日野山(794.5M) 12月19日(日) 曇 大葭原さん夫妻 斉藤さん夫妻 つかさん
今日は日野山での忘年登山♪ 週間天気予報では生憎の予報だったが、前日になってまた変って晴!の予報になった。しかし、ほんとに不思議なものだ。今年大葭原さんとは今日で12回目の山行となるが、1度も雨に降られた事がない。雨男と呼ばれる私の立場はどうなるのか!?(笑) でも、考えようによってはこれより上はない!って事になるので、あとは?・・下がるしかないなのだろうか?(爆) そして久しぶりの斉藤さん夫妻、地元で日野山が庭のような雨仲間?のガイド役のつかさん。今日は山頂で、みんなで材料を持ち寄って鍋パーティをする予定なので大変楽しみだ。何が出てくるか?・・でも、けっして登山が二の次というわけではないのです(微笑)

9時に中平吹コースの登山口の日野神社で待ち合せ。今日は珍しく準備が早かったので7時半に家を出る。昨夜降り続いた雨も上って青空が広がってきて気分が高まるが・・今庄に入った途端に怪しい雲が!? 一気に気分が下降し、「雨にさえ当らなければよい!」というように消極的になってしまう。日野山も上部はガスがかかっているようだ。ゆっくり走って日野神社に8時半に到着。この時期でもさすが人気の山で、すでに5〜6台の車が止まっている。今日のメンバーに入っていない藤原さんがおられたので、いろいろと話しているうちにつかさんや大葭原さん、斉藤さんが次々と来られる。つかさんと斉藤さんとはお初になる。挨拶を交わして準備に取りかかる。おーちゃんが大鍋を担ぐと言うので・・「御苦労様〜♪」と言うしか私には・・(笑)
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9時10分、日野神社に道中の無事を祈願して出発!余談だけど、この神社の前の青い苔の生えた階段はよく滑る。ここで滑って転んでたら話にならない(笑) つかさんを先頭にゆっくり歩く。今日は話好きな斉藤さんの奥さんがいるので、私は聞き側に徹しようと。。
新しい堰堤を過ぎていよいよ階段混じりの登山道になってくる。昨夜の雨で落葉が濡れて滑りやすい。



焼餅岩に到着。斉藤さん夫妻は遠方の山へもよく行かれているので、話題に事欠く事がなく面白い。

つかさんにアケボノソウを見つけた場所を教えてもらう。確かに生えていたが、来年もあるかどうか?すぐ見つかる場所だけに心配。
10時5分に室堂到着。正にガスの中突入!といった感じで周りがよく見えない。

観音様?も祀ってあり、小さな鐘があるので興味津々に打ってみる。

石川から来られたと思う女性2人が、ここと山頂の奥の院の前でも熱心に御経?を唱えながら参拝されていた。
ウンザリするような階段の急登が終わると、この道の核深部と言える「小比丘尼ころばし」と「大比丘尼ころばし」の連続。落葉が積もった滑りやすい岩床の急登で息が上る。2週間程山から離れていたせいか?・・昨夜2時間だけの睡眠不足のせいか?・・こんなに辛いと感じたのは久しぶりのような気がした。おーだんなさんは、昨夜の忘年会で飲み過ぎて辛いらしい。。(笑)
山頂に近付くにつれて明るくなってくる。最後の力を振り絞って山頂へ! 11時5分、立派な小屋と一段高く奥の院がある。つかさんは、この立派過ぎる建物が気に入らないと言う。芝生を植える事もなかろうと。。コンクリートの階段も。。確かにその通りだと思う。鬼ヶ岳でもそうだが、人間の手を入れ過ぎているように思う。せっかくいい山なのに、自然さが感じられないのが惜しい。

山頂へ上ったみなさんから歓喜の声が! 素っ晴らしい雲海である。雪を纏った白山、黒々と頭を出している部子山、銀峰峰、荒島、右端には冠山や金草岳、見惚れてしまうような展望だ。何度も登っているつかさんも、これ程の展望は見た事がないと言う。みんな・・しばらくこの展望に酔ってしまった。
白山
部子山
冠山
武生市街
風が全然無く暖かいので、山頂で鍋奉行(おーちゃん)の指揮で宴会の始まり♪ おーちゃんが、4百数十円で購入したという・・冗談みたいな鍋に各食材を入れる(笑) 野菜関係は女性の方にお任せしていたので、私からは今朝釣ったばかりの毒付き河豚と、まだあったしつこいヘシコ!(笑) つかさんからは、大野の某有名店のホルモンと勝山の有名な一本義の酒! とにかく何もかも美味しくて、話が咲いて楽しい一時を過した。

宴会を始める前に私の足がつってしまった。こういう事は初めてだったが、おーちゃんからクエン酸をもらって回復した。 クエン酸は・・クエンほどマズかった。。(^_^;)
宴会終了後には、雲が切れてまた違った風景を堪能した。

ほんとにラッキーな日だった。
下山は西谷コース途中から中平吹へ戻る事にし、いつも見ているあの美しい尾根を下る。私と大葭原さんは初めての道で、前から気になってつかさんによく聞いていた道だ。山頂からいきなり岩床の急坂が続く。これまた落葉が積もってメチャクチャ滑る。私が滑る手本を披露し、おーちゃんが滑り・・つかさんも滑る(笑) 誰かが・・「面白い道だけど、上りには使いたくないね!」と。。
菅谷分技を過ぎて急坂をようやく下りると、ブナなどがある美しい緩やかな尾根道になる。荒谷分技を過ぎて西谷の方へ向うと、椿の群生地があり冬の花を多く見せてくれる。下からもはっきり確認できる2本の鉄塔を少し過ぎたとこから、尾根を左に外れて斜面をジグザグに下っていく。私の足もすっかり回復して絶好調。
つかさんの背中には哀愁が漂ってますねぇ。。(笑) この道はあまり歩かれていないのか、道標はなく白い布が垂れ下がっているだけである。3時5分、枯沢を下ってようやく林道に出、10分程歩いて日野神社に戻る。

今日の忘年登山は最高でした。素晴らしい展望に美味しい料理に楽しい山談と・・・もう何も言う事はありませんでした。深く感謝しています。もう僅かで今年も終りですが、また来年も同じように歩ける事を願っています。
<休憩を含む行程時間>
日野神社(9時10分) → 焼餅岩(9時45分) → 室堂(10時5分) → 山頂(11時5分〜1時25分)
→ 荒谷分技(2時10分) → 2本の鉄塔(2時40分) → 林道(3時5分) → 日野神社(3時15分)

<所在地>
福井県武生市  MAP
この画像を入れるのを忘れておりました。女性方からの愛情?がたっぷり入った鍋に河豚少々、つかさんからの某有名店のホルモン。 ・・・満足満足♪