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銀杏峰(1440.7M) 3月26日(日) 曇 大葭原さん夫妻 単独行さん レオさん
週末の土日は快晴の予報が出た。大阪の単独行さんレオさんは、大葭原さんの家に泊まって奥越の山旅を堪能するという。私が行けるのは残念ながら日曜日だけだ。土曜日が荒島岳で、日曜が銀杏峰か岐阜の山だとおーちゃんが言い出したので、「銀杏峰にしないと二度とヘシコは来んかも!?」と私が脅す。(^^ゞ こう言えば話は簡単に決まってしまう(笑)

8時に登山口で待ち合わせ。快晴のブルースカイを期待していたのに、大野に入ると高曇のグレースカイである。(^_^;) R158から宝慶寺へ向うと、右前方に真っ白に雪の超厚化粧をした銀杏峰が見え、道の両脇は自然と雪の壁になってくる。流石に雪深い所だ。登山口のあるいこいの森キャンプ場に着くと、すでに皆さんは到着して準備を始めていた。大葭原さんと単独行とはちょっと前の野坂岳以来(笑) レオさんとは去年の御池以来だから約1年ぶりの再会である。毎日トレーニングをされているとかで、より一層引き締ったボディに変身されていた。昨日の素晴らしい荒島岳の話をたっぷりと聞かされる。今日のこの天気はやっぱり・・私が来たせいなのか。。(^_^;)
アイゼンを付けて建屋の裏から取り付く。登るというより・・攀じ登ると言った方が正解か?銀杏峰は急登の連続である。最初から薄手の服で挑んでいたがすぐに汗が吹き出る。
羽衣の松や仁王の松が勇ましい姿を見せてくれる。長年の厳しい風雪に耐え抜いてきた姿だ。
雪質は軟らかい箇所もあるがそれほど悪くはない。おーだんなさんと単独行さんのペースが少し速い。おーちゃんから「アンタ!速過ぎるで!」と罵声?が飛ぶ。どうもおーちゃんの調子が悪いようである。連チャンのキツイ山行だし・・昨夜は盛り上がって酒を飲み過ぎたのだろう(笑) 私の後を歩くと楽だと言う。・・・歩幅が合うからだって!(--;) 確かに普通の人が3歩のところ・・私だと4歩でちょうど良い。・・・自慢してるわけではないが。。(^^ゞ レオさんは余裕でウロウロしている(笑) 単独行さんも飲み過ぎた割には調子が良さそうだ。急登急登が続く。山の店の「山・遊行」さん発行の手書きのガイドには、「ムカッ腹が立つような急登!」とも書かれている(笑) 
ようやく1150Mの前山に着く。風が強い。ここからの展望も晴れていれば(笑)素晴らしい。今日は残念ながら越前甲が微かに見える程度だ。白山なんてとんでもない話のようである。近い荒島岳の勇姿だけに目が奪われてしまう(笑) 部子山、またそれに続く稜線が白く美しい。前方にはまだまだ続く急登が・・余裕で何時までも待っていてくれている。(^_^;) おーちゃんが、「一旦下るのは許せん!」と嘆く(笑)
すぐ手前に飯降山 奥に霞む越前甲
大野市街と経ヶ岳
荒島岳
右に部子山、左に荒島岳。景色に癒されながら登るが・・ほとんど無言状態である(笑) 傾斜が緩やかになり、山頂へと続く広い尾根に出て初めて微笑みが出た気がする(笑) バテてるおーちゃんが、「私は今期2回目やし、ここで待ってるからアンタらだけで山頂へ行っておいで!」と言う。そんな事は許される問題ではない。山では何時でも一心同体のはずだ。(かなり大げさ) おーちゃんのザックの中の食材もかなり気になる。(^^ゞ
部子山
今回だけは無いだろうと思っていたが、やっぱり・・あったのね!(汗) 単独行さんも気の毒に思う(笑) レオさんはとっくに山頂に着いて他の登山者と話をしている。
11時10分に山頂に到着。皆さん、それなりにいい顔である(笑) 風はそれほど強くない。南側は姥ヶ岳や能郷白山が見渡せる。360度の展望には間違いはないが、今日は奥行きが質素である。(^_^;)
荒島岳
手前に姥ヶ岳 奥に能郷白山
部子山
祠のすぐ下で食事、大雪原を貸し切る。目の前の部子山や荒島を見ながらの食事は格別である。鍋にホルモンにオニギリと、ほとんどおーちゃんが用意してくれた物である。(道具はレオさんと単独行さんみたい)そうそう、酒も絶対忘れてはいなかった(笑) 私も珍しく焼酎のお湯割りを3杯も戴いた。「SIVA!ヘシコ持ってきたか!」・・・はい、忘れるはずがございません。(^_^; たらふく美味しい食事を戴いた。  
名残惜しいが下山する。景色を前方に見ながらの下山は爽快である。
ビューポイントで後姿シリーズの撮影である(笑) 私は別格として(^^ゞ皆さん、それなりに哀愁が漂っていると思いません?(笑) おーだんなさんだけ参加せず!?撮り忘れたのかな?スンマセン。
下りるにしたがって雪が腐ってくる。注意をしていないとすぐゴボる。私の跡を歩いても一緒である(今までこれを何回言われた事か。。涙) ワカンがあった方がやっぱり楽だったと思う。わりと早くアッサリと下りてしまった。
展望はイマイチだったが、また楽しい山行をさせていただいた事に感謝したい。単独行さんやレオさんにとっても、この二日間は思い出に残る山旅になったと・・そう思う。お誘いした大葭原さん夫妻も大満足だったに違いないだろう。
<休憩を含む行程時間>
登山口(8時15分) → 羽衣の松(8時50分) → 仁王の松(9時10分) → 前山(10時05分)
→ 山頂(11時05分〜12時20分) → 前山(12時55分) → 登山口(13時45分)

<所在地>
福井県大野市  MAP