増えたぐらいか。。(^^ゞ

瓜生野の集落の入口に立派な案内板と趣のある標識があるので、左折して地道の林道を少し行くと小さな橋がある。橋を渡ったすぐ右に小さな空地があるので、ここに車を停めて準備をして出発。

キリっとした清々しい空気が何とも言えない。こんな心地良い感覚も久しぶりだ。ツリフネソウなどが咲く林道を200Mぐらい歩くと、「塩の道登山口」と書かれた大きな看板がある。近くの沿岸から塩を運ぶのにも使われた道で、はっきりした記録が残ってないところから「まぼろしの北陸道」とも呼ばれているようだ。なので、けっして塩でできている道ではない。
あっ、やっぱりまた無視ね。。f(^-^;



少し急坂がを上れば、立派な切り通しが現れる。人や牛、馬などが長い年月によって削り掘った道だが、深い所では6Mにも達するという。若狭の県境にも古道はたくさんあるが、これほどのものはない。

少しぬかるんでいるが、前回歩いた時よりかなり歩き易い感じがする。倒木や草がもっとあった気がするが・・ やっぱり気のせいかもしれない。
(^^ゞ



道が緩やかになってくると、日野見台に着く。ここは一部開けていて、越前富士とも呼ばれる日野山がよく見える。



緩やかな道が続き、紅葉にはまだ早いが雰囲気が良く気持ちがいい。どこまでも歩いて行きたい気分だ(笑)

やがて左から(写真は振り返って撮ったもの)今は主になっている奥野々からの道が合流してくる。



話をしながら快適な道を進む。と言うか、最初からずっと話をしている気もするが(笑)道脇にはアキノキリンソウが僅かだが咲いている。



道が少し急になってくると、「緑のダム」と書かれたブナ林に入る。紅葉にはまだ早いが、緑でも十分に満足できる雰囲気だ(笑



上り切った所に笹々布光林坊墓跡というのがある。誰かさんはお知り合いのようで、手を合わせていた(笑)

少し下れば菅谷峠に出る。はっきり言ってここまで車で来れるようになってから、気分的にはあまり面白くない
(笑) 林道を横切って対面に見える階段を上る。写真では写っていないが、山頂は前のピークの左になる。



階段を上り切ると一旦道は緩やかになり、ブナ一色になってくる。

最後の上り。ここが一番急な所だが、距離が短いので大した事はない。ブナは薄っすらと秋色に染まり掛けていて綺麗だ。



道が緩やかになると山頂に到着。山座同定板やベンチなどがあり、それなりの広さがある。ちなみにホノケという名は火の気、昔ここにノロシ台があった事からこの名が付いたらしい。しかし菅谷峠まで車で上れば30分も掛からずに山頂に立てるのだから、何となく気分は複雑である。しつこいけど。。f(^-^;

展望は東側が開けていて目の前に日野山などや、奥に銀杏峰などが見える。しかし、残念ながら白山は見えない。西は少ししか開けていなく日本海の大海原が見えが、じっとしていると海からの風が吹き込んできて寒い。昼食にはまだ早いので、ここは早々に退散して足谷山でする事にする。



菅谷峠に戻り、舗装された林道を歩いて左に見える足谷山に向う。

足谷山には反射板があるので、巡視路の階段を上って行く。



取り付きから5~6分も登れば山頂に着く。陽が当り、ぽかぽかと暖かい。

みれ殿が三角点を探しに裏の藪に入って行きたそうだったので仕方なしに付いて行くが、見つける事はできなかった。無いのかもしれないが、ここで藪とは予想外だった。。
(苦笑)



景色を眺めながら、のんびりと昼食。みれ殿は高級うどんと言うが、麺がいつものより50円高いだけである。なので、けっして大きな声では言えないのだ。(^^ゞ

だんだん青空が広がってくる。写真では難しいが、日野山の奥に白山が見えてきた。



林道に戻り、対面の巡視路で笹々布光林坊墓跡に直接戻る。途中に僅かに藪があるが、みれ殿が何となく生き生き見えるのは気のせいだろうか?(笑)



往路を戻るが、ふかふかの落葉が気持ち良く足に優しかった。

岩も藪もないので意外だが、みれ殿が好きな山の一つだと言う久しぶりのホノケ山。終始気分良く歩く事ができ、とても癒されたいい山になった。


山行時間 7時45分~13時35分  MAP GPS軌跡





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